ビンテージSuper Distortionはタップ・ブレンダー入れればモコモコしないフロントピックアップとして使うことが可能となったのが前回。
その後、SH-1とビンテージSuper Distortion タップ・ブレンダーを搭載したギターを弾き比べ、抵抗値を調整し、それから、ポールピース高さやピックアップ高さを調整しコード感でのプレーン弦の元気さなど音量バランスを更に追い込んだ。最終的な抵抗値は2.08kΩで落ち着いた。思ったよりSH-1の出力が大きく1,2弦と6弦がハッキリ鳴っていたので、プレーン弦側ポールピースを上げてコード感を寄せつつ、ピックアップ自体もエスカッションから見て1弦側6弦側で高さに大きな差を付けず低音も出す方向で調整した。最終的に、ピックアップ出力も寄せるよう高さ調整したら、エスカッションとほぼツライチくらいの高さとなった。
様々な調整を追い込んでみたら、追い込んだなりの結果が返ってきて、音の粒とかコード感とか大分SH-1に近づいたと思う。何となくざらついてモコモコしたSuper Distortionの面影やタップ感は無い。ここまでSH-1に寄せられれば満足です。今後もこのままフロントピックアップとして使おうと思った。
言葉では伝わらないと思うので、同じGT-1000Coreセッティングでギターを入れ替え録音してみた。私の中ではクリーンチャンネル(Deluxe Combo )...ギターボリューム7くらいでほぼクリーン、10で単音でもアタックが歪むくらいにセッティングしたもので鳴らしてみた。
最初にVol7、その後にVol10で弾いてる。クリックも何もなく適当に弾いたものを繋い
だだけ、左チャンネル:SH-1、右チャンネル:ビンテージSuper Distortion タップ・ブレンダーのサウンドとした。録音したら差は分からないレベル...というのが確認できる動画です。
https://youtube.com/shorts/nBZSaWCNvKQ?feature=share
いかがだったろうか。モノが違うから同じ音が出ますなんて言うつもりはない。ただ、ビンテージなSuper Distortionを前後に積んで1980年前後な雰囲気を持ったギターとしつつも、実用的なフロントピックアップとして使いたいのなら、こういう改造はアリだと思う。半固定抵抗→固定抵抗に今後置き換えようと思うくらいに、完成していると思う。
整理すると、改造はタップ配線追加と約2kΩの抵抗経由でグランドに落とすだけだ。ハーフエアバッカー化は多分しなくて大丈夫と思う。フロントをタップ・ブレンダーとハムで切り替えたいという人はスイッチも追加したら良いと思う。
結構使える改造だとは思うけど、ハイパワーピックアップをフロントに積んでどうにかしようというのは、ニッチなのは間違いないw
【オマケ】
弾き比べている際にSH-8のリードサウンドにミッドの弱さを感じたので、フロント側ポールピースを90度ずつ回し上げてみたところ、少しSH-4風味というかピーク周波数が少し上がってミッドが出た気がした。SH-4の代わりになりそうな気がする。
一方、Pacifica 721DHリアは純正アルニコ5ハムに戻したのだが、6弦ブリッジミュート時にイヤな高音が居てトーンを絞っても消えず、イヤな成分のせいで音程感が阻害され6弦が気持ち良くない。やっぱ、Duncan Desighed HB103bに戻そうと思った。
2026年7月21日火曜日
1981年のDiMarzio Super Distortion 改造3
2026年7月16日木曜日
1981年のDiMarzio Super Distortion 改造2
ハーフエアバッカー化したSuper Distortionの音だが、ローは落ちたがSH-1ほど明るい音にはならなかった。もう少し、どうにかならんかと思ったところまでが前回。
このSuper Distortionはシリーズ/パラレル/タップのために4芯化改造をしているので、さらに一歩先、タップ・ブレンダーを試してみよう。
タップすると音が細すぎなので、シリーズとタップの中間に落としどころがあるように思う。配線の仕方は2種類あるようですね。
https://pop-guitars.com/brog/?p=792
https://plaza.rakuten.co.jp/6msblog/diary/201510260000/
タップ配線を抵抗を経由し、グランドに捨てる分を調整して良いブレンド具合とするPRS式が楽かなと思う。PRSのギターは、リア2.2kΩ、フロント1.1kΩの抵抗を経由してタップしているようです。2ハムでサウンドバリエーションに拘るPRSは、普通のタップじゃ音が細すぎ問題を抵抗で対処しているということなのでしょう。
色々調べると、抵抗値は1kΩとか2kΩとかPRSに近い値にする人も居る一方、50~60kΩくらいでお気に入りサウンドを見つけた人も居る。タップ・ブレンダーにはトーンで使っている500kΩのポットでも良さそうなことをGoogle AIさんは言うんだけど、う~ん、配線が違うのかな。何事も実験、体当たりです。
梅沢無線で買ったnon-blandの国産500kΩミニポットをナットが無くて長年持て余していたので、まずはコレで動作テストしてみた。ゼロでタップ、ちょっと動かしたらハムという感じでブレンダーにはならなかった。やっぱり、この配線だと0~10kΩくらいまでを微調整できないと思った音にならないようだ。
手持ちの半固定抵抗を見てみると「101 3J」と印字された半固定抵抗があったが、100Ωだったので却下。もう一つの手持ち「CT-9 X203」という半固定抵抗が最大20kΩまでのものだった。これがPRS程度の抵抗値を目指すなら使えそう。ドライバーで18回転するので感覚的には調整できないが、調整後に固定しておくには良い仕様だね。
