2023年10月25日水曜日

BOSS GT-1 Again-1

久しぶりにGT-1の音作りをしてみた。

ME-90を使い始め、音の良さは分かったし、音作りをしていくうちに抜けが良い音やベース・ドラムを邪魔しない音が分かるよう耳が育っているのも実感している。だが、ME-90は物理ノブ数に各エフェクターの機能が制限されていて、特にイコライザーはバンド数に制限が発生していることにも気付いた。つまり、BOSS製品には格の違いだけでなく、製品によって得手不得手があるように思う。
コンパクトなGT-1でも十分戦える音が作れるし、ME-90もAIRDやSEND/RETURNにより新たな音作りが楽しめるので、得手不得手を知ったうえで両方で遊んでいこうという考えに至った。
そう考えると、今の私の耳でGT-1でサウンドを作ってみたくなった。○○アンプのシミュレーションなんていう言葉に惑わされず、HR/HMならスピーカーは12インチ4発だろうという先入観も捨て、自分が作りたい音になれば何でも良いのです。

〇1985高崎サウンドをイメージ
バッキング時
アンプシミュレーター:POWER DRIVE
GAIN82,LEVEL50,SP_TYPE2x12",BASS30,MIDDLE65,TREBLE75,PRESENCE60

リード時(CTL1)
ミッドブースター:OD-1
DRIVE0,TONE10,BOTTOM0,EFFECT_LEVEL86,DIRECT_LEVEL0
ディレイ:STANDARD
DELAY_TIME:1ms-2000ms_550,FEEDBACK35,HIGH_CUT8.00kHz,EFFECT_LEVEL65

バッキング・コーラスON(CTL2)
コーラス:CHORUS
STEREO,RATE20,DEPTH50,LOWCUT_FLAT,HICUT_FLAT,E_LEVEL47

生音時(CTL3)
アンプシミュレーター:POWER DRIVE
GAIN30,LEVEL50,SP_TYPE2x12",BASS30,MIDDLE65,TREBLE75,PRESENCE60
コーラス:CHORUS
STEREO,RATE20,DEPTH50,LOWCUT_FLAT,HICUT_FLAT,E_LEVEL47

適度に中域の充実したサウンドなのでピッキングも力まないで済む。
プリアンプはマーシャル1959I+IIからPOWER DRIVEに変更。今回はプリアンプのみでバッキングサウンドを作成しGAINも最小限なのでタッチノイズも少なく、無駄な高周波ノイズも交じってない。シンプルが一番だ。

オマケにMETALLICAのAnd Justice For ALL風も作ってみた。
1つめは、歪みの粒立ちでプリアンプCORE MTL、エッジをしっかり立てたいので10インチスピーカーの4x10"、低音がモコるのでBASS10程度、ゲインは50~55。
2つめは、プリアンプBGNR UB、スピーカーはORIGIN、GAIN10以下のほぼクリーン、歪みにGUV DSを使ってみた。GUV DSは低音を上げるとヘンテコなサチレーションが発生し高音が死ぬので、サチらない低音としつつ高音を70程度、ゲインは60~70、プリアンプのイコライザーで音を整えた。

色々と弄っていると、GT-1へCTLスイッチを増設したくなった。BOSS FS-6を中古3630円、両端ステレオプラグの接続ケーブルは1500円くらいで確保した。FS-6は電池駆動のみだが、9Vアルカリ電池で100時間使えるらしい。これで①バッキングサウンド、②リードサウンド、③コーラスON/OFF、④ゲイン下げクリーンがCTL1,2,3で切り替えられるようになった。CTRL2,3があると1バンク4パッチ的な使い方が出来ますね。
以下が参考になります。
https://ameblo.jp/spro-blog/entry-12309326865.html

2017年1月ころから触りはじめたGT-1、ME-90購入を機に使わなくなるかなぁと思ってたんですけど、まだまだGT-1は楽しめますね。すごいコスパだなぁ。

2023年10月24日火曜日

Epiphone Les Paul その5

パーツ取付が完了したので通常弦高に下げるため、問題を洗い出し不具合を直していこうと思う。

https://www.digimart.net/magazine/article/2016093002211.html
標準的な弦高(12フレットの頂点から弦の下まで)は、1弦1.2〜1.5mm、6弦2.0〜2.3mm。

