2024年4月23日火曜日

BOSS SD-1とIR-2

最近、コンパクトエフェクターを2つ買った。

【BOSS SD-1】
皆さんご存じBOSS SD-1(Super OverDrive)を買いました。近年のSD-1だが、税込み3300円と爆安だったので大満足ですよ。
https://articles.boss.info/ja/40-years-of-the-boss-sd-1-super-overdrive/
私はBOSS GT-1でマーシャル1959+OD-1(OD-1と言いつつトーンがあるから実質SD-1)を組み合わせた時に感動して以降、SD-1のファンになりました。

マルチエフェクターが無い時代にギターを嗜んでいて今現在おっさん趣味ギタリストという人にとって、歪みエフェクター直列2段接続って経験が無い人も多いと思う。私は若い頃、メイン:DOD FX-50Bとブースター:KORG DISTORTIONという歪みエフェクター直列2段接続して使っていた時期があり、アンプライクな良いドライブ感だったのを思い出します。メインの歪みエフェクターだけでゲインを稼ぐと、ゲインを大きくしたせいで音が潰れピッキングタッチなんて無くなってしまいがちだが、歪みエフェクター直列2段接続すると美味しくいただけるのでオススメです。コンパクトエフェクター派の人もメイン歪みのほかにTS系かSD-1はミッドブースターとして1つ持っていて損は無いでしょう。ちなみに私が今、持っている歪みコンパクトエフェクターは以下。
①OKKO DOMINATOR
②BOSS SD-1
③BOSS BD-2
これらを組み合わせれば、私好みのマーシャル+ブースターっぽいサウンドがジャズコで出せるし、それだけじゃなくハイゲイン~ローゲインまで幅広く作れます。OKKO DOMINATORは、たまたま試させてもらって少々癖はあるけど幅広く使えそうなので購入した。なにより、使ってる人が少ないので、個性を主張できてイイw


【BOSS IR-2】
BOSSコンパクトエフェクターの新製品IR-2だ。2月末頃に買わねば!と思い頼んだら3月末入荷と言われ、その後納期が延び6月入荷とか言われたのだが、入荷が繰り上がり買っちゃいましたw。
IR-2は、アンシュミ・キャビシュミ・リバーブで、USBのオーディオインターフェース、ヘッドホン端子を備えている。汎用性がすごい。

・ギターのアンプサウンドがヘッドホンで楽しめ、マルチエフェクターのようにPCで手軽に録音できるになる。
・IR-2本体ペダルは、踏むとA/Bチャンネル切替が出来て、それぞれアンプタイプも切り替えられ、片方はマーシャル・クランチ、片方はツインリバーブ・クリーンというようなことも出来る。片方はバッキングサウンド、片方はリードサウンドでも良いかもしれない。
・手持ちのエフェクターボードにIR-2を入れれば、マルチエフェクターは不要。SEND/RETURNがあり、IR-2プリアンプ後に空間系エフェクターを入れたければココに入れれば良いだろう。歪みはIR-2前段に入れれば良いだろう。
・電源は3種類。USB-C、アダプター、電池となっている。つまり、パソコンにUSBで繋ぐならアダプター不要。家に余ってるUSB充電器でも動くと思うが、これは試してない。
・拡張ぺダルを繋げばA/Bチャンネル切替が外部ペダル(手持ちのFS-6が使える)で出来るが、これって外部機器からチャンネル切替するためにあるんだと思う。
・CELESTIONのIRデータが標準搭載。外部IRも入れられる。試したければどうぞ。

マルチエフェクターを使っているからこそ思うのだが、マルチエフェクターは音作りの迷宮なんです。外部IR機能を使って音のアップデートを重ねていると、アレっぽい音は良いけどコレはダメとか、特化したサウンドが出来上がってしまったりもする。外部IRデータのフリーなものを試して分かったのは、イコライザーが利きずらいIRデータもある。そこでギターアンプスピーカーで定番なCELESTIONからIRデータを買ってみようかなと思いつつも、いやいや汎用性の高い使える音が必要だろうというわけで1周回って純正IRに戻ってみたりもしている。それどころか、アンシュミはクリーンで使いSEND/RETURNに接続した歪みエフェクターで音を作ったりもしている。そんな使い方をしていると、再びME-90単体で完結させたい思いも出てくる。まさに迷宮に迷い込んでいる。

