2023年12月25日月曜日

Mixer 3

Voicemeeter BananaのA1,A2,A3,B1,B2,VoiceMeeter VAIO,VoiceMeeter AUXってなんじゃろ?という話です。

https://vip-jikkyo.net/voicemeeter-banana-for-obs-discord

①HARDWARE OUT
耳で聞く音の出口であるA1,A2,A3のデバイスを指定します。例えば、パソコン本体オーディオデバイスのRealtekだったり、USB接続オーディオのBOSS ME-90だったりする。私の場合、ギターサウンドのラグが大きいと使い物にならんので、BOSS ME-90(A1)とします。

②HARDWARE INPUT
これは音として入れるのは何か?ということですので、BOSS ME-90のギター生出力・エフェクターのかかった出力(A1)だったり、パソコン本体オーディオデバイスのRealtekオーディオのマイク端子(A2)だったりするワケです。あとは、USBカメラに付いているマイクという選択肢もあった。

③VIRTUAL INPUT
VoiceMeeter VAIOはWindowsのシステム音・アプリ音、VoiceMeeter AUXが通話音声らしい。なるほど。

④B1,B2
Bananaが持つ2系統の録音デバイス。B1はVoiceMeeter VAIO OUT、B2はVoiceMeeter AUX OUTとなり、会議ソフト上でどっちを「マイク」として指定するかで、配信に乗る音を選べます。B1を配信に乗せる音として

会議ソフト上の入力デバイスでは、ギターエフェクターのかかった出力(A1)+自分のマイク音声(A2)+VoiceMeeter VAIOというところにB1をアクティブにしておく。少なくともGoogle Meetでは、これで出ます。

ここから、ちょっと混乱してきます。(気づいている人は、オチが見えてるはずですw)

2台のパソコンで会議通話して各種設定の効果を検証したら、ギターを弾くとバッキングサウンドが消えたり、相変わらずです。なんだろう。ソフトの限界なのかな?MeetがダメならTeamsを、それでもダメでZoomを試したら少しマシ、Chromeだとブラウザ自体に音量自動調整があるので拡張機能「Disable Automatic Gain Control」でオフにしてみたり、それでもダメでFirefoxを使ってみるとか試したが、思い通りにいかない。

煮詰まったので、Yamaha AG06mk2を中古で買ってしまった。

ほぼ新品だし、調子が悪かったら店頭で返品可能なので通販より手軽かな。何より、そこに現物があって、PC用お手軽ミキサーが2万で買えちゃうんだと気付かせてくれたのが大きかったかも。なお、理論的には、物理ミキサーがあろうが無かろうが私のやりたい事は実現できるはずだが、PCだけで行うのが思ったより難航したので買う踏ん切りがついたという感じです。一応、機器接続が手軽になるなど+αもありそうだ。

2023年12月19日火曜日

EarPods

マルチエフェクターで音作りをしていてフラットな音質のイヤホンが欲しかった。しかし、インナーイヤー型イヤホンは絶滅危惧種なので、手軽な価格のモニター用としてaudio technica ATH-M20xというヘッドホンを買った。買ってから半年以上経ちますが概ね満足してるので、結果的に悪い買い物じゃなかったと思ってます。まじめに音に向き合う時には、今後も活躍するでしょう。

さて、ヘッドホンを買う前は何を使っていたかというと、昔のAUガラケーに付いてきたインナーイヤー型イヤホンを使ってました。現在も使ってます。100均スポンジイヤーパッドを付けて聞くと低音から高音まで比較的フラットな音質、外音も聞こえ、耳も蒸れません。こいつが壊れたら我が家に代替品がありません。困ったものです。

有線インナーイヤー型イヤホンは絶滅してないようだが、完全に主流から落ちたようだ。今でも買えそうなものがaudio technicaとかにあるにはある。だが、Apple EarPods 3.5mmイヤホンジャックが2780円で新品で買えることを知り驚いた。
EarPodsは、100均スポンジイヤーパッドを装着すると私の耳にフィットし、音も変な癖がなかったはず。3極に変換して使うはアリかもしれない。というか、EarPodsの前のイヤホン型も結構気に入って使っていた。
そうだ、我が家に3.5mmジャックが折れかけたEarPodsがある。これを何とか活用したいから、修理してみようかな。そうだ、EarPodsならリサイクルショップやGEOで二束三文で売ってそうだなぁ。探して買ってこようかな。

というワケで、私は今猛烈にEarPodsが欲しくなったw

2023年12月13日水曜日

Mixer 2

配信用ミキサーソフトVoicemeeter Bananaを使えば、会議ソフトでのギター演奏配信に物理ミキサーは不要ではないかという感じ。

Voicemeeter Bananaの紹介
https://vocareateproject.hatenablog.jp/entry/dtmstreamvoicemeeter
基本的な使い方
https://labo.pls-ys.com/stemiki/base_setting.html

友人と近況報告ついでにGoogle Meetで接続テストしてみた。何とか当方ギターとバッキングをミックスした音を配信できたのだが、ギター演奏音量を-46db~-50dbにしないと妙に音が小さくなった。ろくに学習せず画面見た感覚で使ってみたから、今回設定には自信が無い。
何はともあれテスト出来たのだが、結局は2つのアカウントで2台のPCでログインし、配信側PCでギター音を配信し、受信側PCで音を聞きつつ、ミキサー調整するのが自分で確認する唯一の方法なのかもしれないと気付いた。今後テストで確認していこう。

テスト後に分かったことだが、会議音声をスピーカーで流すと音がループするようなので、会議音声を聞くのはイヤホンが良いらしい。会社で使っている会議用スピーカー・マイクが高性能なので、そんなことも考えずに使っていたようだ。


今更だが...我が家のお遊び会議環境

PC─PC内臓Realtek(PC内臓、ヘッドセット端子_マイク・イヤホン)
  └PC内臓WEBカメラ・マイク(今回は使わなかった)
  └ポータブルスタンドマイク(中古新品500円、4pin)
  └BOSS ME-90(ギターエフェクター、USBオーディオ)
  └WEBカメラ(ロジクールC270n?、10年くらい前のもの)
  └LEDリングライト付スマホスタンド(デスクライト代わり)

LEDリングライト付スマホスタンドには、ギターを持った全景が映せるようWEBカメラをタイラップで括りつけ、モニター横スピーカーの上に置いてました。明るさも十分だったのでLEDリングライトは点灯不要でしたね。LEDリングライトは半田付け用デスクライトとして最も活躍してくれてますw

そういえば、たまーに配信が途切れたりして音声が聞き取れないことがあった。そもそも上り回線が10Mbpsと細いので、画質等を欲張ると我が家のエコシステムが崩壊しかねない。お遊び会議なので標準画質360pで十分、フリーズせず安定していることが重要と割り切ってます。

今回は、配信イメージでギターを立って弾く画角としていたが、ギター雑談でギターをちょろちょろ弾くならヘッドレスやストラトを抱えワイヤレス接続にした方が良いかもしれない。そもそも会話時は、ノートPCカメラを使って背景ボカシでも良いかもしれないなぁ。

そういえば全景を映しているWebカメラに「ギターブリッジを拡大して映そう」としたら大変だった。テスト会議後に検索してたどり着いたが、とりあえずはDroidCam(無料版)でスマホをWebカメラ代わりに使えば十分じゃないかなと思った。無料版制限は解像度640x480固定とか広角が使えないとかだが、手元をちょっと映したい程度ならWiFiでも使えて便利です。
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00160/051400186/?P=3


快適な逆卍物欲会議を共有するには、やってみて分かることがあったなぁというのが今回の経験だった。ギター音を配信するとか、手元の趣味アイテムを拡大して見せるとか、お仕事会議とはまた違うものがあって、奥が深かったなぁ。

2023年12月10日日曜日

Mixer

マルチエフェクターをパソコンに接続できる良い時代になったおかげで、ヘッドフォンで気軽にギターを楽しめるようになった。だが、友達とビデオ通話しながらギターを弾きたいと思うことがある。さて、どうやってギターの音を配信にのせたら良いのだろう?

ミキサーを買うしかないのかなと思ったのだが、考えてみればミキサーソフトで何とかなりそうなきがしますよねぇ。調べたら、Voicemeeter Bananaというソフトに行き当たった。早速試してみようと思う。

紹介されているサイトは以下
https://vocareateproject.hatenablog.jp/entry/dtmstreamvoicemeeter

ようはミキサー。オーディオインターフェースが複数ある状態でどれをミックスするか選択できるようです。だからマルチエフェクターをUSB接続で繋いでるギターの音、PCマイク端子に繋いだマイクの音、ブラウザの通話の音もミックスできるようですね。

実はAG06mk2を買いそうになったんですよね。踏みとどまったけど。
https://jp.yamaha.com/products/proaudio/live_streaming_gaming/ag/ag06mk2/index.html

スマホで録画したり配信したいなら必須と思うし、可能性を広げる意味で買っても良いんだけどね。でも、パソコンを使っている段階で、こういうのは不要じゃないかなと思うわけですよ。遊びですから、結局ストレスさえ感じなければ、ソフトで出来るならソフトで良いでしょう。こういうフリーソフトがあるのもWindowsの良いところですしね。

2023年11月29日水曜日

Epiphone Les Paul その6

Epiphone Les Paulが概成してから少し時間がたった。レスポールとしての要素である、トグルスイッチプレートとピックガードが無い状態で我が家に来たが、ピックガードはSCUDの安いやつを装着した。しかし、トグルスイッチプレートが見当たらない...捨てる人は居ても欲しい人が居ないアイテムなのかもしれないw

先日、なじみの楽器屋店員さんから、良かったら見に来てくださいという話で、以下のギタラバ2023を見に行ってきた。
https://store.shimamura.co.jp/ec/contents/ols/g_lover/

ビンテージなストラト1952が700万円超とか、セミビンテージなフライングV(コリーナ)1982が160万円超とか、現物を見せていただきましたよ。なじみの店員さんと話してて「仮に買ったとしても弾けないよ」と言ったら、折角なのでコリーナ繋がりでエピフォンフライングV新品(17万円くらい、コリーナ)を弾いてみます?と言われた。お誘いいただいたので、同時に展示していたエピフォンのコリーナでもエクスプローラーの方を弾かせてもらった。どんなに気に入ってもVは既にあるから買わないし。

Epiphone Korina Explorer
https://guitarmagazine.jp/news/2023-0314-epiphone-1958-korina-flying-v-explorer/

座って弾かせてもらいましたが、ボディの重量バランスの良さはストラト並に良好でした。それに軽かった。ストラト、スーパーストラト、キラー、レスポール、フライングV、ヘッドレスを経験している私にとって、エクスプローラーはボディが重くて尻下がりなのを予想していただけに、コリーナには驚きました。ネックは少々太かった。ブリッジはエピフォンの見慣れたものだったような気がします。ピックアップはGibsonのBurstBackerらしい。エピフォンにしちゃ高いギター?ですが、弾いてみた感覚は私のGibson Flying Vと何ら遜色無いと感じましたよ。

エピフォンに最近触れていて思ったのだが、とかく偽物のように言われるエピフォンですが、全然悪くない。ギブソンは確かにギブソンなのだと思うが、普通はエピフォンで良いんじゃないか、むしろ現在底値?のエピフォン中古は美味しいと思う。レスポールが欲しいなら、まずエピフォンを買えば良いと思う。エピフォン・プロバッカーはギブソン・バーストバッカーと相当似ているピックアップのようだから、新品ならエピフォン・プロバッカーを搭載したギターなんかも素敵だと思います。

帰りに別店舗でトグルスイッチプレート SCUD ( スカッド ) / LP-SW-Iを見つけ買ってきた。我が家のジャンクエピフォンも、あとはトラスロッドカバーが無いだけだ。

2023年11月27日月曜日

スマホカメラのバックアップ

スマホカメラのバックアップって面倒ですよね。まして、複数スマホを持っていたら更に面倒。普通のオンラインストレージって複数端末カメラ同期には対応出来ないというかゴッチャになるのかな...

【Nextcloudでスマホカメラバックアップ】
Nextcloudのスマホアプリを使っていて気付いたのですが、カメラデータの同期をとるフォルダ名を指定できます。Nextcloud側の写真のデフォのフォルダ「Photo」は弄らなくてOKです。
Nextcloudのデフォの保存先「Photo」はDB内なのですが、ローカルフォルダやSMBを追加できるんで、ローカルに「アイフォンカメラ」とか「アンドロイドカメラ」みたいなフォルダを作りNextcloudの外部ストレージとして登録、iPhoneスマホアプリ「Nextcloud」はカメラ同期フォルダを「アイフォンカメラ」とし、Androidスマホアプリ「Nextcloud」はカメラ同期フォルダを「アンドロイドカメラ」としておけば、複数端末のカメラ画像をNextcloudを使ってバックアップできます。また、Nextcloud上のPhotoで全ての画像を一覧することも出来ます。

一つのクラウドストレージアカウントで、カメラ同期フォルダを端末それぞれ用に確保することが出来るわけです。

なお、Nextcloudに外部ストレージとして登録されたローカルフォルダはNextcloudでロック(Nextcloudで生成された画像コピーファイルや年月名フォルダがロックされ削除や移動が出来ない)されるので、NASフォルダを直接指定しない方が私の運用には合っていると思う。
私がラズパイ起動用として使っているSSD容量は250~500GBなので、Nextcloudで使う容量としては十分余裕がある。そこにNextcloud外部ストレージとしての写真保存領域を用意してみた。NASHDDには年一コピーくらいで良いかなと思っている。

【Googleフォトでスマホカメラバックアップ】
Googleフォトというアプリ、Goolgeメール・ドライブ等と合わせて容量15GBが無料で使える。これがスマホカメラと同期出来るのですが、複数端末同一アカウントでアップロード出来るのです。つまり、スマホを買い替えても同じアカウントで入れば、Googleフォトの過去の写真が見れるのです。
現在、無料で15GBも使えるのはGoogleくらいのもの。カメラのバックアップとしては一番身近で実用的なのかもしれません。一度、Googleフォトも試してみようかなという気になってきました。複数端末で入っても、どっちかの端末データに染まるわけじゃなく、複数端末から合成したフォルダになるようだ。これはこれでアリだなと思った。

自分クラウドストレージを作るのも良いですが、5年10年というスパンで考えてNextcloud環境維持に苦労するくらいなら、Googleフォトを使うというのが良いのかもしれません。


【iPhoneカメラ画像】
今使っているiPhone7カメラには2016年からの画像が保存されていて7GB少々の容量となっているのだが、昔のバックアップに2013年5月からの画像が見つかった。私のiPhone経歴は以下なので、iPhone4の頃の写真が無いみたいだ。iPhone4は手元に残っているが既にログイン4桁番号を忘れた...まぁiPhone4の写真は忘れよう。
iPhone4 16GB:2010年8月~
iPhone5s 16GB:2013年10月~
iPhone7 128GB:2016年10月~

2023年11月22日水曜日

ラズパイ 46

だいぶ上げ忘れていたラズパイ弄り記録です。個人メモ。

【Bullseye 64bitでChromiumのHeadless時モッサリ対応策】
ホントかウソか分からないが、今、これでChromiumが普通に動くようになった。VNC解像度も1366x768。

$ sudo nano /boot/config.txt
以下3か所を修正する。

# uncomment if hdmi display is not detected and composite is being output
hdmi_force_hotplug=1

# uncomment to force a specific HDMI mode (this will force VGA)
hdmi_group=2
hdmi_mode=86

# Enable DRM VC4 V3D driver
#dtoverlay=vc4-kms-v3d
max_framebuffers=2

上記で解像度が1366x768に変わらない場合は、以下でVNC時解像度を任意指定する。

$ sudo nano /etc/xdg/autostart/vnc_xrandr.desktop
1366x768のところはお好みで設定可能。

Exec=sh -c "if ! (xrandr | grep -q -w connected) ; then /usr/bin/xrandr --fb 1366x768 ; fi"


【extファイルシステム】
ラズパイサーバを立ててから一度もデフラグをしたことが無い。そもそもデフラグが必要なのだろうか?検索してみたら以下を見つけた。

https://www.thefastcode.com/ja-jpy/article/why-linux-doesn-t-need-defragmenting

extファイルシステムはデフラグ不要みたいだね。ファイルごとに分散配置してファイル後ろに書き換えスペースを確保しておくextファイルシステムって良いですね。ディスク先頭から書き込んでいくFATやNTFSとは違い、システムドライブに空き容量が十分あるHDD,SSDが使われる前提なのかもしれませんね。


【Under-voltage detected!】
ラズパイ4BにHDD引越し作業をさせていたら、フリーズ&手動電源断&再起動を何度も繰り返した。動作状況を観察していたら、CPU100%に張り付いて数秒後にフリーズする。そもそも何故CPU100%に張り付くのか謎。dmesgコマンドで見てみたら「Under-voltage detected!」と出ていたので、CPU負荷Max時に電圧降下してフリーズしたようだ。電源不足のようだが、Physical Computing Labのスイッチ付USBケーブル+5V3Aアダプターだから、そこまで電源環境は悪くはないと思うんですがねぇ...