現状コンディションのまま弦高を1弦1.5mm~6弦2.0mmに下げて問題を洗い出した。ここで見るのはフレットすり合わせ前なので多少のバズりはOK、全フレット各々音程が出るかが重要。各々音程が出ないレベルとなると何か重大なことが起こっていると考えられる。
早速出たのが、1弦20フレットと21フレットが同じ音程、ほかにも多少バズりが出ている。21フレットをよく見ると1弦側で0.2mm程度浮き気味、20フレットを押さえた時に弦が21フレットに触れ、21フレットを指で押すと指板に密着するまで下がる。試しに21フレットを抜いて入れなおしたらバズりはマシになったが、指板ピッタリ隙間なしとまではいかなかった。

これを踏まえ、ほかに浮きがみられるフレットが出てきたら、見つけたら抜いて接着剤を入れてプラハンで打ち込むという個別対応しよう。ジャンクギターなので完璧は目指さず、最小労力で必要十分な効果が得られればOK。ちなみに21フレットを抜く時に指板が少し欠けたので抜き方を学習した。参考動画は以下。
https://www.youtube.com/watch?v=NhNxM354ftg

指板乾燥が酷そうなので、指板全体にオレンジオイルを多めに塗ってチップ(指板欠け)が出にくくなるオマジナイをしてみた。で、オレンジオイルを多めに塗って一晩おいたら指板コンディションが良くなった。指板ローズウッドが激乾燥により瘦せすぎだったのかもしれない。抜き差しした21フレットを含めフレットのグラつきが気にならなくなったので、フレットすり合わせを行なった。

フレットすり合わせ前、ネックが真っ直ぐかどうかカッター用アルミ定規を使って軽くチェックしたが、トラスロッド調整が必要なほどではなかった。フレットすり合わせにはハンドサンダーとサンドペーパー400番を使用、ローフレットは弦溝ができていたので結構削る必要があった。フレット頭が平らになったので、HOSCO Luthiers Tools フレットクラウンファイル R=2mm TL-FF2を使ってフレットクラウン形成行った。ギターメンテのためのSST(Special Service Toolの略)として唯一持っているフレットクラウンファイル、3000円程度で2mmのものを1本だけ買ったのだが一生使えるので損はないと思う。友達が使いたいって言ってたら1年くらい貸し出すくらいで丁度いい。

今回やったフレットレベリング&フレットクラウン形成の効果とは、隣接フレットの高さが揃い、弦とフレットの接触面積も少なくなったことによる効果だが、音程感がしっかりした太い音、長いサスティーン、スムーズなチョーキングという形であらわれた。素敵だ。仕上げにフレットを磨くという手もあるんだろうけど、私は面倒なんでやってない。

フレットレベリング時とクラウン形成時の2回はオレンジオイル多めで拭いて、更に試奏前にちょっと多めにオレンジオイルを塗って弦を張って試奏したのだが、短時間でオイルが乾いた。明らかに吸われている。なので、試奏を1時間ほど行ってフレットに問題無いのを確認した後、更に2回ほどオレンジオイルを塗布した。ネックは経過観察します。
ちなみにGibosn Flying-V指板にもオレンジオイルを多めに塗ってみたが、Epiphoneのようには吸わなかった。やっぱEpiphone Les Paulが異常にオレンジオイルを吸ったようです。
私の場合、弦交換するタイミングでオレンジオイルで指板クリーニングするくらいのメンテしかしないが、このメンテは継続する価値がありそうだ。

【オマケ:爪切り】
フレット抜きを調べてみたら「100均にある真っ直ぐな爪切り」が使えるようだという情報を発見。私が使ってる爪切りがコレw。フレット抜き用にもう一本確保しよう。
https://ameblo.jp/captain-chuhai/entry-12440528594.html