そんなところに、CELESTIONのIRを搭載したBOSS IR-2が出てきたワケである。シンプルであることが最終的な境地、コンパクトエフェクター+IR-2で遊び環境を完結するのも良いのかもと思っている。BOSS IR-2こそサスティナブルなギター環境だと思う。

2024年4月16日火曜日

ラズパイ 47

ラズパイの日本価格が上がって手軽感がかなり減退した。新しいOSバージョンbookwormは設定ツール等の仕様も結構変わったようで、テスト用環境が無いと移行も面倒だ。そんな中、新型ラズパイ5も2024/1/11に技適を通った。

ユーザー目線で見たラズパイ5の変更点は、CPU性能がざっくり2倍程度、PCIe2.0が1レーンが追加、電源は5V5A(!)、ヒートシンクも必須になったようです。価格はメモリ4GBが60ドル、8GBモデルが80ドルのようだ。8GBモデル+5V5Aアダプター+ヒートシンク一体ケースがセットで2万超えになるんじゃないかなぁと思うのだが、そもそも5V5A純正アダプターが日本で流通しないような雰囲気だった。つまり、そんなセットは存在しない...

というような感じで数か月待って長い冬が明けたら、Amazonに5V5A対応アダプターやヒートシンク一体ケースが流通しだしたので、手を出してみることにした。買ったのは以下、予想通り2万をちょっと超えた。

【本体】
Raspberry Pi 5 ラズベリーパイ5 /日本技適取得済/ 8GB RAM Broadcom BCM2712 quad-core Arm Cortex A76 プロセッサー @ 2.4GHz
【5V5Aアダプター】
Geekworm USB-C 電源アダプター PD 27W Type C、Raspberry Pi 5に適用
【ケース】
Smraza Raspberry Pi 5用 ケース 超薄型アルミニウム合金ケース+ヒートシンク+ 30x30x07 冷却ファン パッシブ冷却 Raspberry Pi5 8gb /4gb (ラズベリーパイ5) 対応 (ラズパイ5本体含みません)

8GBモデルを買った理由は、長期運用を視野に入れての選択だ。ケースも、アタリハズレはあるだろうから現状の使い勝手から逸脱しないものを選んだつもり。なにはともあれ、国内でも5V5Aアダプターが妥協できる価格で入手できるようになったのは朗報だったな。

2024年4月2日火曜日

サンダーバード その1

かなり昔から思っていたことなのだが、ベースが1本欲しい。

弾いてみた的なことをする時にベースを入れたいと思うことが多少はあるワケです。ギターフロントハムで弾いてソフトウェアで1オクターブ下げて誤魔化していたのだが、輪郭のボワンとした音になってしまうのが気になっているんですよね。まぁそういう用途なので、維持が楽な4弦仕様でスタンダードなジャズべかな?とも思っていたのだが、弾きやすさ重視で考えるとギターでいうスーパーストラト的なベースというのが候補になるのかなぁ。

あまりにもベースの知識が無さすぎるので、馴染みの中古楽器屋で聞いてみて弾かせてもらった。意見を聞いたところ、ベースならアクティブピックアップですね...という話。そこで出てきたのがIbanez SR350の中古3万。この値段でアクティブは無い、弾きやすさは抜群、初心者セットなんて買うくらいならこっちの方が断然オススメ...という話だった。弾いてみたら確かに軽いしボディバランスも良いし、音も幅広に作れて良さそうであった。弦楽器初心者なら間違いなくオススメ、ストラップで釣ったらネック落ちも皆無です。以下リンクに似たヤツでした。当然、これより古いヤツだ。
https://www.ibanez.com/jp/products/detail/sr300e_1p_04.html