結局、安価にラズパイを安定運用しようと思ったら自作ケーブルでGPIO給電がベストっぽいので、手持ちUSBケーブルとGPIO延長ケーブルを二つに切ってラズパイ給電用とファン給電用の二股ケーブルを作成しましたよ。これでGPIO給電化が完了です。キビキビ動くようになったと思うし、安定した。GPIO給電バンザイ\(^o^)/

現在、電圧降下を見越したラズパイ用USB電源が売ってます。Physical Computing Lab [TSI-PI046-5V4A]は、出力が5.25V,4000mAだ。今から調達するなら、こういう電源が良いでしょう。
https://www.physical-computing.jp/product/2087


【Sambaの領域】
SMB共有のストレージ領域は安価で大容量な3.5inchHDDをUSBケースで使ってます。一定時間アクセスが無いとスピンダウンして電力・発熱を抑えてくれる。ただし、アクセスしようとした時にはスピンアップするまで20秒程度のラグが発生する。この難点を補うため、起動用SSDの空き容量にアクセス頻度の高いファイルを置くことにしている。
HDD,SSDの供給不足も落ち着き、3.5inchHDD16TBが4万以下、2.5inchSSD4TBが2.5万以下というラインにまで下がってきた。SSD容量の伸びを見ると、2~3年後には一般人はSSD一択になるんじゃないかな。
https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2311/15/news078.html


【冷却】
もう1年は経ったと思うがラズパイ冷却ファンを交換していた。2022年夏にpi4のファンの調子が悪くなり、注油してもゴリゴリした軸の音が消えなくなったので寿命でしょう。
ファン設置方法も見直した。ラズパイ4アルミヒートシンクケースの周りにダイソーのアルミ自在ワイヤー2.0mmを1周半巻き付け、その先を曲げてラズパイ上空1cm程度でファンを固定。これを2セット作り、ファンの4穴を固定した。
ワイヤーアートの世界を検索していると、アルミ自在ワイヤーはアイデア次第で色んなものが作れると思う。一筆書きで作るのがワイヤーアートの基本だと思うが、平面部に引っかかりが欲しいならワイヤーステッカーを貼ってズレ防止にしても良いだろう。接合部や曲がり部を強くしたいなら瞬間接着剤やグルーガンも使えば良いと思う。創意工夫次第だと思います。


【Raspberry Pi 5】
いつのまにかラズパイ5が発表されていた。技適取得の関係で日本国内流通は少し先。
https://raspberry-pi.ksyic.com/news/page/nwp.id/130
https://www.switch-science.com/blogs/magazine/raspberry-pi-5-review
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1535157.html
https://gigazine.net/news/20230929-raspberry-pi-5/
https://www.raspi.jp/

電源が5V5Aとかいう特殊仕様。CPU消費電力は従来とそう変わらないだろうから、PCIe 2.0 x1追加(PCIe 3.0 x1接続も非サポートながら出来そう)などの消費電力対策だと思う。PCIe 2.0と考えると最低10W(5V2A相当)は供給できる仕様のはずなので、ラズパイ4の5V3AにPCIe分5V2Aを追加したら合計5V5Aということかも。推奨5V5A、最低限なら5V3Aみたいなので、ラズパイ4同様に5V3A電源でGPIO給電すればUSB接続SSD起動でも運用できるとは思う。知らんけどw

現在のメインはラズパイ3B+,Buster 32bit環境で、VPNとSMBとrfriends2を動かしている。ラズパイ4,Bullseye 64bit環境は、Nextcloudをテスト運用している。
Busterは2024年6月でサポート終了と言われているんだけど、ラズパイ3B+,Buster 32bit環境を退役させず最終的にSoftEther専用にして延命しても良いんじゃないかとすら思っている。兎に角、ラズパイ3B+,Buster 32bit環境が非常に安定していて魅力的なのだ。消すなんて勿体ない。有事の際には何時でも復活できるよう保存しておいても良いくらいだと思う。
それに比べラズパイ4,Bullseye 64bit環境は、アプデのたびに挙動不審が目に付きますね。Nextcloudも維持する価値があるのかどうか微妙だし、別SSDでbookworm 64bit環境を作って、テストは新たなフェーズに移行しても良いのかもしれない。
あと、ラズパイ5を買うのは決定。先送りしても、いずれ買うんです。だったら、さっさと5V5A電源とセットで買いたいね。

2023年11月16日木曜日

Moises

最近はジャンクエピフォンレスポール16500円を修理調整し、BOSS ME-90をPCとUSB接続し録音して遊んでいます。重いけどレスポールも悪くないなぁなんて感じてるところです。そんな遊びも、弾きたいバッキングトラックがネットに転がっていると楽しさ倍増だが、だいたいはアメリカでメジャーな曲しかない。

マイナー?な曲のギターカラオケ(バッキングトラック)を作るには、ステレオサウンド中央付近に音像のあるサウンドを除去する系Windowsソフトを使っていた。例えば以下リンクのようなものだ。素晴らしいフリーウェアだと思うが、曲によってはあまり上手にオケ作成が出来ない。ギターとボーカルが中央に定位し音程も似通っていることが多いので、両方とも消えるのは宿命かな。
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/vocalreducer/

AIの進化のおかげか、高度なツールが世の中に出てきている。最近私にヒットしたのはMoisesというアプリ。
https://moises.ai/ja/made-for/guitar-backing-tracks/
https://www.kansaidrummermusiclife.com/moises/

Moisesの無料お試しは簡単に出来た。Androidスマホにアプリを入れ、スマホのSDカードにあったMP3を変換してみたら、優秀なオケが出来て驚いた。これはオケ作成の定番になるんじゃないかというお手軽さだ。

とりあえずCD音源からボーカル・ドラム・ベース・それ以外を除去するということならMoise無料お試しをオススメする。
私がぶち当たった無料版機能制限は、4パートまでのトラック分割、1曲5分まで(長い曲は5分で切られる)、変換6曲目でプレミアムへのアップグレードがオススメされたという感じだった。プレミアムで以下機能が解放されるようだ。
https://help.moises.ai/hc/ja/articles/9410960985628-Moises%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%9F%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%81%AB%E5%8A%A0%E5%85%A5%E3%81%99%E3%82%8B%E7%90%86%E7%94%B1

無料版機能制限の4パートまでの分割の内訳をもう少し詳しく書く。ドラム・ベース・ボーカル・それ以外の4パートに分離されるので、4パート目を消すとギターとキーボードが一緒に消えるイメージだ。プレミアムにアップグレードすると、5トラックセパレーション(ボーカル、ドラム、ベース、ギター、その他)なども解放されるようだ。
https://help.moises.ai/hc/ja/articles/360010972019-%E3%83%A2%E3%82%A4%E3%82%BC%E3%82%B9%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%AE%E6%A5%BD%E5%99%A8%E3%82%92%E5%88%86%E9%9B%A2%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%99%E3%81%8B-

プレミアム期間は月契約だと1000円以下だったはず。なお、月に5曲まで、4トラック化まで、1曲5分までというのが無料版での主な制限なんで、これでも十分楽しめるはず。まずは無料版をお試しあれ。Googleアカウントでログインできるので、いちいちユーザー登録しなくても良いのもポイントが高い。変換作業はサーバー側で行っているようなので通信が発生するが、無料版の制限範囲ならたかが知れている。通勤途中に思いたって、あの曲も変換しよう...なんて使い方もOKだ。

2023年10月25日水曜日

BOSS GT-1 Again-1

久しぶりにGT-1の音作りをしてみた。

ME-90を使い始め、音の良さは分かったし、音作りをしていくうちに抜けが良い音やベース・ドラムを邪魔しない音が分かるよう耳が育っているのも実感している。だが、ME-90は物理ノブ数に各エフェクターの機能が制限されていて、特にイコライザーはバンド数に制限が発生していることにも気付いた。つまり、BOSS製品には格の違いだけでなく、製品によって得手不得手があるように思う。
コンパクトなGT-1でも十分戦える音が作れるし、ME-90もAIRDやSEND/RETURNにより新たな音作りが楽しめるので、得手不得手を知ったうえで両方で遊んでいこうという考えに至った。
そう考えると、今の私の耳でGT-1でサウンドを作ってみたくなった。○○アンプのシミュレーションなんていう言葉に惑わされず、HR/HMならスピーカーは12インチ4発だろうという先入観も捨て、自分が作りたい音になれば何でも良いのです。

〇1985高崎サウンドをイメージ
バッキング時
アンプシミュレーター:POWER DRIVE
GAIN82,LEVEL50,SP_TYPE2x12",BASS30,MIDDLE65,TREBLE75,PRESENCE60

リード時(CTL1)
ミッドブースター:OD-1
DRIVE0,TONE10,BOTTOM0,EFFECT_LEVEL86,DIRECT_LEVEL0
ディレイ:STANDARD
DELAY_TIME:1ms-2000ms_550,FEEDBACK35,HIGH_CUT8.00kHz,EFFECT_LEVEL65

バッキング・コーラスON(CTL2)
コーラス:CHORUS
STEREO,RATE20,DEPTH50,LOWCUT_FLAT,HICUT_FLAT,E_LEVEL47

生音時(CTL3)
アンプシミュレーター:POWER DRIVE
GAIN30,LEVEL50,SP_TYPE2x12",BASS30,MIDDLE65,TREBLE75,PRESENCE60
コーラス:CHORUS
STEREO,RATE20,DEPTH50,LOWCUT_FLAT,HICUT_FLAT,E_LEVEL47

適度に中域の充実したサウンドなのでピッキングも力まないで済む。
プリアンプはマーシャル1959I+IIからPOWER DRIVEに変更。今回はプリアンプのみでバッキングサウンドを作成しGAINも最小限なのでタッチノイズも少なく、無駄な高周波ノイズも交じってない。シンプルが一番だ。

オマケにMETALLICAのAnd Justice For ALL風も作ってみた。
1つめは、歪みの粒立ちでプリアンプCORE MTL、エッジをしっかり立てたいので10インチスピーカーの4x10"、低音がモコるのでBASS10程度、ゲインは50~55。
2つめは、プリアンプBGNR UB、スピーカーはORIGIN、GAIN10以下のほぼクリーン、歪みにGUV DSを使ってみた。GUV DSは低音を上げるとヘンテコなサチレーションが発生し高音が死ぬので、サチらない低音としつつ高音を70程度、ゲインは60~70、プリアンプのイコライザーで音を整えた。

色々と弄っていると、GT-1へCTLスイッチを増設したくなった。BOSS FS-6を中古3630円、両端ステレオプラグの接続ケーブルは1500円くらいで確保した。FS-6は電池駆動のみだが、9Vアルカリ電池で100時間使えるらしい。これで①バッキングサウンド、②リードサウンド、③コーラスON/OFF、④ゲイン下げクリーンがCTL1,2,3で切り替えられるようになった。CTRL2,3があると1バンク4パッチ的な使い方が出来ますね。
以下が参考になります。
https://ameblo.jp/spro-blog/entry-12309326865.html

2017年1月ころから触りはじめたGT-1、ME-90購入を機に使わなくなるかなぁと思ってたんですけど、まだまだGT-1は楽しめますね。すごいコスパだなぁ。

2023年10月24日火曜日

Epiphone Les Paul その5

パーツ取付が完了したので通常弦高に下げるため、問題を洗い出し不具合を直していこうと思う。

https://www.digimart.net/magazine/article/2016093002211.html
標準的な弦高(12フレットの頂点から弦の下まで)は、1弦1.2〜1.5mm、6弦2.0〜2.3mm。

現状コンディションのまま弦高を1弦1.5mm~6弦2.0mmに下げて問題を洗い出した。ここで見るのはフレットすり合わせ前なので多少のバズりはOK、全フレット各々音程が出るかが重要。各々音程が出ないレベルとなると何か重大なことが起こっていると考えられる。
早速出たのが、1弦20フレットと21フレットが同じ音程、ほかにも多少バズりが出ている。21フレットをよく見ると1弦側で0.2mm程度浮き気味、20フレットを押さえた時に弦が21フレットに触れ、21フレットを指で押すと指板に密着するまで下がる。試しに21フレットを抜いて入れなおしたらバズりはマシになったが、指板ピッタリ隙間なしとまではいかなかった。

これを踏まえ、ほかに浮きがみられるフレットが出てきたら、見つけたら抜いて接着剤を入れてプラハンで打ち込むという個別対応しよう。ジャンクギターなので完璧は目指さず、最小労力で必要十分な効果が得られればOK。ちなみに21フレットを抜く時に指板が少し欠けたので抜き方を学習した。参考動画は以下。
https://www.youtube.com/watch?v=NhNxM354ftg

指板乾燥が酷そうなので、指板全体にオレンジオイルを多めに塗ってチップ(指板欠け)が出にくくなるオマジナイをしてみた。で、オレンジオイルを多めに塗って一晩おいたら指板コンディションが良くなった。指板ローズウッドが激乾燥により瘦せすぎだったのかもしれない。抜き差しした21フレットを含めフレットのグラつきが気にならなくなったので、フレットすり合わせを行なった。

フレットすり合わせ前、ネックが真っ直ぐかどうかカッター用アルミ定規を使って軽くチェックしたが、トラスロッド調整が必要なほどではなかった。フレットすり合わせにはハンドサンダーとサンドペーパー400番を使用、ローフレットは弦溝ができていたので結構削る必要があった。フレット頭が平らになったので、HOSCO Luthiers Tools フレットクラウンファイル R=2mm TL-FF2を使ってフレットクラウン形成行った。ギターメンテのためのSST(Special Service Toolの略)として唯一持っているフレットクラウンファイル、3000円程度で2mmのものを1本だけ買ったのだが一生使えるので損はないと思う。友達が使いたいって言ってたら1年くらい貸し出すくらいで丁度いい。

今回やったフレットレベリング&フレットクラウン形成の効果とは、隣接フレットの高さが揃い、弦とフレットの接触面積も少なくなったことによる効果だが、音程感がしっかりした太い音、長いサスティーン、スムーズなチョーキングという形であらわれた。素敵だ。仕上げにフレットを磨くという手もあるんだろうけど、私は面倒なんでやってない。

フレットレベリング時とクラウン形成時の2回はオレンジオイル多めで拭いて、更に試奏前にちょっと多めにオレンジオイルを塗って弦を張って試奏したのだが、短時間でオイルが乾いた。明らかに吸われている。なので、試奏を1時間ほど行ってフレットに問題無いのを確認した後、更に2回ほどオレンジオイルを塗布した。ネックは経過観察します。
ちなみにGibosn Flying-V指板にもオレンジオイルを多めに塗ってみたが、Epiphoneのようには吸わなかった。やっぱEpiphone Les Paulが異常にオレンジオイルを吸ったようです。
私の場合、弦交換するタイミングでオレンジオイルで指板クリーニングするくらいのメンテしかしないが、このメンテは継続する価値がありそうだ。

【オマケ:爪切り】
フレット抜きを調べてみたら「100均にある真っ直ぐな爪切り」が使えるようだという情報を発見。私が使ってる爪切りがコレw。フレット抜き用にもう一本確保しよう。
https://ameblo.jp/captain-chuhai/entry-12440528594.html

【オマケ:ストラップピン】
シャーラーロックピン愛用家なんですよねぇ。ストラップのピン穴がガバガバになっていてストラトを落としそうになってから使うようになった。Epiphone Les Paulのフロント側ストラップが、弾いてたら外れそうなんで気になっていた。かといって、もうストラップを増やす気が無いので、シャーラー互換のピンだけ欲しかったんです。で、互換のものを見つけました。これシャーラーピンだと普通のストラップが使えないですけど、これなら普通のストラップも使えつつ、シャーラーロックピン互換という感じなので、これはアリだと思う。
SCUD EP13C(税込み550円)

2023年10月18日水曜日

Epiphone Les Paul その4

うちのレスポールの正体を調べてみた。馴染みの中古楽器屋さんでは1990くらいかな...という感じだったが実際はどうだろう。

海外フォーラムにたどり着き、合致してそうな情報を見つけた。
https://ueck.com/ueckmosh/2012/04/29/%E3%82%A8%E3%83%94%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB/
https://www.epiphonetalk.com/threads/epiphone-serial-number-information-identification.2685/

抜粋すると以下。
FYYMMRRRR
F/FF = Factory code (No factory designator for some 1993 and earlier models)
Y/YY = Year of manufacture (Single digit for some 1997 and earlier models)
MM = Month of manufacture
RRRR = Ranking number (may be more or less digits)
Example: 3021234 = Samick Korea / 1993 / February / unit 1234
Example: S3021234 = Samick Korea / 1993 / February / unit 1234
Example: S93021234 = Samick Korea / 1993 / February / unit 1234
Example: SI01021234 = Samick Indonesia / 2001 / February / unit 1234
Example: SI010212345 = Samick Indonesia / 2001 / February / unit 12345

うちのは「S4064XXX」でSはSamick (Korea)のことらしい。
韓国・サミック社製であることは分かったが、工場が複数あるので韓国製造かインドネシア製造かまでは分からなかった。わかる範囲でまとめると以下だ。

 Samick Korea / 1994 / June / unit 4XXX

当時のカタログ情報が欲しい時、何度かお世話になっているサイトが以下。非常に貴重な情報ですね。

楽器カタログの世界
https://brochures.yokochou.com/

1995年のEpiphoneカタログがあったので、そこからの情報を書き起こしておこう。
https://brochures.yokochou.com/guitar-and-amp/epiphone/1995/jp_05.html

ELP-50 S
\50,000
Body:Mahogany
Top:Maple Foto Flame
Neck:Mahogany 24 3/4" scale
Fretboard:Rosewood
Hardware:Chrome
Color:Cherry Sunburst

かな?と思ったんだけど、うちのはカバードピックアップ。あ、Les Paul Standardの方か。

Les Paul Standard
\60,000
Body:Mahogany
Top:Maple
Neck:Mahogany 24 3/4" scale
Fretboard:Rosewood
Color:Heritage Cherry Sunburst

うちのは
 Epiphone Les Paul Standard(1994、Samick Korea)
 ボディはマホガニー、トップはメイプル
 ネックはマホガニー、指板はローズウッド
 色はヘリテージ・チェリー・サンバースト
なんだろうと思うことにした。

2023年10月17日火曜日

Epiphone Les Paul その3

なぜEpiphoneレスポールに手を出したか...などの話。

■私がEpiphoneレスポールに辿り着いた理由
→手持ちで眠っている80年代Super Distortionを偶に弾きたくなる
→これを載せるギターが欲しい
→80年代Super DistortionはFスペースじゃない
→弦間ピッチ10.5mmのGibson系のSGかレスポールが良いだろう
→DIYで弄る前提なので安価中古
→中古ギター経験から80~90年代ギターには安心感がある
→韓国製Epiphoneレスポール中古は安価に多数流通
→一応レスポールなので保守部品にも困らないだろう

80~90年代HR/HMでも結構使われているレスポールにSuper Distortionの組み合わせはワクワクしかない。でも、レスポールに思い入れは無いので、Gibsonのレスポールが欲しいとまでは思わないw。GibsonはFlying-Vを持ってるから、変なコンプレックスも無く心は平穏そのもの。

■Epiphoneレスポールのハード面で気になったところ。
1.ブリッジ
EpiphoneもTune-O-MaticのNashvilleだと勝手に思っていたが、実際見たらABR-1?と思いきやマイナスネジで弦高調整するタイプ。いうなれば、ABR-1のラージポストタイプということになるのかな。リペア部品が無さそう。
なお、TOMブリッジは反ります。Epiphoneも0.5mm程度反っていたので、100均クランプと硬い木を枕に使ってDIY矯正してます。
http://tonegarage.blog52.fc2.com/blog-entry-426.html
2.ペグ
ヘッド表側にネジが無く、ブッシュを取り付けて裏からビスで止めするだけのクルーソンタイプ。ビンテージタイプというか...従前部品キャリーオーバーだったのでしょう。
3.ピックアップ
ピックアップはビニール被膜の2芯タイプ配線、フロントの線は赤、リアの線は青だった。弾いてみたらフロントは良い感じ、リアはバッキングでモコモコだしリードも伸びが足りない。リアピックアップ抵抗値は8.3kΩで、私の好みの出力では無かった。
4.トラスロッド
Gibsonと同じソケットレンチで回すタイプだけど、ヘッドから覗くのはロッドそのものの頭を六角にしたものっぽい。トラスロッド頭はヘッドポケットの中で遊んでおり、ネック奥側に落ち込んでてソケットレンチが刺さりませんでした。ソケットレンチをコンコンと叩き込んでみたら、トラスロッドが少し浮いてソケットにはまり調整可能でした。もしかしたら、トラスロッドが回せないのがジャンク理由かもしれない。

■一応完成したEpiphoneレスポールを弾いた感想。
まず言いたい...レスポールはデカ尻のせいか重い。座って弾いたら、ギターのケツが滑り落ちていきそうになり疲れた。立って弾いてみるとGibson Flying-Vと同様ポジションでネック落ちせず弾けるので良い感じ。何故か高級感は無いが、Gibson Flying-Vのサブとして使えそう。立って長時間弾いてたら、重いせいか、他のギターより疲れたw

■中古Epiphoneレスポールを万人に勧められるか。
1990年頃のEpiphoneレスポールは、DIYでリペアしつつ楽しむ素材としてはアリだというのが私の答え。中古ギターは、メンテナンス費用も込みで価値判断が必要だろう。DIYでリペア出来ないなら、新品を買うべきだ。

【オマケ:今回施したものをプロに依頼すると...】
私が思う「使えるようにする」必要事項を、某楽器店料金表を参考にプロに依頼したら幾らくらいになるか超概算してみた。

工賃合計:21000円
・ロッド・オクターブ・弦高調整・電装チェック・ナット弦高調整・クリーニング:7000円
・ペグ交換:5000円
・配線引き直し:9000円(ポット交換・スイッチ交換を含んでくれた場合)
部品代合計:11000円
・GOTOH製ペグ:5000円
・トグルスイッチ:2000円
・ポット4つ:2000円
・配線材:2000円

最低限ラインでジャンク1.65万+メンテ3.2万。

でも、これじゃ新品以下のクオリティだ。新品以上のプレイヤビリティに仕上げようと思ったら、フレットすり合わせ・ナット交換で2.5万、ピックアップ購入交換で1.5万、ブリッジ矯正で0.5万...トータル10万近くなってしまうようです。なお、ブリッジ矯正してくれるプロショップは稀、矯正時に折れることもあるのでリスキーです。

それなりに実用的コンディションでも中古価格4万前後でしょうから、店で治すほどの価値が見いだせないので、ジャンク販売だったのかもね。

2023年10月15日日曜日

Epiphone Les Paul その2

2~3日目。音出し確認が終わったので、早速修理?調整?しよう。折角のジャンクなので、使えるものはそのまま使うことにした。その方が楽しいでしょうw

ボリュームノブを手持ちのものに交換してノブを取り付けようと思っていたんだが、付いてたポットを動かしてたらガリも収まってきたので当面そのまま使おう。ちなみに今ついているのはミリ規格のミニポット。トーンコンデンサも安物セラミックだけど、そのまま使用。というわけで、昨日買ったボリュームノブを取り付けた。超固かった。
SCUD KA-160 ハットノブアンバー、ミリ規格:330円くらい?×2
 
トグルスイッチノブは全然合わなかった。
 SCUD TI-340 アイボリー、ミリ規格:120円くらい?
トグルスイッチは箱型のものが付いていて動作するのだが、ノブのネジ径は超細かった。ノブを探すのは困難なので安物トグルスイッチに交換し、ノブも付けた。
SCUD YM-T20R ミリ規格:1540円くらい?