【オマケ:ストラップピン】
シャーラーロックピン愛用家なんですよねぇ。ストラップのピン穴がガバガバになっていてストラトを落としそうになってから使うようになった。Epiphone Les Paulのフロント側ストラップが、弾いてたら外れそうなんで気になっていた。かといって、もうストラップを増やす気が無いので、シャーラー互換のピンだけ欲しかったんです。で、互換のものを見つけました。これシャーラーピンだと普通のストラップが使えないですけど、これなら普通のストラップも使えつつ、シャーラーロックピン互換という感じなので、これはアリだと思う。
SCUD EP13C(税込み550円)

2023年10月18日水曜日

Epiphone Les Paul その4

うちのレスポールの正体を調べてみた。馴染みの中古楽器屋さんでは1990くらいかな...という感じだったが実際はどうだろう。

海外フォーラムにたどり着き、合致してそうな情報を見つけた。
https://ueck.com/ueckmosh/2012/04/29/%E3%82%A8%E3%83%94%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB/
https://www.epiphonetalk.com/threads/epiphone-serial-number-information-identification.2685/

抜粋すると以下。
FYYMMRRRR
F/FF = Factory code (No factory designator for some 1993 and earlier models)
Y/YY = Year of manufacture (Single digit for some 1997 and earlier models)
MM = Month of manufacture
RRRR = Ranking number (may be more or less digits)
Example: 3021234 = Samick Korea / 1993 / February / unit 1234
Example: S3021234 = Samick Korea / 1993 / February / unit 1234
Example: S93021234 = Samick Korea / 1993 / February / unit 1234
Example: SI01021234 = Samick Indonesia / 2001 / February / unit 1234
Example: SI010212345 = Samick Indonesia / 2001 / February / unit 12345

うちのは「S4064XXX」でSはSamick (Korea)のことらしい。
韓国・サミック社製であることは分かったが、工場が複数あるので韓国製造かインドネシア製造かまでは分からなかった。わかる範囲でまとめると以下だ。

 Samick Korea / 1994 / June / unit 4XXX

当時のカタログ情報が欲しい時、何度かお世話になっているサイトが以下。非常に貴重な情報ですね。

楽器カタログの世界
https://brochures.yokochou.com/

1995年のEpiphoneカタログがあったので、そこからの情報を書き起こしておこう。
https://brochures.yokochou.com/guitar-and-amp/epiphone/1995/jp_05.html

ELP-50 S
\50,000
Body:Mahogany
Top:Maple Foto Flame
Neck:Mahogany 24 3/4" scale
Fretboard:Rosewood
Hardware:Chrome
Color:Cherry Sunburst

かな?と思ったんだけど、うちのはカバードピックアップ。あ、Les Paul Standardの方か。

Les Paul Standard
\60,000
Body:Mahogany
Top:Maple
Neck:Mahogany 24 3/4" scale
Fretboard:Rosewood
Color:Heritage Cherry Sunburst

うちのは
 Epiphone Les Paul Standard(1994、Samick Korea)
 ボディはマホガニー、トップはメイプル
 ネックはマホガニー、指板はローズウッド
 色はヘリテージ・チェリー・サンバースト
なんだろうと思うことにした。

2023年10月17日火曜日

Epiphone Les Paul その3

なぜEpiphoneレスポールに手を出したか...などの話。

■私がEpiphoneレスポールに辿り着いた理由
→手持ちで眠っている80年代Super Distortionを偶に弾きたくなる
→これを載せるギターが欲しい
→80年代Super DistortionはFスペースじゃない
→弦間ピッチ10.5mmのGibson系のSGかレスポールが良いだろう
→DIYで弄る前提なので安価中古
→中古ギター経験から80~90年代ギターには安心感がある
→韓国製Epiphoneレスポール中古は安価に多数流通
→一応レスポールなので保守部品にも困らないだろう

80~90年代HR/HMでも結構使われているレスポールにSuper Distortionの組み合わせはワクワクしかない。でも、レスポールに思い入れは無いので、Gibsonのレスポールが欲しいとまでは思わないw。GibsonはFlying-Vを持ってるから、変なコンプレックスも無く心は平穏そのもの。