https://www.nidec-components.com/j/product/detail/00000182/
というワケで「CT-9 X203」に交換した。私のCT-9、微調整が効くのはありがたいんだけどストッパーが無く、回しすぎると無感領域になる。テスターを見ながら、ここから抵抗値が動きだすぞってポイントを見つけて、そこから1回転2回転3回転というように回してテストする感じ。雰囲気的には0回転目が完全タップ(0kΩだから直結)、そこから少しずつ変わっていくのだが、シングルっぽいハムを目指すなら2回転目以降(計算上2.2kΩ?)で良い感じ、私はもう少し太い3~4回転目(計算上3.3~4.4kΩ?)でテストすることにした。
ポールピースをマイナスドライバーでコリコリしてテストすると、 エアバッカー化してるネック側コイルがブレンダーとして機能していた。エアバッカー化したコイルをメインで使うという手もあるけど、このままで良いかなと思う。
何はともあれ、ビンテージSuper Distortionはタップ・ブレンダー入れればモコモコしないフロントピックアップとして使うことが可能となった。ビンテージSuper Distortionを前後に積んで80年代風カスタムとしつつも、フロントに実用性を追加するなら、タップ・ブレンダーを組み合わせてキャビティ内に抵抗を隠しておけば良いでしょう。それ以外にも、ちょっとバランス的にフロント出力が大きい場合、タップ・ブレンダーでフロント出力を下げるという使い方もあるかもしれない。
2026年7月15日水曜日
1981年のDiMarzio Super Distortion 改造1
リサイクルショップで見つけたDiMarzio DP197 Virtual PAFは予想外に気にいり、PRS SE EGのリアが定位置になった 。
これには、エアバッカー・テクノロジーという特許技術が使われており、マグネットとポールピースの間にわずかに隙間(エアギャップ)をあけて磁力を適度に弱めていてエアー感とサスティーンを得ているらしい。
https://guitarpickupdatabase.com/dimarzio-patents-explained-airbucker-virtual-vintage-dual-resonance/
磁力を弱めるなら、セラミックからアルニコへマグネッへのト交換が考えられるんだけど、ポールピースと磁石の間にエアーギャップを設ける方法もあるワケです。ポールピースとマグネットを0.1~0.4mmくらい離すと丁度良さそうなので、バーマグネット両端にスペーサーを挟んで組み上げるだけでも効果がありそう。海外ではエアバッカー化改造と言われているようで、何なら絶縁テープ1枚でも良いらしい。 まぁ0.1mm少々って、そんなもんだよね。
手持ちで遊んでいる「1981年のDiMarzio Super Distortion」(ポッティングが無く、足が三角形、黒い皮膜の2芯、DIMARZIO PICKUPS / MADE IN U.S.A.の刻印なので、1981~1980年代前半で徐々に4芯化していった...仕様から想像して仮に1981年とした)を私が4芯化改造したものがある。布テープを剥がしマグネットを見ると、セラミックマグネットの横に約2mm厚の鉄の棒がスペーサーとして使われている。つまり片方は直でマグネット、片方は鉄スペーサー経由でポールピースに接している。調べるとサウンドを求めてこうなったみたいなことが言われているが、あり材のマグネットで作ったのかな?と思うw。
思いついたのが、PP板で2mm厚スペーサーを作って入れると、ハムとタップの中間サウンド・出力になるんじゃないか。この改造だと壊すこともないので、フロント用に使えるピックアップになったらラッキーである。
こちらに勇気をもらった。なんとポールピースを抜いている。私も思ったことはあるが、さすがにやってないw
http://moriri1234.blog114.fc2.com/blog-entry-585.html
Super Distortionを開けてみたらスペーサーを外すとギャップが大きすぎる問題で悩んでいたところだったのだが、この記事に後押しされ、この程度の改造ならやってしまえという気になった。なにせ戻せるし。
さぁ、ビンテージSuper Distortionの改造だ。
ばらしてスペーサーの寸法を測り、厚51.5mm×5.1mm×2.1mmだった。51mm×5mm×2.1mmで作ってみた。0.7mmのPP板2枚を両面テープで貼り合わせ、残りを絶縁テープを3枚貼ったら2.1mmになった。絶縁テープ側をマグネット側に配置して再組立てして完了です。1時間くらいで出来ましたね。ポイントは金属スペーサーだけを外し同寸法のプラスペーサーをスリップインすることですね。
音は?という話ですが、思ったほどハイが出ませんでした。意外にも両ポールピースともに強い磁力があった。確かに出力は落ちているように思うし、ローは少しスッキリしたが、シングルとハムの中間には程遠いサウンド。ダメじゃないんだけど微妙、ハイが聞こえるまで行かず邪魔なローが削れたというのが正解かも。これがエアバッカー化なのかもね。
という感じで消化不良でした。ローを削りたいならアリだが、2mmくらいのクリアランスではハイが出るほど磁力が落ちるワケじゃない。使いどころの難しいなぁ。ただ、エアー感と言っている意味は分かったような気がする。う~ん、次のステップに進むか。
タップすればハイは出るが音が細すぎなので、シリーズとタップの中間に落としどころを探してみよう。タップブレンダーというものだが、次回やってみよう。
https://pop-guitars.com/brog/?p=792