弾いてみて弦高調整してみた。フレット擦り合わせはネックが落ち着いてからと思っている。3弦ハイフレットで若干ビビりが発生したので弦高は高めにセッティング、ちょっと高いが実用可能な範囲ではある。あ、3弦がビビるということは、あれかもしれないなぁ。似非ABR-1を外して見てみたら、経年で真ん中が窪むように曲がっているようだ。だいたい0.5mmかな。100均クランプを使って丁寧に曲げて矯正した。

トラスロッドを調整しようとしたら、ソケットレンチが入らず何でだ?と思ったら、トラスロッドポケット内でロッドが少し遊んでいてトラスロッド頭が奥にいる。ソケットレンチを軽く叩き込んでやったら入った。少し回して純ゾリ状態を緩和してみたら、さらに良い感じなった。もしかして、トラスロッドがジャンクの理由かも。

だいたい実用域にセットアップできたので、オクターブチューニングを合わせて更に弾いてみた。ノーマルカバードピックアップのままで少し使おうと思っていたのだが、どうにもリアピックアップのパワーが足りないしヌケが悪いような気がした。そもそもレスポールを買ってきたのは、80年代Super Distortionをリアに載せるためだったので、さっさと載せてしまった。Epiphone純正リアは8.3kΩ、Super Distortionは13.8kΩ。結構気持ちよくなった。

後日の話。
ピックガードが無いので、このまま使おうかと思っていたが、馴染みの店に置いてあるのを発見。寸法的に合いそうな合わなそうな...微妙にネジ位置が合わないかもと思いつつも買ってきた。だが予想に反して、うちの1994年韓国製Epiphone Les Paul Standardに合いました。
SCUD LP-IVO ピックガード:1430円くらい?

なんか分かってきた。90年代韓国製Epiphoneって、Epiphoneが日本生産のみだった頃の部品と同寸法で作っているのかもしれない。だからSCUDがことごとく合うんじゃないかな。

そんなこんなで、思ったより早く私のレスポールが一応完成した。

2023年10月13日金曜日

Epiphone Les Paul その1

Epiphone Les Paulのジャンク1.65万を見つけた。

弦は張られてないし、トラスロッドカバー・ピックガード、トグルスイッチノブ・ボリュームノブが無い。3弦4弦のペグが少々曲がってガタあり。凹みはあるが大きな打痕は無い。ローフレットに減りがみられる。ブリッジは付いた。
もう一台、ジャンクじゃないEpiphoneも売られていたのだが、結構打痕があったわりに6000円ほど高い...という感じ。2台を手に取って見せてもらって、ジャンクの方を連れて帰ることにしました。

連れ帰る時、別の店でミリ規格のノブと安いスタンドだけ調達して帰りました。あとは弄ってから考えます。多分、90年代のものだと思われる。シリアルはS4064XXX、MADE IN KOREA。馴染みの中古楽器屋さんに似たようなシリアルの中古があって1990年製だって話だったので近いのかなぁとは思う。

家に帰って、速攻でフリーダムのポリッシャーで汚れを落とし、ケンスミスのポリッシャーで磨き、ノブも外してペンチでカシメてガタを取り、弦が張った。音出しテストしたら全然余裕で音が出た。フロントは良い感じなのだがリアがモコる感じだった。この時点で、ずいぶん綺麗になり、すでにお店にあったジャンクじゃない方より、ジャンクの方が見栄えは良くなってしまった。アタリを引いたようだ。

2023年10月8日日曜日

Swift ZD72S その14

 【高速燃費】
数か月前の話ですが、イカール帝国日帰りで600km超を走って燃費を見てみました。タイヤ空気圧はフロント2.8リア2.5に前日調整済み。
行き燃費は、前日に給油してからアイドリング長め市内移動を含みエアコン使用で12.7km/Lでした。早朝のガラガラな高速道路をエアコン入れた状態で巡航100km/hを割らないようアクセル踏みまくり。高速燃費の最低ラインを見極めようと走った結果なので納得。
帰り燃費は、エアコン未使用で概ね同じ巡行速度を目指したが、雨も降ってたし車もそこそこ居たので少し巡行速度が下がったせいか、17.3km/Lでした。エアコン入れずに普通に高速を走ればこんなもんなんでしょう。

【プラグ交換 Premium RX(LKR6ARX-P)】
オドメーターが5万キロを越えたのでプラグ交換をしてみた。純正プラグと値段が同等なPremium RX(LKR6ARX-P)2400円に交換です。
プラグ交換してみたら、エアコン入れてる時に頻発してたノックセンサーによる失火&減速感が大分マシになりました。プラグ交換に1万かかりましたが、ダイレクトイグニッションの負荷軽減も兼ねているので安心料ですね。失火対策も完璧とはいかなかったが、エアコン入れてても低回転でトコトコ走るようになったので大分いい感じです。
なお、プラグ交換によって失火しなくなったのかは正直微妙で、トルクレンチで締め付けて圧縮比が向上した結果だと思う。
https://www.ngk-sparkplugs.jp/ngk/sparkplugs/basic/install/
以前使われていた純正プラグは締め付けが緩かったように思うし、当初Premium RXも手締めしてから90度回転程度としていたが、ここまでフィーリングは良くなかった。手締め+90度回転締めって相当緩いのだと思う。手持ちトルクレンチ最小設定が30Nm~だったので、それを使って何とか26Nm程度で締めこんだら、エンジントルクが出た。プラグ型番からは締め付けトルク20Nmのはずだから、これが締め付け過ぎなのは分かっているが、手の感覚を信じながらナメないよう実施した。アルミヘッドだから怖かったなぁ。ちなみに、手持ちのトルクレンチはタイヤ用の1/2インチサイズのものなので、1/2→3/8変換ソケットを1000円で購入。

【夏用ワイパー】
MARUENUのデザインワイパーを使って3シーズン目、拭きムラが気になりだし近所のホームセンターを見て回ったが交換用ブレードが売ってない。代わりに?MARUENUのパンタグラフワイパー(ようは普通のやつ)が激安になっていて1本500円程度だったので、これでいくことにした。
ワイパー純正サイズは運転席550mm助手席430mmだが、前回はミューテクノエアロデザインの運転席側だけ1サイズダウン525mm(UD53),425mm(UD43)を装着。今回はミューチャンププローヴァの更に短い500mm(UV50),400mm(UV40)を装着した。何ら問題なかったので、夏冬ともに本サイズで良いかもしれない。なお、私の買ったミューチャンププローヴァは、パッケージが黄緑でUV50,UV40という型番なので、多分型落ち品処分だったのでしょうね。
近所のスーパービバホームで買える激安MARUENUワイパーの感想ですが、2年くらいで交換するならアリと思いますが、使い古しのブレードをよく見てみたら延長方向に歪んでいたので耐久性は期待できないと思った。

【まとめ】
というワケで、もう10年落ちになる2013年スイフトXG 4WD CVT、乗り始めて3.5年が経ってプラグ交換したが、もっと早くプラグ交換しておけば良かったと思いましたよ。CVT車は低回転で走ろうとするので、メーカーが想定した低速トルクが出ていないとギクシャクするみたい。普通のスイフトだと7年10万キロでプラグ交換と書かれているようですが、中古車買ったら早めにプラグ交換しておくべきかも。

【おまけのヤリス】
レンタカーでヤリスに乗った。多分、1.5Lモデルだったと思う。CVT制御はスイフトと比べ進化を感じたし、Bセグに1.5L搭載というのがトルク感からも良い感じでした。2009年デビューのジャトコCVT7と2018年デビューのダイレクト・シフトCVTを比べるのもおこがましい話なんだが、ダイレクト・シフトCVTは正直うらやましい。このレベルのCVTであればミッションが車種選択のボトルネックになることがなくなるでしょう。
ただねぇ、踏み込んで3000rpmくらいから3気筒エンジンのガサツな音が室内にガンガン入ってくるし、外でマフラー音を聞くとアイドリングからドコドコいってる。ハズレ個体だったんだろうかw

【燃費のコツ】
うちのスイフトはトルコン2ATとCVTを組み合わせワイドレンジを実現したジャトコCVT7が搭載されています。こいつには少々癖があり、うまく使わないと市街地燃費があまり良くないかもしれない。トルコンAT低速側はロックアップ制御していないようで、低速側は燃費が悪い。燃費を良くしようと思うなら、さっさと加速してからアクセルを踏みなおす等により、トルコンAT高速側を積極的に使うような運転が必要みたいです。

SH-5 DUNCAN CUSTOM HUMBUCKER ZEBRA

 【DUNCAN SH-5】
DUNCAN SH-5を中古楽器屋で見つけた。新品の半値なんだけど使用感があまりないので確保。最近は何でも値上がりしているので、いつか買いそうなものは今のうちに確保しておくです。このSH-5は中古店に入ってきたレスポールに付いていたものらしい。ポールピース3弦が妙に高くされているという謎現象で売られてた。なんでだw
ブリッジ用ピックアップなんだけどトレムバッカータイプじゃないので、Pacifica 721DHかGibson Flying-Vに搭載かなぁなんて考えていた。ダイレクトマウントのPacifica 721DHだとピックアップ足のネジ穴を潰して拡張するのが惜しいので、Gibson Flying-Vに積んでみた。もとのGibson 500Tも悪くはないんだけど、ず~っとイマイチという印象なんだよね。
Gibson 500Tは15.2kオームでセラミックマグネット、DUNCAN SH-5は14.0kオームでセラミックマグネットなので、交換したら出力は若干下がるのかなぁと思っていたが懸念は無用だった。SH-5の印象は良く、明るく解像度の高いサウンドになったし、出力低下も感じない。ピックアップを下げ気味にして飽和感を削ってもサスティーンに影響無さそう。使いながら、おいしいところを見つけていこう。

ピックアップは中古で見つけては買ってを繰り返し、安物以外はなんだかんだDUNCANばかり手を出してる。DUNCANは中古が多い気がするが、まぁ私には好都合ですね。今回のSH-5も良かったけど、Pacificaに積んでるDuncan Desighed HB-103(SH-6が元)も安いのに良くて驚いたし、Tokai SilverStar改に積んでいるSHR-1b Hot Rails Strat Bridge Whiteも良かった。つまり、私はDUNCAN系の派手なサウンドが好きなんだろう。私のDUNCANの印象は、タッチノイズが少なく楽に音が出せるようになるし、HR/HMなサウンドが出しやすいピックアップなんですよね。

【Super Distortion】
DiMarzioピックアップは、Super Distortion(1980年代に入手)のみ所持、今は使ってない。ツボにはまれば面白いんだけどタッチノイズが多くてクリーンなリードを弾くのが大変だった記憶がある。たまにSuper Distortionの音が聞きたくなるので、SilverStarの古いピックガードでSuper Distortionを使ったセットを組んでみた。

昔使っていたピックガードセットを復活させれば良いだけなんだが、手持ちスイッチは過去に改造実験で使ったSCUD YM-30S(予備にDM-30Sもある)が余っているので、センターピックアップはダミーで2ハム構成とした。リアは当然、Supere Distortionを使うが、フロントはPacifica 721DHから外したLIVE-GH3B(AlnicoV):7.94kΩで組んだ。さすがに今の時代にフロントにもSuper Distortionというのはバランスが悪いからね。
セレクタースイッチはSCUD YM-30Sを再使用しているんだけど、こいつはノブを刺す時に押し込むと接点の足が曲がり接点不良になりやすく調子が悪い。開いて足を曲げなおしてやれば治るんだけど、アタリ・ハズレで言えばハズレなんでしょう。交換用に調達してあるDM-30Sに交換した方が良さそうだ。あと、今回は面倒なのでトーン配線をせず、ピックガードにはダミーに使い古しのノブをマウントしておいた。
出来上がったセットをSilverStarに組み込んで弾いてみたら、トーン無しのおかげかSuper Distortionも悪くないと感じたし、しかも操作性に慣れ親しんだ感覚が蘇り嬉しさがこみあげてきた。なんだかんだアリな気がする。

2023年9月10日日曜日

BOSS ME-90 Part.4

ME-90の紹介記事を見ると、コンパクトエフェクターの集合として使うことも出来るという特徴ばかり。そこはオマケで、あくまでパッチを作って切り替えて使うものだし、本体だけでパッチ作りがしやすいものだと思うが、こいつはAIRD世代最安値税込み4.4万でIRデータに対応し、SEND/RETURNがあって、各バンク4つのパッチを登録出来る製品だという点に着目してほしいと思う。

演奏時操作性が分かるようペダルスイッチ数に着目して、BOSSマルチエフェクター製品の仕様を書き出してみた。

■BOSS GT-1000
BOSSマルチエフェクターのフラッグシップ。フラッグシップだけにBOSSの最高音質、思いつくこと全て詰まっているのだろう。1バンク5パッチ、1パッチに3つのCTL設定がある(1バンク5種類のサウンドが切り替えでき3CTLでエフェクトON/OFF等設定が可能、合算すると1バンク最大20サウンド切り替え可能とも言える)。スピーカーやマイクタイプを選んで出力設定できるほか、IRデータにも対応している。
ペダルスイッチは計10個。
 BANKUP
 BANKDOWN
 CTL1
 CTL2
 CTL3
 パッチ1,パッチ2,パッチ3,パッチ4,パッチ5
バンク50×5パッチ×4(3CTL)
SEND/RETURNは2系統。
IRデータに対応。

■BOSS GX-100
BOSSマルチエフェクターのミドルクラス。1バンク4パッチ、1パッチに2つのCTL設定がある。画面がタッチスクリーン。GT-1000ほどの機能・音質が要らん人とか、価格差を考えれば大抵の人は7万のGX-100で良いかも。
ペダルスイッチは計8個。
 BANKUP
 BANKDOWN
 CTL1
 CTL2
 パッチ1,パッチ2,パッチ3,パッチ4
バンク50×4パッチ×3(2CTL)
SEND/RETURNは1系統。
IRデータに対応。

■BOSS ME-90
BOSSマルチエフェクターのエントリークラス?。1バンク4パッチ、1パッチに1つのCTL設定がある。液晶画面は無いけどノブが沢山ある。GTシリーズはエフェクター並び順をカスタマイズできるが、こいつは出来ない。スピーカーやマイクタイプを選んだ出力設定UIはBOSS TONE STUIDIOに搭載していないが、ユーザーが追加したIRデータが使えるので実は自由度が高いと思えば良い。物理ノブで操作出来ないことを全排除しているのが気になると言えば気になるが、エントリーとしては正しいのかもしれないな。
ペダルスイッチは計8個。
 BANKUP
 BANKDOWN
 CTL1
 MEMORY/MANUAL
 パッチ1,パッチ2,パッチ3,パッチ4
バンク9×4パッチ×2(1CTL)
SEND/RETURNは1系統。
IRデータに対応。
単3電池4本で駆動可能。

■BOSS GT-1
BOSSマルチエフェクターのエントリークラスで旧世代COSMだが音質的にも問題ないと思う。バンクという概念は無く1パッチに1つのCTL設定がある。ME-90より細かく音作り出来るが、ペダルスイッチが少ないが、踏みやすいペダルスイッチだ。PCで音を作ってDAWし、たまに外に連れ出すだけなら、こいつで良いんじゃないかなと思う。世代が古くIRデータの読み込みには対応していないが、スピーカーやマイクタイプを選んで出力設定できるので内蔵IRデータだけしか使えない仕様だと考えれば良いのかもしれない。
ペダルスイッチは計3個。
 BANKUP
 BANKDOWN
 CTL1
バンクはなく、99パッチ×2(1CTL)
SEND/RETURNなし、IRデータに非対応。
単3電池4本で駆動可能。

■BOSS MS-3
BOSSのスイッチャー+エフェクター。ただし、アンプシミュレーターもキャビネットシミュレーター(IRデータ)もPCオーディオインターフェースもヘッドホン端子も搭載していない。

という感じです。

GT-1ユーザーがペダルが足りないとか、SEND/RETURNやIRデータを使ってステップアップを考えているなら、ME-90かGX-100が良いでしょうね。一通りのマルチエフェクターエフェクター機能が欲しい方はGX-100。マルチの濃い世界(プリアンプ2系統をミックスとか)が不要な方、単純操作が良い方、電池駆動可能な方が良い方、DAWにも使うがME-90の機能限定具合を楽しめる重篤な方、そういう方にはME-90でしょう。

ME-90は、物理ノブがあって、電池駆動出来て、SEND/RETURNが1系統あって、AIRD世代で、IRデータを使えて、DAWにも対応出来て、値段が安いという特徴。1バンク4パッチ1CTLというのが便利だと思うので、ノブのあるなしは気にせず、44000円の比較的安いマルチエフェクターという意識で買っても良いと思う。下手にNUXとかMOOREとかの3万前後の中華を買うより良いと思う。

ちなみに、私はME-90にBluetooth接続のオプション機器(BT-DUAL)も付け、Androidアプリ(BTS for ME-90)を試してみたけど、アプリが横画面に対応していないっぽい。げ、スマホ専用かよ。古い10インチタブレットをME-90専用にしようと思っているので、横画面対応してくれると嬉しいですね。

KORG A5

BOSS ME-90を使い始めて、KORG A5を思い出した。

■KORG A5
KORG A5を弾いている人の動画を発見した。きちんと弾かないと音詰まりする感じ、懐かしいw。マルチエフェクターというものが世に出たのは何時なのか分からないけど、学生が買えるような値段で出てきたのは、この頃だと思う。動画を見ると、意外に使えると思いません?未だに中古1000~2000円とかで見かけるので結構な数が世に出たんでしょうね。マルチエフェクターの複雑なのが怖いと思う人、多くは求めないので安いコーラス・ディレイが欲しい人は、こんなのを使ってみる手がありますよ。ついでに言えば、歪みのコンパクトエフェクターを使いたいならA5の前に繋げば良く、A5をコーラス・フランジャー・ディレイとして使うのもアリだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=N6DsnE41vsA

驚いたんだけど、KORGが紙説明書をスキャンしたPDFを公開していた。説明書を今見てみると兎に角シンプルです。
https://www.korg.com/jp/support/download/manual/1/303/3829/


私のマルチエフェクター遍歴
1990~:KORG A5
2005?~:Zoom G7.1ut
2017~:BOSS GT-1(現役)
2022~2023:NUX MG-30(下取り)
2023~:BOSS ME-90(現役)