■Epiphoneレスポールのハード面で気になったところ。
1.ブリッジ
EpiphoneもTune-O-MaticのNashvilleだと勝手に思っていたが、実際見たらABR-1?と思いきやマイナスネジで弦高調整するタイプ。いうなれば、ABR-1のラージポストタイプということになるのかな。リペア部品が無さそう。
なお、TOMブリッジは反ります。Epiphoneも0.5mm程度反っていたので、100均クランプと硬い木を枕に使ってDIY矯正してます。
http://tonegarage.blog52.fc2.com/blog-entry-426.html
2.ペグ
ヘッド表側にネジが無く、ブッシュを取り付けて裏からビスで止めするだけのクルーソンタイプ。ビンテージタイプというか...従前部品キャリーオーバーだったのでしょう。
3.ピックアップ
ピックアップはビニール被膜の2芯タイプ配線、フロントの線は赤、リアの線は青だった。弾いてみたらフロントは良い感じ、リアはバッキングでモコモコだしリードも伸びが足りない。リアピックアップ抵抗値は8.3kΩで、私の好みの出力では無かった。
4.トラスロッド
Gibsonと同じソケットレンチで回すタイプだけど、ヘッドから覗くのはロッドそのものの頭を六角にしたものっぽい。トラスロッド頭はヘッドポケットの中で遊んでおり、ネック奥側に落ち込んでてソケットレンチが刺さりませんでした。ソケットレンチをコンコンと叩き込んでみたら、トラスロッドが少し浮いてソケットにはまり調整可能でした。もしかしたら、トラスロッドが回せないのがジャンク理由かもしれない。

■一応完成したEpiphoneレスポールを弾いた感想。
まず言いたい...レスポールはデカ尻のせいか重い。座って弾いたら、ギターのケツが滑り落ちていきそうになり疲れた。立って弾いてみるとGibson Flying-Vと同様ポジションでネック落ちせず弾けるので良い感じ。何故か高級感は無いが、Gibson Flying-Vのサブとして使えそう。立って長時間弾いてたら、重いせいか、他のギターより疲れたw

■中古Epiphoneレスポールを万人に勧められるか。
1990年頃のEpiphoneレスポールは、DIYでリペアしつつ楽しむ素材としてはアリだというのが私の答え。中古ギターは、メンテナンス費用も込みで価値判断が必要だろう。DIYでリペア出来ないなら、新品を買うべきだ。

【オマケ:今回施したものをプロに依頼すると...】
私が思う「使えるようにする」必要事項を、某楽器店料金表を参考にプロに依頼したら幾らくらいになるか超概算してみた。

工賃合計:21000円
・ロッド・オクターブ・弦高調整・電装チェック・ナット弦高調整・クリーニング:7000円
・ペグ交換:5000円
・配線引き直し:9000円(ポット交換・スイッチ交換を含んでくれた場合)
部品代合計:11000円
・GOTOH製ペグ:5000円
・トグルスイッチ:2000円
・ポット4つ:2000円
・配線材:2000円

最低限ラインでジャンク1.65万+メンテ3.2万。

でも、これじゃ新品以下のクオリティだ。新品以上のプレイヤビリティに仕上げようと思ったら、フレットすり合わせ・ナット交換で2.5万、ピックアップ購入交換で1.5万、ブリッジ矯正で0.5万...トータル10万近くなってしまうようです。なお、ブリッジ矯正してくれるプロショップは稀、矯正時に折れることもあるのでリスキーです。

それなりに実用的コンディションでも中古価格4万前後でしょうから、店で治すほどの価値が見いだせないので、ジャンク販売だったのかもね。

2023年10月15日日曜日

Epiphone Les Paul その2

2~3日目。音出し確認が終わったので、早速修理?調整?しよう。折角のジャンクなので、使えるものはそのまま使うことにした。その方が楽しいでしょうw

ボリュームノブを手持ちのものに交換してノブを取り付けようと思っていたんだが、付いてたポットを動かしてたらガリも収まってきたので当面そのまま使おう。ちなみに今ついているのはミリ規格のミニポット。トーンコンデンサも安物セラミックだけど、そのまま使用。というわけで、昨日買ったボリュームノブを取り付けた。超固かった。
SCUD KA-160 ハットノブアンバー、ミリ規格:330円くらい?×2
 
トグルスイッチノブは全然合わなかった。
 SCUD TI-340 アイボリー、ミリ規格:120円くらい?
トグルスイッチは箱型のものが付いていて動作するのだが、ノブのネジ径は超細かった。ノブを探すのは困難なので安物トグルスイッチに交換し、ノブも付けた。
SCUD YM-T20R ミリ規格:1540円くらい?