私の狙いがハッキリしていないので踏ん切りがつかず、ほかを見てみることにした。目に付いたのが、エピフォン・サンダーバード、新品5.5万だ。ただし、Gibsonサイトにはお店で見たヤツが出ていない、ブリッジ・ピックアップ等ハードウェアが黒なので型落ちなんでしょうね。でも、カッコイイw。所有欲が満たされますよねぇ。見た目はGibsonサンダーバードⅣに近く、ボルトオンネックです。ネック固定ネジとストラップピンが共締めのおかげで、そこまでネック落ちが酷くないのかもしれない。重すぎるということもないし、座って弾く分にはバランスも問題ない。
https://bass-hakase.com/4928/

試奏した感じから、好みの音が作れそうだし、ピック弾きならアリなのかもしれませんね。かなり気持ちがサンダーバードに持っていかれてます。凸して良いのだろうか...いいのかな...良いよね、というワケで、我が家にお迎えしましたよw

私が弾くならこんなベース音を出してみたいと思う一つが、METALLICAのGarage Daysのベースサウンド。ジェイソン・ニューステッド、カバーアルバムでしかあまり聞こえないベースサウンドですが、これが好みなんですよ。

そんなワケで、BOSS ME-90を使ってTWEED COMBO(Fender Bassman)のアンシュミを使って弾いてみた。ベースの音のツボがよく分かってないので、ベース本体ノブ全開で音を作ってみた。私レベルならME-90で十分だが、ちょっと歪み過ぎかもしれないし、アンプのLOW,MID,HIGHの帯域がベースには少々合わないし、エフェクターのEQも3Bandしか無いので、ME-90で音を追い込むのは難しいと思う。むしろBOSS GT-1の方がEQも7Bandだし、ベースで使うには良いかもしれません。
まぁ何はともあれ、私的に第一弾としては良い感じ、カッコイイと思う音が出来た。METALLICAのGarage Daysに入っている曲:Helplessが好きなんで、ベースで弾いてみた。概ねギターバッキングのルート音がベースラインなんだけど、ギターではプリングオフで鳴っている音だがベースではメリハリが必要でフルピッキングする必要があったりして、ギターとベースで結構違うものだなぁと実感した。そして、メリハリつけてリズムをタイトにしようと思うと、かなり重労働だったw。

何はともあれ録音してみた。ベースというものに慣れていないし、ベースラインも決めきれていないのでミスだらけだが、何となく私が弾きたい音がわかってもらえるかなぁなんて思う。耳コピですらなく、こんな感じかな?で弾いている。ギターも一緒だけどw
私が思うベースは、曲のバッキングはベースで成立しギターバッキングは飾り、歌の時はドラムとベースとボーカルで成立するくらいベースには主張してほしい。
なお、かなりベース音量を大きくして原曲に重ねているので、元のベースはかき消されたw
https://youtu.be/OseEgRm85f0

タブ譜をネットで見たら大分違う、相当違うw。良い機会なんでタブ譜も参考に弾いてみて、拾うべきところは拾って、ベースラインを学ぶのも楽しいでしょう。まぁタブ譜ってのも怪しいのが多いので、あまり信じすぎない方が良いと思う。特になんでもかんでも解放弦とかローフレットを使おうとしているタブ譜は怪しい。鍵盤の人が音を拾ってタブにしただけだとしたら、全然違うワケですから、そのまま弾こうなんて思わない方が良い。
ベースのタブ
https://www.songsterr.com/a/wsa/metallica-helpless-bass-tab-s12482
ギターのタブ
https://www.songsterr.com/a/wsa/metallica-helpless-tab-s12482
ギター38小節目なんて、後半おかしいもん。3拍目の頭、5弦解放じゃなく1オクターブ上の4弦7フレットだよ。このタブ通りに弾けるわけないし、作曲する時にそんな風に弾くギタリストなんて居ないよ。速いフレーズって、手癖みたいなものが多いし、人間の限界もあるから、そこらへんを分かってないとヘンテコリンなことになるようだ。まぁ無料で見れることには大変感謝なんだけど、しっくりこないものを弾くのって全然捗らないよね。