1990年当時、コピーバンドをやるためコーラスorフランジャーとディレイが必要と思い店に行ったのに、KORG A5を買って帰ってきたんじゃなかったかなと記憶している。色んな曲をやるのにパッチ切り替えの方が現実的なので、初マルチエフェクター音作りを頑張った記憶がある。おかげで、コーラスとフランジャーとディレイでどんな音の変化があるか一通り分かったし、パッチ切り替えで音切れするけど奏者が頑張れば何とかなることも分かった。
歪みはイマイチだったが、KORG A5だけに機材集約し最小化した記憶がある。何はともあれ、KORG A5は軽くて持ち運びも楽だったし、アンプに繋いで一通りのことが出来たので、積極的に買い替えに至らず長く使えたのだと思う。

■KORG A5の前に歪みエフェクター
1990年頃、私が初めて買ったマルチエフェクターがKORG A5ですが、それまでに使っていたのは歪み系×2(KORG DistortionとDOD FX-50B)。ディレイも買ったが直ぐに売ってしまったのでノーカウント。何時からだったか忘れましたが多分1988年前後から、歪みを2個直列(KORG→DOD)に繋いで使っていました。
DOD FX-50Bは、ゲイン8以下だと音は良いけどゲインが足りないので、KORGをブースターとして前段に配置してみたら、アンプ歪みのような良い音が出て驚くとともに、当時は「歪みコンパクトエフェクター直列接続」なんて聞いたことが無かったので、変な罪悪感がありましたね。結局、罪悪感なんて投げ捨てて、音重視・演奏性重視で直列で使うようになりましたね。DOD FX-50Bは今でいうプリアンプ的なコンパクトエフェクターだったので、もっと評価されて良いと思います。ただ、DOD FX-50Bを私以外が使っているのを見たことがないからマイナーなのは確かだなぁ。

KORG A5動画と同じ人がFX-50B動画を出してた。昔ながらの良い音が出るエフェクターだというのが分かると思う。
https://www.youtube.com/watch?v=oCnX59xM1xs

で、KORG A5の前に歪み系×2(KORG DistortionとDOD FX-50B)を繋ぎ、A5は空間系として使うのが実は当時の私の音質最強セットだったのだが、パッチ切り替えがワンプッシュというわけにはいかなくなるので、歪み系×2(KORG DistortionとDOD FX-50B)は使わずに済むよう、A5のディストーションでギリギリ許容できるドライブサウンドを頑張って作った記憶がある。ちなみにギターはTokai SilverStar改HSHでフロント・リアはDiMarzio Super Distortion(旧)、センターシングルはノーマルだった。

2023年8月14日月曜日

BOSS ME-90 Part.3

テスト中だけど、とりあえず初期セッティングを記録しておこう。
まずは、IRデータは以下を使用。
OUTPUT:
SP TYPE(Marshall JVM 205)
https://soundwoofer.com/Library/Index
「Marshall JVM 205C D11L HL B 0 -6 3 45」を使用。

【U1-1バッキング】
OD/DS:
OVERDRIVE(DRIVE:5,TONE:55,LEVEL:20)
PREAMP:
BRIT STACK(GAIN:69,BASS:40,MIDDLE:55,TREBLE:42,LEVEL:50)
MOD:CTL時に有効
CHORUS(RATE:50,DEPTH:72,E.LEVEL:50)
REVERB:
ROOM(E.LEVEL:5)
【U1-2リード1】
OD/DS:
OVERDRIVE(DRIVE:20,TONE:55,LEVEL:20)
PREAMP:
BRIT STACK(GAIN:75,BASS:40,MIDDLE:70,TREBLE:40,LEVEL:55)
DELAY:
ANALOG(TIME:390ms,FEEDBACK:20,E.LEVEL:45)
REVERB:
ROOM(E.LEVEL:5)
【U1-3リード2】
リード1+CHORUS
MOD:
CHORUS(RATE:50,DEPTH:72,E.LEVEL:50)
【U1-4クリーン】
PREAMP:
BRIT STACK(GAIN:20,BASS:40,MIDDLE:52,TREBLE:62,LEVEL:66)
MOD:
CHORUS(RATE:50,DEPTH:72,E.LEVEL:25)
REVERB:
ROOM(E.LEVEL:5)

上記がIRデータ適用後の最初期データ。そこから、中音域を少し減らし、Gotta FightのCD音に近づけたものが以下。
OD/DS:
OVERDRIVE(DRIVE:5,TONE:55,LEVEL:30)
PREAMP:
BRITSTACK(GAIN:69,BASS:40,MIDDLE:47,TREBLE:40,LEVEL:55)
そのリード版。
OD/DS:
OVERDRIVE(DRIVE:5,TONE:55,LEVEL:40)
PREAMP:
BRITSTACK(GAIN:69,BASS:40,MIDDLE:52,TREBLE:40,LEVEL:60)

リードサウンドに納得いかない、1弦15~22フレットあたりの高音の伸びを出したい。BRIT STACKで良いのか、X-CRUNCH、X-HI GAIN、X-MODDEDが良いのか、プリアンプのGAINをガンガン上げるのが良いのか、プリアンプのGAINそこそこでOD/DSでブーストしてやるのが良いのか、ブーストするのもOVERDRIVEが良いのか、T-SCREAMが良いのか。そもそもSEND/RETURNでOKKO DOMINATORを使った方が良いのか...色々模索した。

プリアンプX-MODDEDに行き着いた。BRIT STACKで作ろうとしていたマーシャルサウンドがX-MODDEDで出た。しかも、BRIT STACKよりGAIN少し低めで同等以上のドライブ感があるのにノイズが少ない。私にとってみれば、COSM(GT-1)のMarshall1959が、AIRD(ME-90)のX-MODDEDというイメージ。
あとは、ミッドを充実させるため、今はT-SCREAMをGAIN:0で挟んでますが、ここをOVERDRIVEにするか、敢えてBLUES ODにしてみるとかの遊びも考えている。
OKKO DOMINATORでディストーションサウンドを作るには今のところX-CRUNCHが合うかなぁという感じ。OKKO DOMINATORもマーシャルサウンドも作れるプリアンプみたいなコンパクトエフェクターというイメージ。こちらはこちらで、今後も少し考えようと思う。
やっぱりBOSSとしては、X-CRUNCH、X-HI GAIN、X-MODDEDがおススメなのかもしれませんね。OD/DSやNSとの相性とかも出にくい気がするし、ゲインを上げてもノイズが少ないです。逆に言うとBRIT STACKは、ファームアップデートで改善してほしいな。

【U5-1バッキング】
OD/DS:
T-SCREAM(DRIVE:5,TONE:50,LEVEL:40)
PREAMP:
X-MODDED(GAIN:60,BASS:40,MIDDLE:57,TREBLE:50,LEVEL:50)
MOD:CTL時に有効
CHORUS(RATE:50,DEPTH:72,E.LEVEL:50)
REVERB:
ROOM(E.LEVEL:5)
【U5-2リード1】
OD/DS:
T-SCREAM(DRIVE:5,TONE:50,LEVEL:47)
PREAMP:
X-MODDED(GAIN:60,BASS:40,MIDDLE:57,TREBLE:50,LEVEL:55)
DELAY:
ANALOG(TIME:390ms,FEEDBACK:20,E.LEVEL:45)
REVERB:
ROOM(E.LEVEL:5)
【U5-3リード2】
リード1+CHORUS
MOD:
CHORUS(RATE:50,DEPTH:72,E.LEVEL:50)
【U5-4クリーン】
PREAMP:
X-MODDED(GAIN:20,BASS:40,MIDDLE:52,TREBLE:62,LEVEL:66)
MOD:
CHORUS(RATE:50,DEPTH:72,E.LEVEL:25)
REVERB:
ROOM(E.LEVEL:5)

IR入れ替えたり、OKKO DOMINATORを使ったりと模索中ではあるが、今のところ上記U5-1~U5-4が有力かな。

ME-90を使って分かってきたのだが、地味に困るのがCTLを押す時に爪先が物理ノブに触れてしまって音が変わってしまうこと。これって慣れの問題なんだろうか。

2023年8月12日土曜日

BOSS ME-90 Part.2

佐川急便でやってきたME-90。というワケで、前回構想通りに組もうと思ったのだが、スペースの関係でBD-2は後回し。

私の202308エフェクター構成は以下。
1.ボリュームペダルBOSS FV-300H→2.チューナーKORG Pitchblack X
3.ME-90
4.OKKO DOMINATOR(SEND/RETURN)
5.ヘッドホン

とりあえず、GT-1ユーザーの私がME-90について分かったこと気づいたことを羅列します。

・Windows11上でBOSS TONE STUDIOは、GT-1用とME-90用が共存できている。
・ME-90をPC接続してBOSS TONE STUDIOを起動しようとしたら、ファームが古いですよって言われ、ファームをVer1.03にアップデートした。
・PCデスク足元に屈みこんでセッティングするより、PCでBOSS TONE STUDIO for ME-90を使った方がセッティングは捗りました。なので本体ノブはお店試奏以外は殆ど触ってないw
・GT-1相当にCTL設定を使ってバッキングとリードサウンドを切り替えようと思ったが、CTLで弄れるパラメーターはGT-1より限定されている。リードとバッキングはパッチを切り替えて使うのがME-90なんだろう。ボタンの少ないGT-1はCTLに機能を多く乗せたのかな?
・NS:ノイズ・サプレッサーの使い方が分からないので初期値20のまま。GT-1のノイズゲート風の方が分かりやすいかも。
・BOSS TONE STUDIO上でもエフェクター並び順は入れ替えられない。
・音を作っている時に違和感があったのが、アンプシミュレーターが変わっていてGT-1のマイクやキャビを選ぶという概念が無く、OUTPUT SELECTで何種類かのアンプのINPUT/RETURNと登録IRしか出力先が見当たらなかった。JC-120 RETURNとしたら意図した音に近づいたが...リファレンスマニュアルに「IR データ(Impulse Response)を本体にロードすることにより、スピーカー・シミュレーターとして使用することができます。」って書いてるから、少ない選択肢で満足出来なかったら自前で用意しろってことかw
・OD/DS:OVERDRIVE(DRIVE:5,TONE:57,LEVEL:50)とPREAMP:BRIT STACK(GAIN:45,BASS:47,MIDDLE:60,TREBLE:50,LEVEL:50)とREVERB(ROOM:5)だけで高崎っぽい音になった。これにCOMP/FX1:SOLOとEQ/FX2:EQとDELAY:ANALOGを追加しリード用パッチを作成。バッキングサウンドに、CTLはGotta Fight用にMOD:CHORUSをONする設定とした。ついでにクリーンサウンドもBRIT STACKで作って薄くコーラスだけかけて作った。
・ついでに、PREAMP:X-CRUNCH or NATUREとS/R:OKKO DOMINATORを接続した音も作ってみた。
・EQがBASS,MIDDLE,TREBLE,LEVELしか無い。6か7BANDのEQが欲しかったが、ME-90のコンセプトから外れるか。

開封してPCセットアップして音作って試奏して段ボールエフェクターボードにセットして、ここまで正味4時間かな。既にGT-1でのノウハウがあったのでセットアップはすんなり出来たと思う。今後、試奏を繰り返して音はステップアップしていきます。

【ME-90雑感】
マルチエフェクター機能や搭載エフェクターは限定されているが、それでもしっかり音作りが出来るものになっており、GTシリーズとハッキリ棲み分け出来てると思う。弄れる範囲を限定することによって使い方を迷わない。
マルチエフェクター入門として人に勧めるのも今後はME-90だと思う。ME-90が使えないようなら、そもそもエフェクターの使い方が分からないということなんだろうから、それならME-90のプリセットを使えば良いんじゃないかな。
あと、今後、詳細な検証はするけど、フリーのIRデータを読み込んでみた。大分良い、これなら使えそうだ。今後、自分好みの音のIRデータが見つかると良いね。

【IRデータ】
沢山おいてあるサイトを見つけた。HR/HM系のような気がする。サンプルサウンドとIRを噛ましたサウンドを聞き比べて、自分が欲しいのを選択できます。なんて至れり尽くせりなサイトでしょう。使えそうなサウンドを選んでみた。
https://soundwoofer.com/Library/Index
とりあえず「Marshall JVM 205C D11L HL B 0 -6 3 45」かな。キャビが変わるので、プリアンプやオーバードライブのセッティングも変わります。また、同じGAINなのに音が伸びやかに聞こえたりします。ギター単体で聞くと高音が出てない気がするかもしれないが、バンドアンサンブルでドラムやベースの邪魔をしないし、高音が足りないこともないです。低音もモコモコしないようカット気味です。

ME90_IRデータテスト
https://www.youtube.com/watch?v=62wfKn8mwuI
ギター一本でバッキングからソロまで一発録りなので、ME-90だけでこんな音が出来ますよってサンプル。ただし、IR使わないとデジタル臭がひどくなると思う。下手なのは勘弁してください。

2023年8月9日水曜日

BOSS ME-90 Part.1

BOSSから新製品ME-90が出た。もともと先代のME-80って、どうなんよ?って思ってたところなんですよ。ME-90をよくよく調べていくと、ノブとSEND/RETURNがついたGT-1みたいなもんだと気づき俄然興味が湧きました。アンプシミュレーターはCOMSとAIRDという世代の違いがあるのはわかっているんですけど、私のような印象の人って居ないのかな?

ちょっと私のマルチエフェクター遍歴を振り返ってみる。なお、エフェクターって本体だけで弄れたほうが幸せなのは言うまでもない。

1990~:KORG A5
2005?~:Zoom G7.1ut
2017~:BOSS GT-1(現役)
2022~:NUX MG-30(現役)

KORG A5は、本体だけで弄れて作った音を保存出来たので、音質に妥協すれば手軽で良かったと思う。あの曲の音、この曲の音、HRの音、HMの音、リード、クリーンなんて感じでパッチを用意しておけば良かったし、微調整して保存すれば良いので手軽だった。

Zoom G7.1utは、PC画面で編集しようとしたらMIDI接続が必要だったんだけど、PCにMIDI端子が無かったので本体だけで頑張ってました。本体での操作性は悪く、お気に入りサウンドを見つけるまで遠回りした記憶があります。

BOSS GT-1は、PC画面で編集する前提で買いました。そう割り切ったら、とても優秀なエフェクターです。音は良いし、PC画面は分かりやすいし、細かいところまで設定できて、BOSSの懐の深さを実感しました。考えてみればエフェクター並び順変更は結局使ったことが無いかも。

NUX MG-30は、BOSS GT-1相当の使い勝手+SEND/RETURNという感覚で期待を込めて買ってみました。結果としては、SEND/RETURNは可能性を感じたが、CTLボタンを押した時にエフェクターのON/OFFしか制御出来ないので、バッキングとリードの音作りで制約が大きかった。画面が大きいので設定を本体で弄りやすくチューナーも見やすく、音もそこそこという評価だと思う。

ここまでマルチを使ってきて思うのは、
・KORG A5:基本設定が本体ノブだけで出来れば大きい画面は必要はない
・Zoom F7.1ut:小液晶だけでパッチ作成は困難
・BOSS GT-1:ガチでパッチを作る時はPCで操作出来ればOK
・NUX MG-30:SEND/RETURNがあると歪みが楽しい
という結論かな。そういう観点から、A5とGT-1とMG-30のイイトコどりに近いのがBOSS ME-90だと思う。というわけで、BOSS GT-1は手元に残しつつ、NUX MG-30と入れ替えでBOSS ME-90を導入することにした。島村楽器で初回入荷は300個だったようです。タッチの差で店頭在庫を逃したので、店舗注文→自宅配送になりました。

というわけで、BOSS GT-1は手元に残しつつ、NUX MG-30と入れ替えでBOSS ME-90を導入することにした。試奏させてもらって導入決定したのですが、プリセットの顔とも言える1つ目のパッチから結構優秀。また、お気に入りのMarshall 1959とSD-1の組み合わせでHR/HMサウンドが出来ることも確認出来たし、Fender TwinReverbも使えるので私には十分だと思った。COSMとAIRDの違いは聞き比べをしないと分からないと思います。

BOSS ME-90は44000円($299)とコスパもぶっ壊れていると思うんだけど、BOSS PSA-100アダプター2860円、BOSS BT-DUAL5500円というオプションがあるので、フルセットだと5万ちょいという感じですかね。私の場合、アダプターはGT-1と共用するので不要、BT-DUALは直ぐ使う予定が無いし在庫が無かったので先送り、本体だけの購入となったが下取り(NUX MG-30)があったので3万以下で確保できた。
消費電力は、ME-90が9V190mA、GT-1が9V200mAなので、どちらも普通のコンパクトエフェクター相当。コンパクトエフェクター用センターマイナス9V500mAアダプターが使え、推奨しないけど1000円で買ってきた中古アダプターでも動くでしょう(GT-1でテスト済み)。ちなみに、GX-100は9V1.2Aなんで専用アダプターが必要、当然電池駆動も出来ない。

アナログな見た目で労咳御用達みたいに思われますが、GT-1相当のマルチエフェクターだがアナログモードも使えるものだと思ってもらったら分かりやすいと思う。ただしエフェクター並び順は任意変更出来ないらしいが、普通に使う分には問題無いだろう。SEND/RETURNがあるので、お好みの歪みエフェクターが使って楽しめる。作った音の歪みを調整したいとか、耳に痛いからイコライザー調整したい、コーラスはもうちょっと深めでよかったなぁとか、そういうのが手軽に調整出来て、調整後はその場で上書き保存(WRITEボタンを押して、バンク・パッチナンバーを選択、もう一度WRITEを押すだけ)するだけ。

私の辿り着いたエフェクター構成は以下。
1.ボリュームペダルBOSS FV-300H→2.チューナーKORG Pitchblack X
3.ME-90
4.BOSS BD-2→OKKO DOMINATOR(SEND/RETURN)
5.ヘッドホン

最初にボリュームペダルBOSS FV-300Hを入れてるのは、常時ギターボリューム8で使っていて、サスティーンが欲しい時にギターボリューム10にするのを、足元で安定して出来るようにするためだ。ちなみに、ギターボリューム8×ペダル10とギターボリューム10×ペダル8の音は違っていて、前者の方が若干こもります。この違いも音のニュアンスに活用できますね。
BOSS FV-300HのチューナーアウトにKORG Pitchblack Xを繋いで常時チューナーONとしていますが、演奏中のチューニングのずれが見れるので音程の違和感の正体を物理的に見やすく、オクターブチューニングに問題無いかも分かります。複数ギターを使っていると、アイツは調子良いけどコイツは何か違和感があるなぁ...みたいなことが分かりやすくなるわけです。これも自分で調整しているから気になることですね。
バッファはマルチエフェクターに任せるつもり。音が明らかに痩せるようならKORG Pitchblack Xを先頭に挟んでバッファとして使う方法がある、常時チューナーとして使えなくなる代わりチューナーONでミュートされる。

とりあえずME-90が手元に届くまでの構想はこの通りだ。これが私のゴールだと思いたいw

2023年8月6日日曜日

BOSS BD-2

 NUX MG-30のSEND/RETURNにOKKO DOMINATOR(ディストーション)を使ってセッティングしているところですが、気の迷いでBOSS Blues Driver(BD-2)を中古入手しました。以前からブースターに使えるSD-1を1個持っておきたいとは考えていたのだが、中古価格が高くて馬鹿らしくなって、代替品としてBD-2を買ったワケです。ファズっぽい歪みまでイケるし歪ませずにブースターとしても使えるので、想定通りの用途に使えそうだ。

