2023年5月19日金曜日

Q-3 人工象牙

プチ改造されたQ。純正ナットをよく見ていたら、高めなだけじゃなく接着も荒かったのを見つけてしまった。寝る前に少し触るだけじゃ我慢できなくなり、とりあえず純正ナットは簡単に外れるのか試してみようと思ったまでは良かったが、気が付けばナット交換完了してましたw

①純正ナットを外す
弦を外しナットを外すのだが、ナットをプライヤーで軽くコンコンと突いてみたら簡単に外れました。ナット材に接着剤は浸透しないので、位置決め程度の接着だったようです。Ibanezの黒いナットは共通のものを使ってるように見える。

②接着剤の残骸除去
カッターの刃でこそぎ落し、残りは平型と三角型の棒ヤスリを使い、それなりに綺麗に掃除した。いつのまにか指板にカッターの刃を擦ったらしい線が1本入ってしまったが、傷は浅いので気にしないことにした。マスキングテープで養生すべきだったな。

③ナット(TUSQ PQ-6010-00)を削る
純正ナットの高さを参考にTUSQナットに削る目安となる線をマジックで書き、書いた線が消えるまでナット底面を削っていきます。具体にはテーブルに180番の紙ヤスリをひいて、その上を滑らせてナット底面を削った。
だいたい純正ナットと同じ高さになったら、TUSQナットをギターのせてみて確認してみた。弦の溝位置は大丈夫でしたが、ナットが左右に出っ張らないよう左右合計1.5mmほど削った。ナットの角も落とし、手が痛くないよう配慮しましたよ。
ナット作成は削り過ぎたらお陀仏なので、しばらく弾いてみて気持ち良くなかったなら再び削るつもりで成形した方が良いです。まぁ、今回は純正ナットが手元に残っているし、TUSQも1000円くらいで買えるから、気楽なものでした。
ちなみに私は、貰った鹿の角でアコギサドルを削りだしして作った過去があるので、それと比べれば臭くないし楽な作業だと感じました。

④ナットを接着
接着しないとナットが傾いたりズレたりする。べったり接着しないのがスタンダード。瞬間接着剤を使用し、ナットがネックに密着するよう1分くらいは手でしっかり押さえておいた。

というワケで完成しました。純正形状とは違う出で立ちになったが、まぁまぁの出来でしょう。TUSQナット溝が気に入らなければ、目立てヤスリと巻き弦をヤスリ代わりにして溝調整していこうと思う。
なお、自分は1~3弦のナット溝の掃除を巻き弦である4弦を使って行ったことがある。つまり、1~3弦のナット溝は結構余裕を持った太さになっているようなので、ナット溝調整のためにわざわざ高価なナット専用ヤスリは必要ないかなと私は思う。
 




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