弾いてみて弦高調整してみた。フレット擦り合わせはネックが落ち着いてからと思っている。3弦ハイフレットで若干ビビりが発生したので弦高は高めにセッティング、ちょっと高いが実用可能な範囲ではある。あ、3弦がビビるということは、あれかもしれないなぁ。似非ABR-1を外して見てみたら、経年で真ん中が窪むように曲がっているようだ。だいたい0.5mmかな。100均クランプを使って丁寧に曲げて矯正した。

トラスロッドを調整しようとしたら、ソケットレンチが入らず何でだ?と思ったら、トラスロッドポケット内でロッドが少し遊んでいてトラスロッド頭が奥にいる。ソケットレンチを軽く叩き込んでやったら入った。少し回して純ゾリ状態を緩和してみたら、さらに良い感じなった。もしかして、トラスロッドがジャンクの理由かも。

だいたい実用域にセットアップできたので、オクターブチューニングを合わせて更に弾いてみた。ノーマルカバードピックアップのままで少し使おうと思っていたのだが、どうにもリアピックアップのパワーが足りないしヌケが悪いような気がした。そもそもレスポールを買ってきたのは、80年代Super Distortionをリアに載せるためだったので、さっさと載せてしまった。Epiphone純正リアは8.3kΩ、Super Distortionは13.8kΩ。結構気持ちよくなった。

後日の話。
ピックガードが無いので、このまま使おうかと思っていたが、馴染みの店に置いてあるのを発見。寸法的に合いそうな合わなそうな...微妙にネジ位置が合わないかもと思いつつも買ってきた。だが予想に反して、うちの1994年韓国製Epiphone Les Paul Standardに合いました。
SCUD LP-IVO ピックガード:1430円くらい?

なんか分かってきた。90年代韓国製Epiphoneって、Epiphoneが日本生産のみだった頃の部品と同寸法で作っているのかもしれない。だからSCUDがことごとく合うんじゃないかな。

そんなこんなで、思ったより早く私のレスポールが一応完成した。

2023年10月13日金曜日

Epiphone Les Paul その1

Epiphone Les Paulのジャンク1.65万を見つけた。

弦は張られてないし、トラスロッドカバー・ピックガード、トグルスイッチノブ・ボリュームノブが無い。3弦4弦のペグが少々曲がってガタあり。凹みはあるが大きな打痕は無い。ローフレットに減りがみられる。ブリッジは付いた。
もう一台、ジャンクじゃないEpiphoneも売られていたのだが、結構打痕があったわりに6000円ほど高い...という感じ。2台を手に取って見せてもらって、ジャンクの方を連れて帰ることにしました。

連れ帰る時、別の店でミリ規格のノブと安いスタンドだけ調達して帰りました。あとは弄ってから考えます。多分、90年代のものだと思われる。シリアルはS4064XXX、MADE IN KOREA。馴染みの中古楽器屋さんに似たようなシリアルの中古があって1990年製だって話だったので近いのかなぁとは思う。

家に帰って、速攻でフリーダムのポリッシャーで汚れを落とし、ケンスミスのポリッシャーで磨き、ノブも外してペンチでカシメてガタを取り、弦が張った。音出しテストしたら全然余裕で音が出た。フロントは良い感じなのだがリアがモコる感じだった。この時点で、ずいぶん綺麗になり、すでにお店にあったジャンクじゃない方より、ジャンクの方が見栄えは良くなってしまった。アタリを引いたようだ。

2023年10月8日日曜日

Swift ZD72S その14

 【高速燃費】
数か月前の話ですが、イカール帝国日帰りで600km超を走って燃費を見てみました。タイヤ空気圧はフロント2.8リア2.5に前日調整済み。
行き燃費は、前日に給油してからアイドリング長め市内移動を含みエアコン使用で12.7km/Lでした。早朝のガラガラな高速道路をエアコン入れた状態で巡航100km/hを割らないようアクセル踏みまくり。高速燃費の最低ラインを見極めようと走った結果なので納得。
帰り燃費は、エアコン未使用で概ね同じ巡行速度を目指したが、雨も降ってたし車もそこそこ居たので少し巡行速度が下がったせいか、17.3km/Lでした。エアコン入れずに普通に高速を走ればこんなもんなんでしょう。