私のマルチエフェクター歴はKORG A5が始まりなんですが、その前から持っていたエフェクターは歪みエフェクターのKORG DST-1 DistortionとDOD FX50-B Overdrive Plusのみです。(ディレイは一度買ったけど友達に売った。)で、KORGをブースターにしDODのGAINを半分くらいにすると、すっげーアンプライクな歪みが得られドライブ感も自由自在だったのを思い出します。まぁこの頃、ブースターという知識は無かったから、すごく邪道なことをしている罪悪感がありましたね。歪みエフェクター2連w。
そして、KORG A5の歪みでなんとか自分が弾けるセッティングを見出すまで、前段にこれらを突っ込んで以下のように使ってましたね。アンプはクリーンでリバーブだけかけてましたね。

Guitar
→KORG DST-1
→DOD FX50B
→KORG A5
→Fender Twin Reverb

その後は荷物削減のためKORG A5だけで実用出来るサウンドを頑張って作りましたよ。ディストーションが微妙で、使えるところが一個しか見つからなかった記憶があるなぁ。それにしても、本体だけで操作する仕様だったけど、意外に合理的な操作性だったかなと思う。

KORG A5を弾いている動画を発見した。こんな感じだったなぁ。
https://www.youtube.com/watch?v=N6DsnE41vsA

でだ、Blues Driverを何故今更買ったかというと、OKKO DOMINATORのゲインを下げ、BOSS Blues Driverをブースターにして音を作ったら意外に良い音出来るんじゃないか?と思いついたからです。マルチだけで音を作るのも良いんですけど、自分だけの音というロマンですかね。こんな接続です。

Guitar
→KORG Pitchblack X
→YAMAHA VP-50ST
→NUX MG-30(SEND)
→BOSS Blues Driver
→OKKO DOMINATOR
→NUX MG-30(RETURN)
→ヘッドフォン出力

ついでにノイズ対策。マルチエフェクターとコンパクトエフェクターの電源アダプターを共用(5股分岐ケーブル使用)していたんですが、OKKOのホワイトノイズが大きすぎる気がしていた。調べてみると、アナログとデジタルの機器を同じ電源アダプターで使うとノイズが乗るらしいので、ノイズ対策のためアナログなKORG Pitchblack X、BOSS Blues Driver、OKKO DOMINATORBOSS用にアダプターを追加したらOKKOのホワイトノイズが明らかに減ったような気がする。

これで完成と思います。リード時には更に前段にブースター(NUX内T Screamer)を噛ましてゲインを稼ぐので歪みエフェクター3連w。歪みエフェクター3連wってなんか罪悪感ありますが、OKKO DOMINATORはプリアンプに見立てていてアンシュミはクリーンだから、これで良いのかもね。

BD-2、ブースターとしての使い方。
https://www.digimart.net/magazine/article/2020102104155.html

2023年7月31日月曜日

MicroSD 1TB

 2018年10月に買ったMicroSD 200GBをAndroidスマホで使用しているのだが、1TBなMicroSDが納得の価格帯になってきたので交換するか悩んでいる。1TBとかの大容量になってくると書き込み速度も気になってくる。価格コム調べだと以下のような感じ。

・SanDisk Ultra 512GB:約4千円、SeqWrite:20~30MB/s
・SanDisk Ultra 1TB:約10千円、SeqWrite:20~30MB/s
→150GBを書き込み25MB/sで1時間42分かかる。
・SanDisk Extream Pro 512GB:約7千円、SeqWrite:130MB/s
・SanDisk Extream Pro 1TB:約15千円、SeqWrite:130MB/s
→150GBを書き込み100MB/sで25分かかる。

引っ越しデータを150GBとして見積もった結果だが、雲泥の差だね。WiFi経由でNASからデータコピーするならSeqWrite:20~30MB/sで十分だが、大容量の引っ越し等を考え速度の遅いUltraはやめようと思った。近所のツクモには、SanDiskのUltraとExtreamとExtream Proが売っているが、Extream Proと速度も大差ないSanDisk Extream 1TBを約1.4万で買ってきた。

MicroSD 200GBをPCに差してデータを引っこ抜くことにしたのだが、早速不測の事態が起きた。頻繁にWindows 11が読み取りエラーを吐いた。再度コピーをすると無事にコピー出来るのだが、調子が悪いね。
Linuxの方が安定しているかと考えラズパイでコピーしたら大分マシだったが、それでもコピーエラーが発生し、「ファイルのsplice中にエラーが発生しました。入力/出力エラーです。」「~~ファイルを開くときにエラーが発生しました。許可がありません。」という感じ。
もしかしたらMicroSDの劣化なのかもしれない。結局、エンタメファイルはNASに元ファイルがあるので無理にバックアップせず、過去のカメラデータ等のみバックアップした。エラーが出たファイルは手作業で再度コピーした。

次に、1TB MicroSDをRedmi Note 11に刺し、スマホをPCにUSB接続し、取り急ぎ必要なものだけコピーした。新しいMicroSD 1TBはアライメントがズレたら面倒なので、デフォのフォーマットのまま。
今後、ゆっくりデータ追加していこうと思う。結局、NASにデータをまとめ、FolderSyncでWiFi経由でコピーかな...そうなるとMicroSD書き込み速度なんて関係なくなるわけだけどねw

2023年7月28日金曜日

NUX MG-30 Part 2

前回、OKKO DOMINATORとMG-30を組み合わせてみたわけですが、ちょっと気になることがありました。まず、用意した機器は以下です。 ①MG-30 ②KORG Pitchblack X ③OKKO DOMINATOR ④BOSS FV-300H 最初のテスト接続は以下のように行った。 G─④─③─①→ヘッドフォン出力   │   └TunerOUT─② これだとMG-30内のノイズキャンセラーやコンプの前にOKKOが来るヘンテコな繋ぎ方ですが、ギター→OKKO→アンプというようなシンプルな接続イメージで、まず音を確認する...というのにはお手軽と言えます。SEND/RETURNが無いマルチエフェクターに外部の歪み系エフェクター等を繋ぐ場合に相当しますね。 次に本番接続。 G─④─①SEND─③─①RETURN→ヘッドフォン出力   │   └TunerOUT─② この接続にしたら、OKKOセッティングを弄ってないのに音ヌケが悪くなったような気がした。そこで構成を考え直してみることにした。 先頭のバッファー(ローインピーダンスに変換する機能)が最も音ヌケ(音質)に影響を与えると言われている。様々なエフェクターにもバッファーは搭載されているので、生音は先頭エフェクターのバッファーを通した音になると考えたら分かりやすいだろう。 手持ちのKORG Pitchblack Xには評判の良いバッファーが搭載されているので、それを先頭に持ってきて音ヌケ改善を図ることにした。KORG Pitchblack Xを通した音をクリーントーンで確認してみたら、音の輪郭がハッキリしました。なるほどねぇ。ギター出力は、なるべく早くノイズ影響の少ないローインピーダンスに変換しちゃった方が楽らしい。この変換時に音質に影響があるから、なるべく好みのローインピーダンス変換機器を先頭に持ってこいということか。 KORG Pitchblack Xを先頭に持ってくるため、ローインピーダンスなペダルYAMAHA VP-50STを中古で買ってきました。BOSSのペダルより安くて軽かったですw チューナー・バッファを最初に通すセッティングは以下です。 ①MG-30 ②KORG Pitchblack X ③OKKO DOMINATOR ⑤YAMAHA VP-50ST G─②─⑤─①SEND─③─①RETURN→ヘッドフォン出力 音ヌケだけじゃなくボリュームペダルの効きも良くなった気がします。アンシュミはTWIN RVB(Fender Twin Reverb)に変更、クランチサウンド~ギターボリュームを絞ってクリーンサウンドというセッティングにしてみました。リードサウンドはCTLボタンによるSCEAN2への切り替えで、SEND前にT SCREAM(Ibanez TUBE SCREAMER)追加でブーストしつつ、RETURN後に6-BAND EQ(BOSS GE-6)追加で音質音量調整してOKKOの癖を少し消してリードサウンドを作りました。 また、SCEAN3ではSCEAN2からOKKOをキャンセルするようにしてクランチでリード用のイコライザー・コーラス・ディレイ適用サウンドも出せるようにしてみました。SCEAN3への切り替えはCTL2を2回押しなので、滅多に使わないと思うけど。 Scene機能について、違いを見てみよう。 NUX MG-30 ・エフェクターのON/OFFのみ BOSS GT-1 ・エフェクターのON/OFF ・アンプゲイン等の数値を変更(ゲインアップや出力アップが可能) どちらもバッキングサウンドに対し、リードサウンドに必要な要件は、ようは単音で抜ける音になれば良いと考えているので、NUX使用時は以下のように接続している。 【バッキングサウンド】 Pitchblack X:バッファ VP-50ST:ボリューム NUX-input ノイズキャンセラー:NUX Send:NUX OKKO Dominator Return:NUX アンシュミ:NUX リバーブ:NUX 【リードサウンド】 Pitchblack X VP-50ST NUX-input ノイズキャンセラー:NUX T Screamer(ミッドブースター):NUX Send:NUX OKKO Dominator Return:NUX アンシュミ:NUX 6BandEQ(音量UP、イコライジング):NUX コーラス:NUX ディレイ:NUX リバーブ:NUX 一応ね、私の考え方。 【バッキング】 ・アンシュミだけで生音~軽いクランチ程度のサウンドを決める。 ・おまけで軽くリバーブかける。 ・コンパクトエフェクターで、リードに使わない前提でゲイン・トーンを決める。 ようは、アンシュミとコンパクトエフェクターでバッキングサウンドを決めちゃう。イコライザーは使わない。 【リード】 ・バッキングに対し、コーラス・ディレイを足す。 ・次にミッドブースター。マルチ内のTubeScreamer,SD-1,BD-2あたりをコンパクトエフェクターの前に入れ、中音に寄せたリードサウンドとしつつ、ボリュームとゲインでリードサウンドに仕立て上げる。ゲイン上げすぎずに伸びやかなサウンドというのを重視して、多少耳に痛い音域があってもOKという前提で作ります。 ・アンシュミの後にイコライザーを入れ、耳に痛い音域、伸びの足りない音域を足し算引き算します。 ・イコライザーでリードサウンドの音量を決めます。 ここまで使い込んでみて思ったのは、メインで使いたい歪みエフェクターがあるのでSEND/RETURNがあるコンパクトなマルチエフェクターが欲しいというニーズに応えるものがMG-30ですが、SCEANチェンジ機能・PC接続安定性を考えるとイマイチという印象。多分分かりやすい(弄りやすい)という1点だけで評価されているんじゃないかと思う。 http://autergo.blog.shinobi.jp/%E6%89%80%E6%9C%89%E6%A9%9F%E6%9D%90/nux%20mg-30

2023年7月6日木曜日

オフィスソフト

ここ何年も個人用EXCEL・WORDはオンラインで事足りるので調達していなかった。確かに事足りるのだが、オンラインのみということは個人情報が常にMicrosoftサーバにあるわけで、それをどう考えるかなんだよね。というワケで、私は一手間かかってもローカルにパスワードかけたファイルで保存しておきたいと考えた。具体に何かっていうと、実家をたたむ際に作成した個人的な文書テンプレと出納管理とかなんだけどねぇ。まぁ他にもあるけど。

というワケで、WindowsのPortable App版もあり、ラズパイでも使えるLibreOfficeに移行してみることにした。なお、Android環境でも何種類かアプリがありそうだ。AndrOpen Officeとか。

https://ja.libreoffice.org/

ちなみに、Apache OpenOfficeとLibreOfficeとどっちが良いの?と聞かれたらLibreOffice。Libreの方が後継という扱いで、現在も開発が活発と言われている。逆にApacheは開発自体は2011年に終了しメンテナンスモードっぽいですね。ただ、Apacheはどっかの国の自治体でも使っているハズで、だからメンテナンスだけはされているのだろうと思う。

久しぶりにCalcを弄ってみたが懐かしい雰囲気だ。MSオフィスがリボンインターフェースに改悪される以前っぽい。簡単な出納帳作成であれば、EXCELと数式も変わらないので無問題だった。自分のスキルレベルや使用用途が分かっていて自己完結で使う分にはLibreOfficeは良い選択肢だと思う。どっちが良いか判断がつかないレベルなら、素直に金払ってEXCELって感じですかね。口座番号等は記入しない小遣い帳レベルなら、スマホ・PCブラウザで弄れるしGoogleスプレッドシートが便利だと思う。

あとはAcrobat Readerを使っていたが、ビューアなのにディスク容量を0.5GBも消費するのが納得いかなかった。だが、Microsoft EdgeでPDFを見るのがとても良いことに気づいたので、家庭用途にPDFビューアの追加インストールは不要だと思った。FirefoxでPDFリンクをクリックしたらEdgeでPDFが開かさるwという挙動がいい感じです。

2023年7月3日月曜日

Q-4 壁紙的なもの

プチ改造されたQ。ピックガードの黒色が、ボディの青緑色(Sea Foam Green Matte)の組み合わせが微妙なので、色を変えようと思う。というワケで、さっそく改造だ。

①リメイクシート
ストラトのボディ青緑色の場合、ピックガードは白だと思うので、それなら違和感がなかったのかもしれませんね。で、折角色を変えるなら、出来ればべっ甲調かなと考えていたが、ホームセンターや100均にべっ甲調リメイクシートは見つからず、大理石調は心躍らず、色合い的に妥協できる皮調のものを買ってきた。合皮リメイクシートだと擦れに超弱いので、全面ビニールの「リメイクシート(レザー調、ブラウン、90cm×30cm)」だ。

②ついでに買ったもの
今後も絶対使う道具を追加購入した。オルファのカッター替刃(大)10枚入、折った刃を入れるケース、カッター用アルミ定規、デザインナイフ、カッター台を買ったのだが、もっと早く買っておくべきだったなぁと思った。
ちょっと変わり種として今回用意したのが「ギター工作時にネックを置く枕的なもの」にするためのクッション材「安心クッション カマボコ BK」だ。長さ40cmのものを、3cm、5cm、10cm、20cmというようにカットし、ギターを机の上に置くときのクッション材とした。お店でも、ギターの弦をはったり掃除する時に、ヘッドに変な力がかからないようネックを枕に置いて作業してますよね。あれ風なものです。ギターを裏返してキャビティ作業する用途にも対応できるよう多様な長さでカットしてみた。部品が凹凸してる機器を台に置いて作業する時に、とても便利です。
早速、ボディ裏のキャビティを開けて配線を見るのに使ってみたら、大変便利でした。弦と指板の間に布(ボディを拭くヤツでOK)を挟んでからネッククッションを使うと尚良いでしょう。

③リメイクシートを貼る
カッター台もカッター用アルミ定規もあり、カッターの刃も新鮮なところで、リメイクシートをピックガード+1cm程度の四角に切った。次に、シート粘着面を上向きに置き、その上にピックガードを載せて軽く圧着したら、デザインカッターで糊代を残すイメージで余計な部分をカット。糊代部分は放射状に切り込みを入れピックガードの曲線に追従できるようにしておき、シートを貼りつけていきます。糊代が三重以上に分厚く重なる部分は適宜カットした。ネジ穴は、目打ちで穴あけして終了です。シートはビニール製で柔軟性があるので、下手にカットしない方が綺麗に仕上がります。
これら作業は、普通のカッターでも全然構わないのだけれど、デザインナイフの方が細かい作業に向いているし曲線カットも断然気持ち良いです。でかいカッターで1cmくらいの糊代に切り込みを入れるのは気を遣いますが、デザインナイフなら楽勝です。
お手軽作業の割には綺麗に出来たと思う。汚くなったり飽きたらリメイクシートを剝がしてもいいし、貼り換えても良いだろう。




④弦交換
残るカスタム「ボリュームポットをAカーブに交換」は、今の綺麗な配線を見たら弄る気が失せたので、Qのカスタマイズは、ひとまず完了とした。というワケで弦交換だ。

実はダウンチューニングにも対応出来るよう低音弦を太目にしてみたらどうかと思い、初期弦10-46の状態からプレーン弦だけ09セットの使い古しに交換して似非09-46としてテストしていたんだけど、弦張りっぱなしでのネック負担や演奏時の指への負担を考え、やはり私は09-42かなと思った。というわけで、在庫していたエリクサー,OPTIWEB,09-42に交換しました。これが切れるまでの様子を観察してみようと思う。

ちなみに、ダダリオのノン・コーティング弦とエリクサーOPTIWEBとエリクサーNANOWEBを手持ちギターで混在して使っていて気付いたのだが、OPTIWEBだとノン・コーティング弦のギターから持ち替えても違和感が少ないように感じたが、逆にNANOWEBの滑りの良さも全然アリだなと思うようにもなった。NANOWEBならフィンガーイーズのスプレーを吹いたような感じが長期間味わえるわけです。まぁ個人の趣味嗜好だけど、わざわざ高いOPTIWEBを選ぶ理由が私には無いので、次買うならNANOWEBかも。

⑤弾いてみた
Qが概成したので録音してみた。色々考えたのだが、結局は最近興味が湧いている人間椅子 恐怖の大王を弾いてみた。チューニングを下げていったら人生初の全弦1.5音下げの6弦C♯からなるチューニングになった。弦のテンションはペロペロです。バッキングを概ね耳コピしたところで時間切れ、ギターソロ適当で録音した。このタイミングで録音しないと、次に録音するのが何時になるか分からなくなるんで、録音したものに写真一枚をくっつけてYouTubeに上げました。
https://www.youtube.com/watch?v=kBA8u997bjU

元音源を左に20%寄せ、私のギターIbanez Q54を右に20%寄せてます。Ibanez Q54の音?が聞こえるよう音量調整してます。ちなみにYouTubeは、著作権がダメなら非公開になるしOKなら公開できる。著作権のことはYouTubeに丸投げできるので楽ですね。ちなみに今回の曲は「著作権で保護されたコンテンツが見つかりました。著作権者はYouTubeでのコンテンツ使用を許可しています。」となっています。このへんの塩梅は、レコード会社とGoogleの契約次第なんでしょうね。

私はIbanez Q54(ロングスケール)とGibson Flying V(ミドルスケール)で09-42弦1.5音下げにしてみたが、どちらのギターもチューニングが合わせにくいし、ちょっとしたことでシャープしがちでした。ホントかウソか分かりませんが、トニーアイオミの1.5音下げチューニングもGibson SG(ミドルスケール)で09-42らしいので、実用出来るギリギリなんだろうとは思う。人間椅子 和嶋さんはGibson SGで、ダウンチューニング用は10-52弦を使ってテンションを確保しているようだ。
今回のエフェクターはNUX MG-30です。BOSS GT-1ではSD-1(BOSS SD-1)+MS1959、MG-30ではT-SCREAM (Ibanez Tube Screamer)+JCM800という感じで似たような感じになっている。

というわけで、Ibanez Q54ですが、普段はAlterスイッチONで疑似フロントハムとリアハムを切り替えて使ってますよ。この疑似フロントハムサウンドが想像以上に良かったです。あと、AlterスイッチOFFで出るシングルコイルのセンターも良い音でお気に入りですね。
様々なモードで実用的な音が出て、ほかのギターと持ち替えても違和感ないストレートフレットとネック太さ、座っても立っても弾きやすいボディバランス、手頃な価格と実用的なギター精度、とにかく軽くてコンパクト、オクターブチューニングや弦高調整などのメンテナンス性も良好...良さを言葉にするとこんな感じだが、Ibanez Q54は長く愛着を持って使えそうです。Ibanez Q54とコンパクトマルチエフェクターの組み合わせが最強すぎるわ。

2023年6月26日月曜日

RedmiNote11 その7

サブスマホとして活用中のXiaomi Redmi Note 11。Android11で使い始め、今はMIUI14のAndroid13になった。Google パートナーメーカーとして具体的に上がったSamsung / Xiaomi / OnePlus / OPPO の 4 メーカーは、発売後2~3年はOSのメジャーアップデートが、発売後5年はセキュリティアップデートが提供されるんじゃないかと予想されていますね。時代が変わったなぁ。
https://jetstream.bz/archives/167116

