2026年8月14日金曜日

BOSS EV-1-WL

数か月前にBOSSのBluetooth対応ボリュームペダルを買った。それから、GT1000COREとの接続設定がイマイチ分からず置物となっていた。解決したのでメモに残す。

EV-1-WLの特徴は普通のボリュームペダルとしては使い物になりません。なんせ、インプットもアウトプットもありません。Bluetoothと有線のMIDIに対応しています。

最近の流行りに則ってTRS-MIDIという線で接続できるのだが、ようはステレオミニプラグだ。これが片方がMIDI端子だと配線の規格が云々とか問題があるのだが、ペダルも親の機材も両方がTRS-MIDI端子だった場合、普通にステレオミニプラグのケーブルで接続すれば良いはずです。私は実際にオーディオ機器とスマホヘッドホン端子を繋ぐステレオミニプラグの100cmケーブル(100均w)で正常に動作してます。はい、私はBOSSの1800円くらいのMIDIケーブルをケチったのですw



まぁコレだけだと何だかなぁと思うかもしれませんが、EV-1-WLには手持ちのBOSS FS-6が繋げられます。繋げた状態でMIDI化して親の機材(GT-1000CORE)に接続出来ます。つまり、EV-1-WLとFS-6をTRS-MIDIケーブル1本でGT-1000COREに接続できるようになります。少し配線がスッキリします。

更に言えば、EV-1-WLはボリュームペダルとして機能するほか、全開の先にスイッチが付いていて、設定次第でボリュームペダルとワウペダルを1台で賄えます。踏み込んだらONになるワウと同じスイッチですね。

というワケで、GT-1000COREが更に便利に使えるようになるワケです。それでいてGT-1000より大幅に軽くコンパクトなのが良いですね。
今回はついでにチューナー兼バッファをGT-1000CORE前段に配置しました。無音にしたかったり、ギターを交換したかったりという時にはチューナーを起動させればOKという使い方です。これで自宅エフェクター環境は完璧かなと思います。現時点ではGX-1を買うより、こっちの方が私に都合が良いです。


BOSSの製品サイトでの以下情報が設定のカギになった。
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EV-1-WL Editorで設定可能な機能一覧
iOS/Android用の専用アプリEV-1-WL Editorを使用することで、以下の項目を設定できます。
エクスプレッション・ペダル(オン)—CC# 1-127, value 0-127
エクスプレッション・ペダル(オフ)—CC# 1-127, value 0-127
つま先部のスイッチ(EXP SW)—CC# 1-127, value 0-127
外部フットスイッチ 1(CTL1)— CC# 1-127, value 0-127
外部フットスイッチ 2(CTL2)— CC# 1-127, value 0-127
MIDIチャンネル—1-16
エクスプレッション・カーブ—Normal, Slow1, Slow2, or Fast
EXP SW/CTL1/CTL2 モードの挙動—ラッチ、モーメンタリー
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今設定されている内容をBOSS EL-1-WLアプリで見ると
MIDI CH  → CH1
EXP(OFF) → CC#11
EXP(ON ) → CC#1
EXP SW   → CC#82
CTL1     → CC#80
CTL2     → CC#81

つまり以下の設定をGT-1000COREにすれば動くはず。
EV-1-WL 爪先スイッチEXP OFF時、ボリューム→CC#11
EV-1-WL 爪先スイッチEXP ON 時、ワウ→CC#1
EV-1-WL 爪先スイッチ、ワウON/OFF→CC#82

事前情報で、このMIDI設定はパッチ毎に作成する必要がある。
逆に言えば、1個パッチを作って、それをベースに増殖させればいいワケです。

というワケで完成したのが以下です。

本当はME-90単体でコレに近いことが出来れば、それが家庭用最上級と思ってます。ME-90に足りないのは、ボリュームペダル位置を最前段に移動出来てミニマムボリュームが設定出来れば...だけですかね。代替案はボリュームペダルをME-90前段につなぐという使い方かな。あとはX-OPTIMAが追加されてほしいけど要望もキリがないよね。

2026年7月21日火曜日

1981年のDiMarzio Super Distortion 改造3

ビンテージSuper Distortionはタップ・ブレンダー入れればモコモコしないフロントピックアップとして使うことが可能となったのが前回。

その後、SH-1とビンテージSuper Distortion タップ・ブレンダーを搭載したギターを弾き比べ、抵抗値を調整し、それから、ポールピース高さやピックアップ高さを調整しコード感でのプレーン弦の元気さなど音量バランスを更に追い込んだ。最終的な抵抗値は2.08kΩで落ち着いた。思ったよりSH-1の出力が大きく1,2弦と6弦がハッキリ鳴っていたので、プレーン弦側ポールピースを上げてコード感を寄せつつ、ピックアップ自体もエスカッションから見て1弦側6弦側で高さに大きな差を付けず低音も出す方向で調整した。最終的に、ピックアップ出力も寄せるよう高さ調整したら、エスカッションとほぼツライチくらいの高さとなった。
様々な調整を追い込んでみたら、追い込んだなりの結果が返ってきて、音の粒とかコード感とか大分SH-1に近づいたと思う。何となくざらついてモコモコしたSuper Distortionの面影やタップ感は無い。ここまでSH-1に寄せられれば満足です。今後もこのままフロントピックアップとして使おうと思った。 