【プラグ交換 Premium RX(LKR6ARX-P)】
オドメーターが5万キロを越えたのでプラグ交換をしてみた。純正プラグと値段が同等なPremium RX(LKR6ARX-P)2400円に交換です。
プラグ交換してみたら、エアコン入れてる時に頻発してたノックセンサーによる失火&減速感が大分マシになりました。プラグ交換に1万かかりましたが、ダイレクトイグニッションの負荷軽減も兼ねているので安心料ですね。失火対策も完璧とはいかなかったが、エアコン入れてても低回転でトコトコ走るようになったので大分いい感じです。
なお、プラグ交換によって失火しなくなったのかは正直微妙で、トルクレンチで締め付けて圧縮比が向上した結果だと思う。
https://www.ngk-sparkplugs.jp/ngk/sparkplugs/basic/install/
以前使われていた純正プラグは締め付けが緩かったように思うし、当初Premium RXも手締めしてから90度回転程度としていたが、ここまでフィーリングは良くなかった。手締め+90度回転締めって相当緩いのだと思う。手持ちトルクレンチ最小設定が30Nm~だったので、それを使って何とか26Nm程度で締めこんだら、エンジントルクが出た。プラグ型番からは締め付けトルク20Nmのはずだから、これが締め付け過ぎなのは分かっているが、手の感覚を信じながらナメないよう実施した。アルミヘッドだから怖かったなぁ。ちなみに、手持ちのトルクレンチはタイヤ用の1/2インチサイズのものなので、1/2→3/8変換ソケットを1000円で購入。

【夏用ワイパー】
MARUENUのデザインワイパーを使って3シーズン目、拭きムラが気になりだし近所のホームセンターを見て回ったが交換用ブレードが売ってない。代わりに?MARUENUのパンタグラフワイパー(ようは普通のやつ)が激安になっていて1本500円程度だったので、これでいくことにした。
ワイパー純正サイズは運転席550mm助手席430mmだが、前回はミューテクノエアロデザインの運転席側だけ1サイズダウン525mm(UD53),425mm(UD43)を装着。今回はミューチャンププローヴァの更に短い500mm(UV50),400mm(UV40)を装着した。何ら問題なかったので、夏冬ともに本サイズで良いかもしれない。なお、私の買ったミューチャンププローヴァは、パッケージが黄緑でUV50,UV40という型番なので、多分型落ち品処分だったのでしょうね。
近所のスーパービバホームで買える激安MARUENUワイパーの感想ですが、2年くらいで交換するならアリと思いますが、使い古しのブレードをよく見てみたら延長方向に歪んでいたので耐久性は期待できないと思った。

【まとめ】
というワケで、もう10年落ちになる2013年スイフトXG 4WD CVT、乗り始めて3.5年が経ってプラグ交換したが、もっと早くプラグ交換しておけば良かったと思いましたよ。CVT車は低回転で走ろうとするので、メーカーが想定した低速トルクが出ていないとギクシャクするみたい。普通のスイフトだと7年10万キロでプラグ交換と書かれているようですが、中古車買ったら早めにプラグ交換しておくべきかも。

【おまけのヤリス】
レンタカーでヤリスに乗った。多分、1.5Lモデルだったと思う。CVT制御はスイフトと比べ進化を感じたし、Bセグに1.5L搭載というのがトルク感からも良い感じでした。2009年デビューのジャトコCVT7と2018年デビューのダイレクト・シフトCVTを比べるのもおこがましい話なんだが、ダイレクト・シフトCVTは正直うらやましい。このレベルのCVTであればミッションが車種選択のボトルネックになることがなくなるでしょう。
ただねぇ、踏み込んで3000rpmくらいから3気筒エンジンのガサツな音が室内にガンガン入ってくるし、外でマフラー音を聞くとアイドリングからドコドコいってる。ハズレ個体だったんだろうかw