■Unlock準備だけしておく
今のところ必要に駆られてはいないけどアンロック準備だけしておこうと思う。PCでMi Unlockをセットアップ の手前、ツールダウンロードまで実施しておいた。そのうち必要になったらアンロックするがルート化する時は初期化されるようなので、当面放置。
https://www.lisz-works.com/entry/redmi-note-10-blu

■VPNを考える
Android13になって良いことばかりではなかった。Android13でL2TP/IPsecが本格的に使えなくなり、自宅サーバにVPN接続が出来なくなった。空港WiFi等もあるので、VPN接続という手段は持っておきたいですよね。
調べてみたら、Android13で標準サポートされるVPN接続はIKEv2/IPsecとなったが、現行SoftEtherではサポートされていない。回避策はSoftEtherで「OpenVPN サーバー機能の有効化」を使い、AndroidスマホではOpenVPNクライアントを使って接続するというもの。ふ~ん。

以下を参考に設定した。
https://blog.oyasu.info/2021/08/17/8244/

1.SoftEther VPN サーバ管理マネージャーで接続
2.「OpenVPN / MS-SSTP 設定」に入る
3.「OpenVPN サーバ機能を有効にする」にチェック
4.私はHTTPで使うので、UDPポートは空欄にする
5.「OpenVPN クライアント用のサンプル設定ファイルを生成」を押す
6.ダウンロードされたzipを解凍
7.「raspberrypi_openvpn_remote_access_l3.ovpn」をテキストエディタで開く
8.「proto tcp」を確認(UDPで接続するなら「proto udp」となってるはず)
9.「remote XX.XXX.X.XX 443」のX部分を自分ドメインに修正
10.自分用設定ファイル.ovpnとして名前を付けて保存
11.Androidスマホに「OpenVPN Connect - OpenVPN App」をインストール
12.自分用設定ファイル.ovpnをスマホにコピー
13.「OpenVPN Connect - OpenVPN App」に設定ファイルをインポート

という感じで接続できるようになった。手探りだったが、やれば出来るという難易度だった。先人、ありがとう。こうなってくるとL2TPは塞いだ方が良いのかもしれないので、iPhoneの方にもOpenVPNを入れました。

■そろそろMicroSD更新
SanDisk Ultra 200GBを2018年10月に7000円程度で購入、スマホで使い続けて3.5年以上経過した。スマホで使うだけなら意外に壊れないもんだね。
そろそろ2TB製品が出てくる頃合いなのか、1TBが1万円くらいから売っている。今後の値動きに注目です。この容量だと書き込み速度も気になるので、SanDisk ExtreamかExtream Proあたりが良いと思う。
Ultra
https://review.kakaku.com/review/K0001349973/ReviewCD=1511876/#tab
Extream Pro
https://review.kakaku.com/review/K0001459538/ReviewCD=1718960/#tab

2023年6月19日月曜日

OKKO DOMINATOR

NUX MG-30でセンド・リターンを使ってみたくて、コンパクトエフェクターを調達するため中古屋をのぞいたら、面白い歪みエフェクターを見つけた。OKKO DOMINATORだ。
かなり幅広いサウンドが楽しめるコンパクトエフェクターなんだけど、プリアンプ的歪みが得られ、ギターボリュームでサウンドコントロールできます。この幅広いサウンドというのがスゴイ。ジャズコに突っ込んでマーシャルっぽい音が出せた。
早速、MG-30センド・リターンにDOMINATORを繋いでみた。今まではマーシャルとSD-1のコンボで出来ていた私の音だが、今回はMG-30センド・リターンに繋いだDOMINATORメインなので、アンシュミはジャズコでセッティングを作り直したが、まだ良い落としどころが見つからない。もしかしたらFender系クリーンアンプ(デラリバかな)に変えるかもしれないなぁ。あと、折角マルチエフェクターを使ってPC画面でセッティングを作成しているのに、屈みこんでDOMINATORという物理的なコンパクトエフェクターを弄るという矛盾を感じていますw。

次に、思うところあってボリュームペダルBOSS FV-300Hを中古で買ってみた。ギターはVol8程度で使うのが常になっているんですが、それをペダルでコントロールすることにした。これでリード時にもう一息ゲインを稼ぎたい時に、足で対応できるようになる。
ペダルがスカスカで止まらなかったので分解調整した。トルク調整を行う板バネの調整と、全開時にペダルゴムの厚さが足りなかったのでスポンジゴム5mmを追加しておいた。あとはノイズもなく大丈夫だった。

最後にチューナー、KORG Pitchblack Xを買った。ボリュームペダルのチューナーアウトに繋いだので、音程感に違和感の感じた時に演奏中でも確認出来るようになりました。クリップチューナーはダウンチューニング時に合わせにくいし、マルチエフェクターのチューナーも踏み間違いが多いというのが購入理由で、必須アイテムというワケではないかもしれません。
一応、お店で数種類見せてもらった中から、メーター横向きで電池駆動可能なものを選定した。ついでに言えば、バッファも搭載しているので、接続を変えれば音質劣化も防ぐ使い方も出来る。その場合は、ローインピーダンスなボリュームペダルに買い替えが必要になるのかな。

というワケで、MG-30マルチを使いつつも、DOMINATORで少し個性を出せるようになった。ちなみにMG-30、アンプセッティングをCTRLで切り替えられないんで、バッキングをDOMINATORとアンプセッティングで作り、リード用にTube Screamerでちょっとゲインブーストして、イコライザーで音質的に棘を抜きサスティーン感のあるサウンドに調整しつつボリュームアップを図りました。あとはコーラスとディレイを軽くかけて完成。これで私用のメインサウンドが出来た。

最後に、接続順も決まったところで使いやすく配置しよう。何も考えずに置いておくと配線がゴチャゴチャ。自宅で使うにも、PCデスク足元奥に置いておき、使う時に引っぱり出す感じなので、家にあった段ボールの上にPP板を貼り付けて似非エフェクターボードを作った。
配置が決まったらエフェクターは100均ヤモリ両面テープで固定するつもり、電源はマルチエフェクターのアダプターから5股分岐ケーブルでDONINATORとPitchblack Xに供給した。一応、エフェクターセットが完成した。



2023年5月26日金曜日

Fire Max 11が出るってさ

Fire HD 10を買ったと思ったら、新タブレットがどんどん出てくるという罠が発動中。新タブレットAmazon Fire Max 11が3.5万くらいで出るらしい。
https://kakakumag.com/pc-smartphone/?id=19595
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/serial/goodbuy/1502873.html
https://photosku.com/archives/5063/
これがGW中に目の前にあったら買ってたかもしれないけど、冷静にスペックを見ると微妙。その微妙ポイントを羅列してみよう。

・画面11インチ(2000x1200ドット)は広そうに思えるが、10インチの(1920x1200ドット)と縦ドット数が同じ
・充電も早くなさそう
・専用のペンやキーボードカバーも安くはない
・専用キーボードにタッチパッドがない
・メモリは4GB(Fire HD 10は3GB,10 Plusは4GB)
・CPUは10 Plusより約50%高速らしいが...
 Fire HD 10(Plus):Cortex A73x4 +Cortex A53x4
 Fire MAX 11:Cortex A78x2 +Cortex A55x6
・相変わらずGPS非搭載
・イヤホン端子が無くなった

これで本体のみ3.5万。スタイラスペン+キーボード付きカバーセット4.8万。Amazonどうした。私はスタイラスペンと専用キーボードも不要だし、1.3万のHD 10を購入して正解だった...と、今は思っています。なんだろう、ネットから、あまりナシの声が聞こえてこないな。まだ現物が出てないからかな?

2023年5月19日金曜日

Q-3 人工象牙

プチ改造されたQ。純正ナットをよく見ていたら、高めなだけじゃなく接着も荒かったのを見つけてしまった。寝る前に少し触るだけじゃ我慢できなくなり、とりあえず純正ナットは簡単に外れるのか試してみようと思ったまでは良かったが、気が付けばナット交換完了してましたw

①純正ナットを外す
弦を外しナットを外すのだが、ナットをプライヤーで軽くコンコンと突いてみたら簡単に外れました。ナット材に接着剤は浸透しないので、位置決め程度の接着だったようです。Ibanezの黒いナットは共通のものを使ってるように見える。

②接着剤の残骸除去
カッターの刃でこそぎ落し、残りは平型と三角型の棒ヤスリを使い、それなりに綺麗に掃除した。いつのまにか指板にカッターの刃を擦ったらしい線が1本入ってしまったが、傷は浅いので気にしないことにした。マスキングテープで養生すべきだったな。

③ナット(TUSQ PQ-6010-00)を削る
純正ナットの高さを参考にTUSQナットに削る目安となる線をマジックで書き、書いた線が消えるまでナット底面を削っていきます。具体にはテーブルに180番の紙ヤスリをひいて、その上を滑らせてナット底面を削った。
だいたい純正ナットと同じ高さになったら、TUSQナットをギターのせてみて確認してみた。弦の溝位置は大丈夫でしたが、ナットが左右に出っ張らないよう左右合計1.5mmほど削った。ナットの角も落とし、手が痛くないよう配慮しましたよ。
ナット作成は削り過ぎたらお陀仏なので、しばらく弾いてみて気持ち良くなかったなら再び削るつもりで成形した方が良いです。まぁ、今回は純正ナットが手元に残っているし、TUSQも1000円くらいで買えるから、気楽なものでした。
ちなみに私は、貰った鹿の角でアコギサドルを削りだしして作った過去があるので、それと比べれば臭くないし楽な作業だと感じました。

④ナットを接着
接着しないとナットが傾いたりズレたりする。べったり接着しないのがスタンダード。瞬間接着剤を使用し、ナットがネックに密着するよう1分くらいは手でしっかり押さえておいた。

というワケで完成しました。純正形状とは違う出で立ちになったが、まぁまぁの出来でしょう。TUSQナット溝が気に入らなければ、目立てヤスリと巻き弦をヤスリ代わりにして溝調整していこうと思う。
なお、自分は1~3弦のナット溝の掃除を巻き弦である4弦を使って行ったことがある。つまり、1~3弦のナット溝は結構余裕を持った太さになっているようなので、ナット溝調整のためにわざわざ高価なナット専用ヤスリは必要ないかなと私は思う。
 




2023年5月17日水曜日

寝床タブ Fire HD 10(2021 第11世代)

寝床で使っているタブレットは2019年に買ったHUAWEI Mediapad T5だった。
https://suzy-pro.blogspot.com/2019/07/yoga-tablet-105huawei-mediapad-t5.html
HUAWEIがGoogleから締め出しをくらい、Google Playストアの代替となる独自ストアを用意し、セキュリティアップデートという名のOSアプデが配布されたのだが、そのせいで16GBしかないストレージが異常に圧迫されてしまった上に、端末動作が重くなった。不要そうなアプリを止めて軽量化してたけど、HUAWEI関係が完全に止められていないせいだと思うが、最近は再び重くなってきたように思う。さらには充電端子も接触不良気味になってきた。そんなわけでPixel Tabletが出たら乗り換えるようかなぁと考えていたのだが...

GW中に近所のホームセンターを見ていたら、スマート家電コーナーでFire HD 10(2021 第11世代 ストレージ32GB CPU8コア メモリ3GB)が税込み\13kだったので買ってみた。

セットアップしたアプリは以下。
・Google Play ストア
・X-plorer
・AdGuard
・Youtube Revanced
・小説を読もう
・ComittoN
・Firefox
・Chrome
・KIWI
・Sleipnir
・Google Keep
・VNC

Fire HD 10の印象ですが、Mediapad T5よりサクサク動き、普通にAndroidタブレットとして使えているし、用途的にストレージ32GBで十分。Android9相当みたいですが特に問題は感じてないというか、むしろ今となっては軽いOSなので良いかもしれません。GPSも積んでないみたいだが、こんなでかいタブレットは家でしか使わないので問題無い。Redmi Note 11で急速充電に慣れた体にはFire HD 10の充電の遅さは気になりますが、まぁ寝床タブなので問題というほどのことでもないかな。

Fire HD 10を買ってから数日後、Pixel Tabletは79800円からだと分かった。499$らしいから1$160円換算ということか...そもそも高いし、そこまで機能・性能を求めていないので、Pixel Tabletへの興味が失せました。

2023年5月12日金曜日

Q-2 換えられるもの

買って早々にプチ改造されたQ。しかし平日夜中にギターを弾けるわけもなく、寝る前に少し手に取ってみるだけという日々を過ごしておりますw

アンプ(マルチエフェクター)に繋がず触っていると、意外に生鳴りが大きい。小さいからネック・ボディ全体に振動を感じるが、かといってサスティーンには悪さをしていないようだ。弦をオンチューニングのまま置いておいたら少しネックが順反りしたように思うが、落ち着いてから調整しようと思う。

という近況だ。まだ交換出来ていないものがある。構想としては、弦、ナット、ポットの交換は近々にやっても良いかも。

【弦】
初期装備の弦は、カタログに出ているダダリオ10-46が張ってあるように感じる。ネック負担と指負担を考え、さっさと弦交換しようと思う。私の場合、2弦チョーキング時の指負担を懸念しているので、ロングスケールだと09-42だ。ちなみにGibson Flying Vでは09-46がテンション的には良いが、今は09-42で運用中、弦の予備は09-42だけ用意しておけば良いというのが私の理想。
まだセッティング中なので、使い古しの1~3弦を引っぱり出して09-46化してみた。仕様が落ち着いてから新品弦に交換だ。

なお、最近気になっているのがダダリオEXL130+だ。2弦も0.105だし、この085-39セットは良いかも。見つけたら一度は買ってみよう。

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/26737/

かつて使っていたアニーボール08-38セットは、2弦が09セットと同じ太さの11だったので使わなくなった。その後に09セットに1弦だけ08をバラ買いで入れて1.5~2.0音チョーキングで遊んでいたんだが、1弦ボールエンドが解けることが2度くらいあって08の使用を止めた。
ダダリオEXL130+は、週末3時間ギタリストに恩恵となるのだろうか。

【ナット】
Ibanez QシリーズのYouTube等で深堀りしていたら、ナット仕上げが雑でだし、ナットが高すぎるというのを見た。まぁ言っていることは分かるが、プレイ出来ないほどではない。個体差もあるのかな。DIYでナット調整した例で見たのは、ナットファイルで弦溝を彫りこんで弦高調整しナット角を丸めて仕上げていた。これを見つつ、私はナットを外して底面を削って高さ調整してやろうかと考えていたのだが、そもそも純正ナットを削らなくても良さそうだ。ナットの代替品を見つけたというか...家にあったw

グラフテック TUSQ PQ-6010-00(Gibsonスタイル用ナット)

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/126850/

Q54のネックはR305、Gibsonと同じR305なので、もしかしたらと思って見比べてみたらナットの弦ピッチがほぼ同じだったので、溝を掘る必要が無く上面側の加工が不要そうだ。ヘッド側の弦長も3cmほどしかないので、ナット弦溝の滑りもあまり気にする必要もなさそうなので、底面側を削って高さ調整するのと、側面側を削ってネック幅に合わせれば良さそう。失敗しても、純正ナットに戻せば復旧可能。ボリュームポット等も白くなったし、ナットも手持ちの白で良いかなと思う。弦交換と同時かな。

【ポット交換】
ギターボリュームをゼロから少しずつ開けてフェードインしようと思ったら、目盛り1.5あたりで唐突に大きな音が出始めた。(え?ペダルでやれって?そういう考え方もたしかにある。)Qのポットを確認してみたら、ボリュームが500KΩのBカーブ、トーンが500KΩのAカーブとなっているようだ。私はボリューム8くらいをMAXとして音作りしているので、すっかりAカーブな体になっていたようです。まだ現時点では配線弄りを最小限にしたいので、まずは手持ちのSCUD安物ポット500KΩのAカーブに交換しようと思う。ガリが酷くなったら再びポット交換すれば良いし、純正に拘りたくなったなら純正のトーンとボリュームのポットを入れ替えるという手もある。
SCUD ( スカッド ) / POT-500A ミリ規格ポット 

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/17441/

以上のような交換予定です。

2023年5月9日火曜日

Q-1 求めるもの

ギターを複数持っていると、それぞれの個性を味わえて楽しいです。個性を司る要素の一つがブリッジ。シンクロトレモロなストラト、Floyd Rose系ブリッジ搭載のスーパーストラト、チューンOマチックなギブソン・フライングV、Floyd Roseダウン専用セッティングのKILLERというように、私にとって現実味のある一通りのブリッジを体験して思うことがあった。

チューニング安定性はKILLERが最高で、ダウン専用Floyd Roseに感動しました。チューニングが安定しているとストレスが激減するという当たり前っぽいことが、意外にエレキギターでは難しい問題なんだなと再認識しましたよ。そういえばFlying-Vもチューニングが手軽なので、手にする機会が増えたなぁ。

というワケで今までは前置きですが、座って弾きやすく、軽くてコンパクトで、チューニングが安定し、多彩な音が楽しめて、メンテナンスが楽な、パッと手に取れるギターが欲しくなった。

先日、ストランドバーグ6弦モデル(Boden Metal 6)の中古を見つけ試奏させてもらった。ネック形状が独特すぎるし、ファンフレットは自分に合わないし、フィッシュマンのアクティブピックアップも私には要らんなぁと感じ、中古18万の価値を私は見出せなかった。なお、1弦側が25インチ、6弦側が25.5インチのスケールになっているのは私好みのテンションだった。

https://www.shimamura.co.jp/shop/hiroshima/product/20210117/19579

もう一つ気になっているギターがIbanezのQシリーズ。中古どころか新品すら目にしたことが無く、その上昨今の世界情勢のせいで値上がりしていて、どうしたものかと思っていたが、ストランドバーグを試奏した後に島村楽器サイトを見てみたら、他地域店在庫が新品11万で出ているのを発見した。値上げ前の仕入れ品じゃないかな。

近所の島村に相談したら、取り寄せ可能、その価格でOK、10万超えなので絶対買うなら複数本取り寄せて試奏の上で買えるという話になった。この価格で買える最後のタイミングかもしれないと思い、Q52とQ54を弾き比べさせてもらい、Ibanez Q54(SFM : Sea Foam Green Matte)を購入した。

https://www.ibanez.com/jp/products/detail/q54_1p_01.html

特徴や調整方法は以下を見ると分かりやすい。

https://guitar-workout-papa.com/ibanez-quest/

https://guitar-workout-papa.com/ibanez-q52-rg/

というワケで、うちに持って帰り早速弾いてみた結果、初日から少々カスタムが入ってしまった。カスタム箇所は以下。

①ポットのノブ
ボリュームとトーンのノブに目盛りが欲しいので、家にあったストラト用の白いノブに交換した。Tokai Silverstarをインチ規格のCTSポットに交換した際に外したノブだ。メタル調の重いノブは操作感の高級感が出せるのは分かるのだが、ボリュームを頻繁に弄る人にとっては、目盛りが無い、金属ノブの自重で回り過ぎる...というのを良く思ってない人も居ると思うんだ。

②セレクターのノブ
素早くセレクターを操作したらノブの黒いやつが吹っ飛んでいったw。指に引っかかる形状だったので、これも家にあったストラト用の白ノブに交換した。ピックアップセレクターのシャフトが細かったので、シャフトにレシートの紙を丁度いい感じに巻いてノブをはめ込んだ。