言葉では伝わらないと思うので、同じGT-1000Coreセッティングでギターを入れ替え録音してみた。私の中ではクリーンチャンネル(Deluxe Combo )...ギターボリューム7くらいでほぼクリーン、10で単音でもアタックが歪むくらいにセッティングしたもので鳴らしてみた。
最初にVol7、その後にVol10で弾いてる。クリックも何もなく適当に弾いたものを繋い
だだけ、左チャンネル:SH-1、右チャンネル:ビンテージSuper Distortion タップ・ブレンダーのサウンドとした。録音したら差は分からないレベル...というのが確認できる動画です。

https://youtube.com/shorts/nBZSaWCNvKQ?feature=share

いかがだったろうか。モノが違うから同じ音が出ますなんて言うつもりはない。ただ、ビンテージなSuper Distortionを前後に積んで1980年前後な雰囲気を持ったギターとしつつも、実用的なフロントピックアップとして使いたいのなら、こういう改造はアリだと思う。半固定抵抗→固定抵抗に今後置き換えようと思うくらいに、完成していると思う。
整理すると、改造はタップ配線追加と約2kΩの抵抗経由でグランドに落とすだけだ。ハーフエアバッカー化は多分しなくて大丈夫と思う。フロントをタップ・ブレンダーとハムで切り替えたいという人はスイッチも追加したら良いと思う。

結構使える改造だとは思うけど、ハイパワーピックアップをフロントに積んでどうにかしようというのは、ニッチなのは間違いないw

【オマケ】
弾き比べている際にSH-8のリードサウンドにミッドの弱さを感じたので、フロント側ポールピースを90度ずつ回し上げてみたところ、少しSH-4風味というかピーク周波数が少し上がってミッドが出た気がした。SH-4の代わりになりそうな気がする。
一方、Pacifica 721DHリアは純正アルニコ5ハムに戻したのだが、6弦ブリッジミュート時にイヤな高音が居てトーンを絞っても消えず、イヤな成分のせいで音程感が阻害され6弦が気持ち良くない。やっぱ、Duncan Desighed HB103bに戻そうと思った。

2026年7月16日木曜日

1981年のDiMarzio Super Distortion 改造2

ハーフエアバッカー化したSuper Distortionの音だが、ローは落ちたがSH-1ほど明るい音にはならなかった。もう少し、どうにかならんかと思ったところまでが前回。
このSuper Distortionはシリーズ/パラレル/タップのために4芯化改造をしているので、さらに一歩先、タップ・ブレンダーを試してみよう。

タップすると音が細すぎなので、シリーズとタップの中間に落としどころがあるように思う。配線の仕方は2種類あるようですね。
https://pop-guitars.com/brog/?p=792
https://plaza.rakuten.co.jp/6msblog/diary/201510260000/

タップ配線を抵抗を経由し、グランドに捨てる分を調整して良いブレンド具合とするPRS式が楽かなと思う。PRSのギターは、リア2.2kΩ、フロント1.1kΩの抵抗を経由してタップしているようです。2ハムでサウンドバリエーションに拘るPRSは、普通のタップじゃ音が細すぎ問題を抵抗で対処しているということなのでしょう。

色々調べると、抵抗値は1kΩとか2kΩとかPRSに近い値にする人も居る一方、50~60kΩくらいでお気に入りサウンドを見つけた人も居る。タップ・ブレンダーにはトーンで使っている500kΩのポットでも良さそうなことをGoogle AIさんは言うんだけど、う~ん、配線が違うのかな。何事も実験、体当たりです。

梅沢無線で買ったnon-blandの国産500kΩミニポットをナットが無くて長年持て余していたので、まずはコレで動作テストしてみた。ゼロでタップ、ちょっと動かしたらハムという感じでブレンダーにはならなかった。やっぱり、この配線だと0~10kΩくらいまでを微調整できないと思った音にならないようだ。
手持ちの半固定抵抗を見てみると「101 3J」と印字された半固定抵抗があったが、100Ωだったので却下。もう一つの手持ち「CT-9 X203」という半固定抵抗が最大20kΩまでのものだった。これがPRS程度の抵抗値を目指すなら使えそう。ドライバーで18回転するので感覚的には調整できないが、調整後に固定しておくには良い仕様だね。 
https://www.nidec-components.com/j/product/detail/00000182/

というワケで「CT-9 X203」に交換した。私のCT-9、微調整が効くのはありがたいんだけどストッパーが無く、回しすぎると無感領域になる。テスターを見ながら、ここから抵抗値が動きだすぞってポイントを見つけて、そこから1回転2回転3回転というように回してテストする感じ。雰囲気的には0回転目が完全タップ(0kΩだから直結)、そこから少しずつ変わっていくのだが、シングルっぽいハムを目指すなら2回転目以降(計算上2.2kΩ?)で良い感じ、私はもう少し太い3~4回転目(計算上3.3~4.4kΩ?)でテストすることにした。
ポールピースをマイナスドライバーでコリコリしてテストすると、 エアバッカー化してるネック側コイルがブレンダーとして機能していた。エアバッカー化したコイルをメインで使うという手もあるけど、このままで良いかなと思う。

何はともあれ、ビンテージSuper Distortionはタップ・ブレンダー入れればモコモコしないフロントピックアップとして使うことが可能となった。ビンテージSuper Distortionを前後に積んで80年代風カスタムとしつつも、フロントに実用性を追加するなら、タップ・ブレンダーを組み合わせてキャビティ内に抵抗を隠しておけば良いでしょう。それ以外にも、ちょっとバランス的にフロント出力が大きい場合、タップ・ブレンダーでフロント出力を下げるという使い方もあるかもしれない。