【燃費のコツ】
うちのスイフトはトルコン2ATとCVTを組み合わせワイドレンジを実現したジャトコCVT7が搭載されています。こいつには少々癖があり、うまく使わないと市街地燃費があまり良くないかもしれない。トルコンAT低速側はロックアップ制御していないようで、低速側は燃費が悪い。燃費を良くしようと思うなら、さっさと加速してからアクセルを踏みなおす等により、トルコンAT高速側を積極的に使うような運転が必要みたいです。

SH-5 DUNCAN CUSTOM HUMBUCKER ZEBRA

 【DUNCAN SH-5】
DUNCAN SH-5を中古楽器屋で見つけた。新品の半値なんだけど使用感があまりないので確保。最近は何でも値上がりしているので、いつか買いそうなものは今のうちに確保しておくです。このSH-5は中古店に入ってきたレスポールに付いていたものらしい。ポールピース3弦が妙に高くされているという謎現象で売られてた。なんでだw
ブリッジ用ピックアップなんだけどトレムバッカータイプじゃないので、Pacifica 721DHかGibson Flying-Vに搭載かなぁなんて考えていた。ダイレクトマウントのPacifica 721DHだとピックアップ足のネジ穴を潰して拡張するのが惜しいので、Gibson Flying-Vに積んでみた。もとのGibson 500Tも悪くはないんだけど、ず~っとイマイチという印象なんだよね。
Gibson 500Tは15.2kオームでセラミックマグネット、DUNCAN SH-5は14.0kオームでセラミックマグネットなので、交換したら出力は若干下がるのかなぁと思っていたが懸念は無用だった。SH-5の印象は良く、明るく解像度の高いサウンドになったし、出力低下も感じない。ピックアップを下げ気味にして飽和感を削ってもサスティーンに影響無さそう。使いながら、おいしいところを見つけていこう。

ピックアップは中古で見つけては買ってを繰り返し、安物以外はなんだかんだDUNCANばかり手を出してる。DUNCANは中古が多い気がするが、まぁ私には好都合ですね。今回のSH-5も良かったけど、Pacificaに積んでるDuncan Desighed HB-103(SH-6が元)も安いのに良くて驚いたし、Tokai SilverStar改に積んでいるSHR-1b Hot Rails Strat Bridge Whiteも良かった。つまり、私はDUNCAN系の派手なサウンドが好きなんだろう。私のDUNCANの印象は、タッチノイズが少なく楽に音が出せるようになるし、HR/HMなサウンドが出しやすいピックアップなんですよね。

【Super Distortion】
DiMarzioピックアップは、Super Distortion(1980年代に入手)のみ所持、今は使ってない。ツボにはまれば面白いんだけどタッチノイズが多くてクリーンなリードを弾くのが大変だった記憶がある。たまにSuper Distortionの音が聞きたくなるので、SilverStarの古いピックガードでSuper Distortionを使ったセットを組んでみた。

昔使っていたピックガードセットを復活させれば良いだけなんだが、手持ちスイッチは過去に改造実験で使ったSCUD YM-30S(予備にDM-30Sもある)が余っているので、センターピックアップはダミーで2ハム構成とした。リアは当然、Supere Distortionを使うが、フロントはPacifica 721DHから外したLIVE-GH3B(AlnicoV):7.94kΩで組んだ。さすがに今の時代にフロントにもSuper Distortionというのはバランスが悪いからね。
セレクタースイッチはSCUD YM-30Sを再使用しているんだけど、こいつはノブを刺す時に押し込むと接点の足が曲がり接点不良になりやすく調子が悪い。開いて足を曲げなおしてやれば治るんだけど、アタリ・ハズレで言えばハズレなんでしょう。交換用に調達してあるDM-30Sに交換した方が良さそうだ。あと、今回は面倒なのでトーン配線をせず、ピックガードにはダミーに使い古しのノブをマウントしておいた。
出来上がったセットをSilverStarに組み込んで弾いてみたら、トーン無しのおかげかSuper Distortionも悪くないと感じたし、しかも操作性に慣れ親しんだ感覚が蘇り嬉しさがこみあげてきた。なんだかんだアリな気がする。