③センターピックアップを下げた
一通りの音を楽しむまでピックアップ調整は控えようと思ったのだが、ピッキング時にセンターピックアップに当たり傷がついてしまうので、極端に音量が下がらないよう2mmくらい下げた。まぁ当たらなくなったかな。

④ストラップピン
最初は、Flying-Vはストラップピンをノーマルのまま使っているので、ストラップを共用しようと思っていたのだが、長さが大きく違い毎回調整するのも鬱陶しい。手持ちにシャーラーのストラップピンがあったので交換し、ストラトとスーパーストラトはストラップを共用することにし、もともとスーパーストラトで使っていた超安物ストラップをQに回した。

という感じのカスタマイズしたら、自分のものになった気がした。



本日のまとめ、本器のメリット・デメリットを書き出そう。

メリット

・日本製大手メーカー製なので安心感がある
・パット見でヘッドレスはインパクトがある
・軽量コンパクト、弾きやすく置きやすい形状、普通のスタンドに立つ
・ロングスケールのストレートフレットは、持ち替え時に戸惑わない
・余計な弦が最小で、普通の弦が使える
・アーム無しなのでチューニング変更が楽(ドロップDとか)
・ニッケルフレット以上の耐久性が期待できる
・演奏スタイルを選ばないネック形状
・ハイフレット演奏の邪魔にならないネックジョイント
・全ピックアップポールピースが調整式、音量バランス調整が捗る
・多彩な音が出せる電気系
・ピックアップは前後バランスも良く出力十分で生音も良い
・SFM : Sea Foam Green Matteという色がチープで可愛い

デメリット

・ヘッドレスがイヤな人には無理
・初心者にも優しいはずだが、良さが伝わりにくいと思う
・ピックアップセレクターが複雑、意味が分からない人が多そう
・今のところアーム付モデルが想定されてない
・ピックアップセレクターのノブが取れやすい
・塗装やナットなど細部の詰めが甘いものがあり、個体差がありそう
・ボリュームポットがBカーブでゼロ付近が唐突(トーンはAカーブ)

2023年5月7日日曜日

Killer KG-Stallion その6

スタリオンの分解リフレッシュが完了し、あとは使いながらカスタマイズして自分色に染めていく感じかな。今回は、カスタマイズ第一弾。

純正でFloyd Rose(FRT-5,Made in Germany)が搭載されているのが一つの魅力のスタリオンですが、ちょっと古いのでアームがベースプレート裏からネジ止めされていて、このネジの締め具合でアームの硬さ・ガタが決まる。このネジには緩み止めの切り込みやクルクル回らないワッシャーが入っているのだが、それでもアームを使っていると緩んでガタが大きくなるのだが、ネジを締めようと思ってもボディ裏のトレモロスプリングキャビティの奥にラジオペンチを突っ込んで少しずつネジを回すか、それともFloyd Roseを丸ごと外してプライヤー等で回すか...というように工具なしにはガタ調整出来ず、とても面倒です。そこで、現行モデル同様に表側ネジ式にアップデートしてみることにした。アームは根っこから交換になります。

https://espguitars.co.jp/floydrose/parts/305/

私が買ったのは六角ネジ頭が付いてたなぁ。マイナーチェンジ前の店頭在庫だったのかもしれないが機能は同じだからOKかな。私のFloyd Roseには当然無加工でサクッとインストールできたし、使い心地も快適になった。ESPがFloyd Rose正規代理店なので、近所の楽器屋で純正部品が買え、サクッと交換できたのはラッキーかもしれませんね。
というワケで、古いFloyd Roseを使っててアームのガタ調整が手軽にできなくて気になる人はアップデートするのも手だと思います。更にガタの少ない社外製品も売ってるようなので、そういう選択肢もあります。

https://redbishop.jp/JP_MAGIK-ARM_series.html

【オマケ】
我が家のフロイドローズ系ブリッジは、Floyd Rose(FRT-5,Made in Germany)とYamaha Rockin' Magic Pro III(RM-PRO III)の搭載ギターがあるが、どちらも材質・構造に問題は無いように思う。

■Floyd Rose
弦を張るのにボールエンドを切る必要があるので弦交換が面倒だ。でも、継続的に部品・リプレイス品が買え、当たり前だがナイフエッジ強度も充分らしいので、非常に安心感がある。なお、安物コピー品は、精度や強度に問題ありそうなので手を出さない方が良いのだろう。

■RM-PRO III
RM-PRO IIIは、ボールエンドを切らずに弦交換出来るので楽をさせてもらっている。その代わりに、サスティーンブロックが独特の薄い形なのでサスティーンはあまり良くないのかもしれない。だが、私のPacifica 721DHはフロントピックアップを下げたらサスティーンがガツンと伸びたので、きちんとセッティングされていれば、Floyd Roseと比べても遜色ないように思う。
ただし、弦間ピッチがGibson系と同じ10.5mmと狭く、フロイドローズ系ではレアなブリッジですね。現在、リプレイスメントパーツが無いのにも関わらず特殊サイズ設定というのが困ったものです。リプレイスには、弦間10.5mmのロッキンマジック系統を探して交換するしかないのだが、当然ながらナイフエッジ強度や精度に期待してはいけないだろう。
https://guitar-ijiri.com/blog/review/parts/crazy-parts/80s-yamaha-style-double-locking-tremolo-crazyparts-review-8/

■シンクロナイズドトレモロ
ストラトでは、ヘッド側はナットの滑りを良くするナットソースやロック式ペグなどでチューニング安定性向上を図るのが一般的だが、ブリッジ側は弦を引っ張りながら弦を張る以外に対策が無かった。だが、サドル部で弦をロックする方式が出てきた。サドル部こそがチューニングのズレの主要因だと思っていたので、シンクロナイズドトレモロで使えるロック式サドルは革命だと思う。このロック式サドルは、Rockin' Magic Pro IIIのように弦を切らずに弦交換して最後にロックすれば良いので、弦交換は楽だと思います。

ロック式サドル(Wilkinson WLS130)
https://www.digimart.net/cat15/shop2820/DS07876848/
装着した人。弦高調整用イモネジを交換してますね。
https://www.youtube.com/watch?v=t6WLettZPn4

2023年3月20日月曜日

Killer KG-Stallion その5

 前回、ストラップピン移動だけで物足りなかったスタリオンの重量バランスが薄い鉄板を貼っただけで劇的に変わったので、錘をボディに貼ることにした。

ホームセンターで重量が稼げる鉄板を探し、1枚38g、42.5mm×42.5mm×2.5mmの鉄板を見つけた。建設用資材の座金である。1枚税込み52円。どれだけ重量が必要か分からないので余裕を見て10枚買ってきた。両面テープで好きなところに貼れば良いし、重ねて貼っても良いでしょう。

以前貼った鉄板を取り去り、ストラップピンより外側のボディ裏側にだけ座金を貼り付けて理想の重量バランスにしてみた。合計5枚、200g近い錘を貼ったことになる。少し太い音になったのが副作用なのかな。



ついでに、Tokai Silverstar改マグナスターもフロント側ストラップピン延長のためのワッシャーをやめる代わりに、ストラトボディ後端に錘2枚(約75g)を貼って理想の重量バランスにしてみた。その結果、重量バランスだけでなく、ピッキングポジションも第二チャクラに近づくというオマケも付いた。こちらも音がパキッとした感じがあった。

というワケで、ギターに錘を貼って重量バランスを整えてみた。思った以上にギターバランスは重要で、一度コレを知ってしまうと戻れません。スタリオンでは、座って弾いてる時も多少重量バランスが改善されていた。
正直な印象ですが、座って弾くより立って弾いたほうが快適です。疲れも軽減されたし、ギターが軽く感じます。左手が自由になるだけじゃなく、右手でギターを挟んで安定させていたようで、右手も自由になりました。

逆に言えば、座って弾く時に最適な重量バランスもあるはずなので、座って弾く専用重量バランスにしたら、それはそれで快適かもしれない。両立しようとしたら、マグネットで鉄板の枚数を増減出来る仕組みにしても良いかもしれないね。

しかし、なんで今までギターを弾くのを快適にしようと思わなかったんだろう。「普通」と思われるていることを、もっと疑うべきだった。

2023年3月14日火曜日

NUX MG-30

マルチエフェクターBOSS GT-1ユーザーの私が、NUX MG-30を店頭試奏し買ってきた。と言っても2~3か月前に買ったんですけどね。

【NUX MG-30】
NUXは荒井貿易(アリア)が取り扱っているから、ほかの中華より安心感があるし、店頭に置いてある確率も高いと踏んで音出しした上で買ってきた。多少高くても生き残ってほしい近所の楽器店で買うよう心がけてますよ。
さて、BOSS GT-1より一回り大きく重く電池駆動不可、ペダル・ボタン配置は似たような感じ、操作性が良いので音作りは本体だけでも出来そう、個人作成パッチもネットに転がってる...というのがNUX MG-30だ。追加フットスイッチ(NMP-2)も付属するし、アダプター込み。エフェクト一覧は以下を見るとわかりやすいかも。
https://yoshblog.com/nux-mg-30-effects/

自宅で使ってみると、GT-1と比べて音作りは実機でも調整しやすいが、やはりパソコンソフトQuick Toneを使った方が音作りは捗る。だが、ちょっとした調整程度であれば実機でも良いかもしれません。
MG-30のMETALLICA風サウンドを公開しているYouTube動画があり、概要欄にパッチ公開URLが書いてたので、そこからダウンロードしてImportしてみたら、あの音っぽいものが手に入った。これは楽しい。
よく分かってないのがIR。インパルスレスポンスというらしいが、砕けて言えばスピーカー(キャビネット)とマイクだ。どうやって作るんだろう。フリーのIRファイルもあるので将来的には色々テストしたいね。
https://tone-maniax.com/ir/

【USB接続問題】
Windows10ノートとMG-30のUSB接続がブツブツ切れて使い物にならなくて2~3か月放置していた。Windows10アップデートでUSB相性問題が深刻化したように思うので、Windows11にアップデートしてみたけど解消しなかった。
しょうがないので、USBケーブルはエレコムUSB3.1ケーブル2mに、バスパワーUSB2.0ハブ→セルフパワーUSB3.1ハブというように交換したら治った。純正ケーブルはUSB2.0な通信規格なのだろうけど、買うならUSB3.1対応のType-C→Type-Aケーブルを買うべきだと思ったし、エフェクターなのでケーブル長は2m欲しかったので、2000円+αのエレコムUSB3.1ケーブルを買ったのでした。
https://www.elecom.co.jp/products/USB3-AC20BK.html
ちなみに、手持ちのスマホ用Type-C→Type-C、Type-C→Type-Aの2本のUSBケーブル(QC3.0対応、2m、USB2.0)はPC直刺しでもMG-30安定稼働が出来なかった。

【Xvive XV-U2】
JOYO JW-03 という安いワイヤレスを店頭で試させてもらったのだが、私も店員も一瞬でハイ落ちに気づいてしまった。Xvive XV-U2も試させてもらったら音も大丈夫そうなのでコッチを買ってきた。
自宅で試してみたところ、PCやWiFiルーター等機器近傍で使うと音切れが発生するようなので、練習はワイヤレス、録音は有線が良さそう。普段のエフェクター置き場から20cmほどずらすと音切れは殆ど発生しないから、PCやWiFiルーター等機器の極至近距離がダメなだけかもしれませんね。
ちなみに有線と無線で音の違いは気にならないし、4時間程度は連続稼働できてます。

【簡単に音作りしてみた】
マルチエフェクターで大多数が「こんなもんか...」って思うのはプリセットパッチのせい。プリセットパッチはGT-1よりMG-30の方がマシだったが、相変わらずピンとこない。音を作っている人、ヘッドフォンで作ってないんだろうなぁ。エフェクターの性質と合わないと思うんですよ。結局、自分で作った方がマシでしょう。

70~90年のマーシャルの雰囲気が出れば良いのであれば、GT-1でMS1959、MG-30でJCM800あたりを使えば良いと思う。アンプだけだと中域を充実させられないから、SD-1(BOSS SD-1)やT-SCREAM (Ibanez Tube Screamer)をアンプ前に入れて音を整える。ゲインを稼ぐのではなく、中域を充実したサウンドにするために歪みエフェクターを入れるのです。(MG30にはSD-1が無いのでTubeScreamerで代用。)
IRというかキャビネットというかスピーカーは、大型の4x12" (ようは12インチスピーカー4発、MG-30だと1960 Mashall 4 x 12)にしたら、あの時代の音に近いと思います。まずはこのセットでマイクを切り替えて好みのヌケが得られるようにしてみよう。あとは軽いリバーブでOKだ。

バッキングサウンドが出来たら、今度はバッキングとリードをCTRLで切り替えたいじゃないですか。いちいちパッチを切り替えるんじゃなくね。リード用はゲインアップ・音量アップしたくなりますよね。私はコンプレッサー・イコライザーは使わないので、コンプをブースターとして使用し、アンプ後のイコライザーで2dB程度の音量アップをしました。これでリードサウンドが作れますが、お好みでディレイやコーラスをオマケすると良いでしょう。

■バッキング
・TubeScreamder、DRIVE15,TONE65,VOL50
・マーシャル、GAIN80,MASTER60,BASS15,MIDDLE60,TREB80,PRES40
・リバーブ少々
■リード
・COMP、VOL70
・TubeScreamder、DRIVE15,TONE65,VOL50
・マーシャル、GAIN80,MASTER60,BASS15,MIDDLE60,TREB80,PRES40
・イコライザー、2dB増(ほかはお好み)
・リバーブ少々
■生音〜クランチ
アンプGAINをガツンと10~15くらいまで下げ、ギターVolを上げてクランチ、下げて生音という感じのパッチを用意した。TubeScreamderはOFF。
■ノイズゲート
単純なんだけど答えが見つからないとイライラするノイズゲート。私の比較的ハイパワーなリアハムバッカーでSENS27,DECAY30...という感じです。

今回も高崎風サウンドを狙って作り始めたが、出来上がったらメイデン風サウンドだったw。とりあえずサウンドテスト。Vとスタリオンでそれぞれ一発録ってみたが、どっちも酷い演奏なので、左スタリオン右Vで音を振ってミックスしてみた。
https://youtu.be/qADjCoc2kMs

自分で弾いたのを聞いて何か足りないなぁと思いオリジナルを聞いてみたら、あまり聞こえないけど色々と小細工がありそうだし運指も違いそうだと気づいた。だが、週末2~3時間ギタリストには録り直しは無理なようですw

2023年3月9日木曜日

Killer KG-Stallion その4

 最近、ギターを弾くときに立って弾くことが多くなりました。理由はバッキングとソロの音の切り替えでペダルを踏むので、スムーズにこなそうと思ったら立って弾くしかありません。また、キラースタリオンは、座って弾く時に足を組みがちなんですが、ピックアップセレクターのトグルスイッチが操作しにくかったり、気が付いたらミックスになっていたりします。

立って弾くのは難しいと考える人も居ますが、弾きやすい高さで、ヘッド落ちしないギター、ピッキング位置はスワディシュターナ・チャクラ(第二チャクラ、ようは丹田というか、ジョイスティックです、はい)...という環境が整えば、かなり楽に弾けます。これでミドルスケールだと更にラクです。

約10年前に買ったFlying-V、ほぼ理想的な重量配分(というかピンの位置が絶妙)だったんでヘッド落ちしないし、ピッキング位置第二チャクラ推奨派も納得の位置だったんで買ってきたんですが、鳴りとかコントロール性とかに納得いってなかったので、一応ギブソンのギター持ってる...という立ち位置でした。だが最近、しっかり調整し弾き心地も鳴りも満足できるようになったし、ミドルスケールなので弦のテンションが下がって指も楽(弦は09-42か09-46)、アームが無いからチューニングも楽、そして何よりギターが軽いw...こういう良い状態になってしまったもんだから、一気に地位向上しているワケです。ボリュームとかトルグスイッチとかを理想の位置に弄ろうとしたこともありましたが、急いでピックアップチェンジしなくても良いと思うようになったし、最終的にトーンとリアボリュームを入れ替えれば十分という結論で現在に至ります。私の場合、頻繁に弄るリアボリュームを使いやすい位置に置くことが重要です。

そんなタイミングで我が家にキラースタリオンが来ました。当然バランスへの渇望が天元突破しているわけですから、ストラップピン移動は躊躇なく行ったワケです。ピッキング位置もスワディシュターナ・チャクラ推奨派も納得の位置に概ねなってますが、その代わりネックの先が少し遠く感じます。そしてストラップピンを移動しても若干ヘッド落ち気味...完全手放しでOKな重量バランスまではいきませんでした。これ以上のストラップピン移動は現実的ではないが、ボディー裏面にオモリを貼るテストをしてみようと思った。

テストだが、ストラップリア側のあたりに200gくらいの鉄板を貼り付ければ良いだろうと思ったが、家に良い感じの素材が見つからなかった。木材を連結する補強鉄板(ネジ穴あき)100×150mmくらいのものを2枚(かなり昔に買ったものだが1枚200円くらいだと思う)見つけたが、1枚100g以下の軽いヤツなので期待せずテストしてみた。とりあえず1枚、ストラップリア側のピンのネジで共締めでテストしてみたんですが、ほぼ完璧なバランスになった。100g以下の鉄板で重量バランス変わるの?って思いましたよ。とりあえずボディからはみ出ている角を1cmくらい切り落とし、ネジ共締め+両面テープ(ポスター用)でバラストを固定し仮稼働状態となった。

何故、仮かというと、キラースタリオンはボディリア側の端部が尖っていて、その端部を有効活用出来ていないんです。ボディ形状に合わせカットして多少重量が減ってもボディ形状に沿わせるよう鉄板を配置(左画像から右画像位置に変更)したら、より良い重量配分となるんじゃないかと思うワケです。バラスト重量が足りなかったら、切った鉄板を更に貼っても良いだろう。

ストラト系では、フロント側ストラップピンにワッシャーを3mm程度挟み込むだけでヘッド落ち対策は妥協点かなと思っていたが、ストラトだとピッキング位置が若干腰骨側になるのに、更に重心移動で腰骨側になるのも気に入らないんですよねぇ。ワッシャーを外して、バラスト貼付けでヘッド落ち対策するよう仕様変更しようかな。

【いにしえのヘッド落ち】
Fernandes BSV-70...16~18歳をともにした人生2本目のギター。確か3割引き49000円で買った。お得に見えたから買ってしまったんです。無知って恐ろしい。44MAGNUMは一度も聞いたことが無いしファンでも無いのに、似非シグネチャーギターを持ってるという謎w。HR/HM全盛の時代、Loudness・VOWWOW・Deep Purple・Rainbow・Led Zeppelinをコピーしてましたねぇ。
けっこうヘンテコギターで、ショートスケールで弾きやすさ重視かと思いきや意外にネックは厚くて弾きやすいんだか弾きにくいんだか微妙、フロイドローズもどきだけどブリッジ側ロック無しというHEAD CRASHER FRT-6Cというブリッジ、ヘッド側はロック式、ピックアップはDog Fighter DF-1とかいうバーマグネットタイプという、今見ると恥ずかしい仕様ですw。重ねて言うが、お得に見えたから買ったんです。無知って恐ろしいw
ストラップピン・リア側がVの先端にあるという極悪仕様だったためヘッド落ちが地獄すぎたので、さすがに10代の私でもストラップピンを移動させましたよ。あと、家にあったジャンクスイッチを使って、ゼロ円でフロントもリアもコイルタップ出来るよう改造してたなぁ。確かトーンの位置にリア用タップスイッチを入れ、フロント用タップスイッチはキャビティ蓋にスライドスイッチをマウントしていたはず。トーンは取っり去らず、キャビティ内に転がしていたような気がします。あと、フロイドローズもどきのフローティングセッティングの不安定さを解消しようと、木を挟んでダウン専用に細工したりと、今思えば色々遊んだ記憶がありますね。何はともあれ、ショートスケールだとか知らずに弾いていて、俺の指のストレッチ、外人並みじゃね?とか思っていたのは内緒ですw
そんなワケで、ストラップピン位置を移動しバランスを取っていたのは10代からということになりますね。Vで琵琶法師スタイルで弾くのに違和感が無いのも10代に培った経験からですね。

2023年3月1日水曜日

Killer KG-Stallion その3

 前回、キラースタリオンを入手したので軽く弾いてみた。BOSS OD-1,SD-1かIbanez TubeScreamer+マーシャル1959かJCM800+ピッキングハーモニクスが半分かかったようなバッキングをすると、高崎風サウンドが出ます。取り急ぎ、ギター写真と音声だけで動画にした。録音はバッキング2発目、リード4発目くらいだったろうか。バッキングだけでYouTubeアップしようと思ったが、脳内耳コピ雰囲気出ればOKソロも入れてみた。
もう少し頑張れ...ってくらい適当なソロだが、キラースタリオンのフロントピックアップ、低音弦12~15Fあたりのサウンド、これが特徴的なサウンドだと思う。
リアハムバッキングの高崎風サウンドは、KillerピックアップじゃなくDuncanホットレイルでもGibson 500Tでも出せるが、Killerほどの切れ味では無い。弾いている人は、Killerのエッジが立ったアタック音にピッキングハーモニクスをかけると、「あぁ、あの音だ」って感じるはずです。

そんなこんなで録音環境。

1.Audacityでお手軽録音
ギター録音はCubaseやStudio Oneの無料版を使うテストも時々やっているのだが、体に馴染んでないので未だにAudacityを使っている。PCが変わってから久しぶりにインストールして使ったらレイテンシは気にならなくなっていたので、特に調整しないで使っている。
https://soundorbis.com/audacity-otozure/

2.Windows ムービーメーカー
写真1枚にミックスしたwave音源を貼り付けMP4出力して完成。なお、ムービーメーカーは2017年に配布終了しているので、ダウンロード済みインストーラーファイルを使ってインストールを行い、その後に昔のパソコンに入っていた日本語化ファイルをコピーして使っている。今後はOpenShotとかというフリーソフトを使っても良いかもしれない。

Audacityを使っている人は少数派なのかもしれませんが、遊びには丁度良いソフトなので、やったことない人にオススメしたいですね。
・マルチエフェクターをPCにUSB接続、ドライバ入れてオーディオ機器として認識
・Audacityを開き、カバーする曲のWaveファイルをドラッグ&ドロップする
 (曲をVLCプレーヤーで開き、Wave変換して保存すれば良い)
・Audacityにステレオ音源を1個追加し、録音用とする
・マルチエフェクターのイヤホン端子からAudacityの再生音が聞こえるか確認
・確認出来たら、いざ録音!
・録ったのを聞いて簡単なミキシングを経て、音声ファイルに出力

接続はホントに簡単ですよ↓

  
気軽に録れるというのが重要。凝りだすと無限に時間が必要になるから、1時間で録音、1時間で動画化、というくらい割り切らないと一生出来上がりません。なんなら、マシなトラックが録れたら差し替えるくらいのつもりで考えた方が良いかもね。

【音が速いの意味】
今回、Froydrose本物・アームダウンのみのボディざぐり・メイプル指板・Killerピックアップの相乗効果で、エッジが鋭く、サスティーンも長く、音の立ち上がりも速いという新しい世界を感じられた。特に、音(の立ち上がり)が速い?早い?とは、こういう事なのかなと理解できた気がする。
音の立ち上がりというのが、ピッキングした後、音程感のある音が聞こえるまでの体感時間、パンとくるかポワーンとくるかの違いのように思う。木琴に例えると、音程感を認識するまでの時間が、布を巻いた柔らかいバチだと遅く、木が丸出しのバチだと早いでしょ。メイプル指板で音が速いみたいな事が言われるが、そういうことなのかもなぁ。

【おまけ】
同じエフェクターセッティング同じライン録音のままギターだけ交換したら、録音されたハイゲインサウンドはほぼ一緒になる。特に、自分好みの系統のピックアップを積んでいると余計にそうなるでしょう。

私のエレキ4本のリアピックアップ。
・DUNCAN SHR-1b Hot Rails(Yamaha Pcifica 721DH改)
・Duncan Desighed HB-103(Tokai Silverestar SS-36改)
・Gibson 500T(Gibson Flying V 1995年)
・Killer LZ-510 Dyna-bite(Killer KG-STALLION)

ハーフトーンとか、ボリューム絞ったりとか、トーン弄ったりとかすると、それぞれのギターの持つ癖とか特徴が当然出てきますよ。

2023年2月12日日曜日

Killer KG-Stallion その2

KG-Stallionに載っているピックアップは、フロントLQ-500、リアLZ-510 Dyna-biteらしい。

フロント:LQ-500
磁石:アルニコ5
抵抗値:9.4 kΩ

リア:LZ-510 Dyna-bite
 磁石:アルニコ5
 抵抗値:14.3 kΩ

これらピックアップの後継機が出た時のインタビュー
http://rockinf.net/eyes/?p=6474

私が弾いて感じたのは、LZ-510 Dyna-biteはボリュームコントロールにキチンと反応するし、出力も十分だし、ハムなのにハイが聞こえ生音でもモコモコせず使える音という印象です。アルニコ5ってハムの割にスッキリした印象があるけど、そのうえで十分なパワーは確保されているという感じ。
LQ-500は、ドライブさせても歪み過ぎないけど足りないワケじゃないです。ハイも聞こえて気持ちよく、生音も歪みもいける印象で表現の幅は広く、リアとフロントの相性は良いです。

とりあえず、バッキング・ソロそれぞれ一発撮り。Audacityでチャッチャと録って、桶?を左に寄せ、うちのKilllerを右に寄せたくらいですかね。下手なのは重々承知なので、お手柔らかに。
https://youtu.be/XwQDZ2czJ4I

Killerのピックアップはハイが埋もれないので、「ハムばかり使ってきたけどシングルのチャキチャキした音に憧れを持ちつつ、いきなりシングルのカリンカリンサウンドのギターを渡されてもエフェクター・アンプのセッティングから見直しが必要で困る」という私のような人にジャストフィットです。ただただハイパワーなだけのハムや、カリカリなシングルより、断然私好みでした。このギターは2ハム(HH)で十分だと思う。ピックアップも良いし、Froyd Rose本物も良いし、ネックは癖が無くミディアムジャンボフレットで弾きやすいし、思ってた以上にKillerに満足してます。

トーンをリアにも効くように改造しようか...そんなことするなら他のギター使えよって話か...悩ましい。

2023年2月6日月曜日

Killer KG-Stallion その1

 新しい仲間が来ました。Killer KG-Stallionらしき赤いヤツです。多分初期型で、フロイドローズの本物が載っているようです。ちょっと一区切りついたことがあったので、少し良いギターを一本買おうかなと思ってたんです。

候補は色々考えてはいて、Freedomは30万もするが現物を触ったことが無いから踏ん切りつかないし、PRSのSEも興味はあるが何か違う感が半端ないし、IbanezのJEM Jrはもう見当たらないし、あと興味があるのはKiller Exproder SEかな...なんて思っていた。
そしたら中古6万で古いKillerがあったんで買ってみましたよ。一応、1Vol1ToneにMiniSwitch付だったので、現行モデルより私の好み、後から自分好みに改造しやすいです。一応、軽く音出しさせてもらったんだけど、なんだろう、妙にチョーキングがスムーズに上がるんですよ。ブリッジがダウン専用セッティングなので、チョーキングでアームが下がってこないのも影響しているんだろうな。あとは、初めてのメイプル指板も気になるポイントで、フレットも7割近く残っているからフレットすり合わせすればOKだね。ボディ角に傷や塗装はげが多々あるけど、神さんにも「家で遊んで、どうせ弄り倒すんでしょw。そのブランドのギターを家で試すんなら丁度いいんじゃない」っていわれっちゃったし、弄り倒しても後悔しない程度のものが私にちょうどいいのかも。まぁ何にせよ、こういうのってタイミングだから、丁度良いギターだったのかもね。
普通のギタースタンドでは立てられないギターが来てしまったので、ちょっと良いスタンドも買いました。 HERCULES STANDS ( ハーキュレススタンド ) / GS412B PLUSというものらしい。前々から目を付けていた吊り下げ式。Killerの塗装はポリウレタンみたいだけど、ボディにあたる部分に古いシャツを切って巻いて保護しましょう。

とりあえず、中古展示時から付いてた弦を外して、ブリッジもペグも外し、KenSmithギターポリッシュで拭き上げつつ、色々確認しました。

ネックを外して確認しましたが、普通の4点留めのネックでした。廉価版なので予想通りディープジョイントネックではありませんでしたよ。ペグはMade In Japanと書かれているのでゴトー製かな。テンションバーが高かったので、ネジを締めて調整しました。
ブリッジのFroyd Roseですが、年式的にKiller廉価版KG-Stallionでも本家Froyd Roseが付いているはずなので確認しました。裏にMade In Germanyと書いているので本家のようです。本家初体験なので高まるね。ナイフエッジの状態も確認はしましたが、アームダウン専用ボディザグリなのでアーム使用頻度が低いせいか全く大丈夫でした。本家は頑丈だねと関心しましたが、年式的にアーム脱着が裏のネジで外す方式なので最新の差込式にアップグレードを検討しよう。
キャビティ開けて配線確認しましたが、非常にきれいな配線で全く改造されていないようです。ちょっと特殊な配線で、ピックアップ切り替えのトグルスイッチのほかにミニスイッチがあって、それはボリュームバイパスなんです。トーンはフロント専用、リアにはトーンが効きません。このミニスイッチ、切り替えてみると分かるんですが、ミニスイッチでボリュームバイパスすると音抜けが一段上がります。なるほど面白い。GibsonハムとFenderシングルの間を狙ったようなエッジの効いたハムサウンドが独特で気持ち良いので、ノーマルピックアップのまま使いたいと思います。

未だイジるかもしれないので、普通に09-42ダダリオを張ってみました。仕様が安定したらエリクサーにしましょうかね。で、ブリッジがダウン専用ボディザグリなので、もとのセッティングはブリッジバネがギンギンに引っ張ってあり、ほぼほぼアームを使わない人のセッティングになってました。ダウンできるけど初動がキツすぎ。私には不満だったの緩めに調整しダウンだけですがスムーズに使えるようセッティングし直しました。良い感じになりました。で、高崎晃のダウン専用ブリッジセッティングですけど、チューニングの安定性は抜群、細かいことを気にする必要が無いので、使ってみたら全然アリですね。

最後に改造。立って弾いたらネック下がりが気になったので、ストラップピン位置を移動する改造をしました。2.5mmドリルで穴あけしたわけですが、中古だから気兼ねなく改造出来ますね。前側はストラト風に尖ったボディ先端に移動、リア側は2cmほど前に移動、これで大分改善されました。兎に角、私にとってネック下がりは大敵で、ノーマルのままだと楽しさが半減しちゃいますから、改善して楽しいギターにしましたよ。あとね、ストラップピンが純正でシャーラータイプが付いているので、ストラトで使っているストラップを流用出来るようになったので買わなくてもOKでした。これもストラップピンを移動しないと出来ないことなんですよね。あとね、ブリッジ位置というかピッキングポジションはストラトとFlying V の中間的な位置になるので私は弾きやすいです。(私はストラトのピッキングポジションが後ろすぎる気がする。)

キレイに整ってから使ってみて感じたのが、非常に考えられて作られたギターであり、単なる変形ギターではなく、音も個性があるが汎用性もありサスティーンも良いし、非常にコスパが良いギターだと感じましたよ。気に入った。バンドアンサンブルで前に出過ぎと感じたらトーン配線を改造してマスタートーンにしたら、もっと汎用性が上がると思います。ミニスイッチのダイレクトスイッチは使うかどうか微妙ではあるが、これはGibsonのトルグスイッチでのスイッチング奏法代替にもなりえますから、これはこれでアリかなと思った。タップは無いけど、ほしいと思わないくらい抜けの良いハムサウンドで、生音も良いですよ。あと忘れてはいけないのが、ボディ前面が下側に向かって3度傾いているので弾く時に左手が地味に楽です。

アイドルバンドLazyを経てLoudnessに至ったからこそ様々な音楽に造詣が深い高崎晃、こんな実戦向きなギターをデザインするなんて、やっぱ努力する天才なんだなぁと改めて感じました。高崎ノウハウに端を発するKillerは、私の中で株爆上がりです。もっと、メジャー・人気になっていいと思う。

2023年1月29日日曜日

Flying V Again Vol.7_Ken Smithポリッシュ

FCGRポリッシュでFlying Vを磨いたが、追加で KEN SMITH / PRO FORMULA POLISHを買ってきた。理由は単純で、FCGRポリッシュはコンパウンドが入っているので、綺麗に拭き取らないとコンパウンドの粉が残るんですよ。乾きも早いので小面積ずつ施工しなければならない。

買ってきたKEN SMITH / PRO FORMULA POLISHは扱いが簡単で、クロスで塗って汚れが落ちたら別のクロスで乾拭きすればOK。多少大きめの面積で作業しても大丈夫。金属パーツにも楽に使えるので、日常のメンテナンスには最適です。Gibson Flying Vを弾いた後、手で触ったところの汚れはベタツキの元なので、それをサッと拭くのに重宝しますね。クロスはダイソーの「マイクロファイバーふきん3枚組」を使ってます。これが丁度良いサイズだし、3枚組100円なので使い捨てしやすいです。手持ちギターを手当たり次第にKen Smithポリッシュで磨きました。表面がツルツルになってギタースタンドですら滑るようになりました。座って弾くときに、ギターの形によっては滑りが良すぎるかもと思うくらいです。

とりあえず、コレ1本で何年使えるか分からないですから、多少高くても良いもの便利なものを買った方が良いと思います。Ken Smithのポリッシュは間違いなくオススメです。表面を一皮むきたい時は私はFCGRポリッシュを買っちゃったので使いますが、磨きだけならTURTLE WAXの白でも良いんじゃないでしょうかね。一本で一生分だと思えばギター専用品が1本あれば安心かもしれません。

【Pacifica 721DH】
Pacifica 721DHはボディ表面に木目があしらってありますが、これは薄膜状に印刷されたものを貼り付けてラッカー系クリア?らしきものを吹いているような構造です。木目調が剝がれてきていて特にヘッドは見るも無残。これ以上ヘッドの塗装?が剥がれないよう、ヘッドのパーツを全て外し、浮いてるところをタイトボンドで貼り付けし、ポリッシュしました。ボロはボロでも手入れされているボロという雰囲気になりました。良い感じ。

【Elixer】
ギター改良が概ね完了したのでElixerのコーティング弦を使い始めてみた。Gibson Flying VはNANOWEBの09-42、Pacifica 721DHはOPTIWEBの09-42にした。比較的弾くことが多いTokai Silverstarは在庫のダダリオから消費していこう。
NANOWEBを弾いてみた感じ、テンション感は今まで使っていたダダリオと変化はありませんが、弦の滑りが良く、音もブライトに感じます。週末に2〜3時間程度弾くだけなのにエレキギターが3本あるので、長寿命な弦というのは大人の趣味向きですね。

【ナット】
Gibson Flying Vは4弦解放時にバズる時がある。微妙な反りなので貼る弦のゲージにもよるし、滅多に4弦解放は使わないのであまり気になっていないのだが、ナット交換も視野に入れなければいけないかな。一応、graphtech TUSQ PQ-6010-00を買ってきておいた。バズりが気になったら交換しようと思うが、Gibsonってナット溝がストレートで良いのかな?ネット画像は、だいたいストレートなんだよな...

2023年1月24日火曜日

RedmiNote11 その6

Redmi Note 11にAndroid 12の更新が降ってきていた。OSバージョンはMIUI Global 13.0.6。ほんの少しUIが変わったなぁとは思っていたんだが、Android 11から12に変わっているとまでは気づきませんでした。メジャーアップデートなんだと分かるよう、お知らせして欲しかったなぁ。

バタバタしていてスマホに構っている暇がなく今まで気づかなかったのだが、頻繁にモバイルネットワーク(SIM通信)が切れる。切れたら、機内モードをON,OFFするとモバイルネットワークは復帰するが、やっぱり切れやすい。Xiaomiで検索して、出てきた対策は以下だった。

設定 - 接続と共有 - WiFiとモバイルネットワークとBluetooth - 設定をリセット

私の場合はこれで復活した。端末情報の一部をリセットしたので、一部アプリはログイン情報再入力が必要、Bluetooth機器は再登録が必要、WiFi接続も再設定が必要だった。

そして朗報。私のBluetoothイヤホン JBL Live Free 2 TWSが、AACコーデックで繫がるようになりました。SBCコーデックより遅延がマシになると良いですね。
ちなみに、Bluetooth機器接続の▲を押したら「ペア設定したBluetoothデバイス」の設定があって、その一番下に「AAC」の項目スイッチが増えてました。説明は「高音質のオーディオ体験を提供する」。接続しなおしたらBluetooth接続にAAC表示が出たので無事切り替わったようです。遅延は若干マシになったような気がしないでもないが、音質はSBCで使っている時も悪くなかったので、トータルで違いはよく分かりません。

2023年1月18日水曜日

iPhone7バッテリー死亡

 メインスマホのiPhone7は最終iOS15.7.2にアップデート済み。最近、バッテリー残量が突如1%になる事があったが、再起動すれば残量表示が復活するんで、なんだこれ?と思いつつ使っていました。iOSを15.7になってから発症したような気がする...と言っている間に、何度再起動しても直ぐに1%になっちゃうようになりました。バッテリーは最大容量の84%って表示だから、これを信じるなら未だ戦えるバッテリーなんだがなぁ。ちょっと調べてみた。

・バッテリー負荷が大きいと1%になることがある
・「バッテリー充電の最適化」をOFFにすると良いかも
・バッテリーの劣化が懸念されるならバッテリー交換がオススメ

「バッテリー充電の最適化」をOFFにしてたら普通に動いたと喜んだのも束の間、1時間ほど経ったら再び1%になっていた。そこから再起動せず満充電にしてみたら普通に使えるようになったっぽい。1日以上経って残量70%くらいまでは少しづつ減っていたようだが、そこからガクッと下がって今朝は1%のまま待ち受け・通話できている状態。バッテリー残量メーターが狂いまくっているようなので古の対処方法「画面が消えるまで動画再生させ概ね完全放電させてから再度満充電」をやってみたが、残量1%のまま最大輝度で動画再生させたら1時間以上経過したので、面倒になってやめた。

劣化が確定しているバッテリーに拘るのはコスパが悪いので、近くのiPhone修理屋スマQに電話予約を入れバッテリー交換してもらった。店舗往復含め昼休み中に完結して4400円。バッテリー交換でスマホを開いたら日常生活防水はダメになると思っていたが、防水OKとのことでした。
お店の帰り際に
・「バッテリー充電の最適化」はONの方が良い
・とりあえず60%まで充電しておいたが満充電にしてから使ってほしい
・使っていくうちにバッテリーの持ちが良くなるはず
って言われた。

初回充電をさっさと済ませたかったので「バッテリー充電の最適化」OFFで一度満充電にしてから「バッテリー充電の最適化」ONで常用することにした。初期不良対応は1週間らしいので、バッテリーの具合を気にかけながら使っているが、今のところ完全復活っぽいです。

バッテリー残量表示1%病を同僚に話したら、同僚もiPhone7を使っていて同じように1%病だった。なんだ、俺だけじゃなかったんかいw