2024年3月14日木曜日

Killer KG-Stallion その7

Killerギターは使い込むほど快適なギターであることが分かった。
・ギターが軽い
・フライングVと同じピッキングポジションが良い
・ダウン専用フロイドローズがガチ安定で鳴りも良い
・ハムなんだけどモコらない
・フロントだけトーンが利くのもアリ

KillerはGibsonフライングVとスーパーストラトの良いところを併せ持ったギターであり、単なる変形ギターではないというのが私の結論かな。最近、私には軽いギターが必要だと感じるワケで、Killerを手に取る機会が多くなった。気温湿度にあまり左右されない安定性もあるし、サスティーンも良いし、搭載ハムもヌケが良い印象だ。

以前から「いかにも」な赤一色というボディカラーをカスタイマイズしたいと思っていた。構想としてはリメイクシートのようなもので、なんか出来ないかと脳内でイメージを膨らませ、カーボン調リメイクシートを買い、ガラス用の葉っぱ柄シートを買い、どっかにおしゃれな唐草模様やフラワーオブライフが無いかと探索を続けていた。そして、今回見つけたリメイクシートは見た瞬間にコレだと思ったものでした。
で、どんな風に貼ろうかイメトレをしているうちに時間が過ぎたんですが、やっと重い腰を上げ、失敗したら剥がす前提で手間をかけずにフリーハンドで切って貼ってみましたよ。

引っ張りすぎましたが、何を貼ったかというと、ウィリアムモリスのリメイクシート「いちご泥棒」という柄です。
https://live.kufu.co.jp/posts/68576

貼り方は簡単?。ノブ・ポット・スイッチ・ネック・ブリッジを外して貼っていきます。1枚では幅が足りないないので、上下2分割とし、合わせ目の柄をしっかり合わせてみたら継ぎ目が全然目立ちません。意外に優秀なリメイクシートです。で、ギター外周を5mm程度あけてフリーハンドでカットしてみました。ボディに貼ってから端部をデザインナイフで切ったんですが、傷防止にマスキングテープをカット部に貼った上からリメイクシートを張ってカットしたんだけど、マスキングテープごと切れて塗装に少しだけ刃が届いたのだが残念だった。デザインナイフの切れ味を舐めていた。かといって力を抜くと切れないし難しいねぇ。

なにはともあれ、私だけのお気に入りギターが出来た。今後は「いちご泥棒」と読んであげよう。


2024年3月7日木曜日

MASTER8

ジム・ダンロップのトライアングルピック0.8mmを長く使っていた。トライアングルなのにピックが弦を滑るような感覚が無く、ピック長辺で2弦まとめてタップ&スライドするのにも使え、エレキにもエレアコにも丁度いい硬さ。どの角を使っても良いし、おかげでティアドロップの3倍長寿なので大変便利に使っていた。だが、馴染みの店に好みの厚さが無くなったタイミングでピック探しの旅に出た。

そこで見つけたのがMASTER 8 JAPAN | D-801 + Hard Grip - TRIANGLEの0.8mm。こちら耐摩耗性は高く、ピック滑り止めもサンドペーパー400番くらいの感触だし、ピックと弦のタッチに滑りを感じることも無くちょっと硬質な感じだが硬すぎるワケじゃなく...つまりバッチリだ。それなりに耐摩耗性もあって110円と安いし、とりあえず店の在庫で10数枚買い占めて使っている。まだ数枚手持ちがあるが、公式サイトを見ると私の使っている0.8mmの焦げ茶色は無くなり、黒に変わったのかな?という感じ。
https://www.master8japan.jp/products/d-801-hard-grip-triangle-10pcs?variant=41993139224733
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/267623/

現在の私の定番ピックはMASTER8のD-801だが、より高いピックが売っているのが気になって、MASTER8公式サイトを調べてみた。新素材のようだ。

MASTER 8 JAPAN | INFINIX + Hard Grip - TRIANGLE
https://www.master8japan.jp/products/infinix-hard-grip-triangle-10pcs-1

MASTER 8 JAPAN | INFINIX-U + Hard Grip - TRIANGLE
https://www.master8japan.jp/products/infinix-hard-grip-triangle-10pcs
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/277556/

次はINFINIX-UかINFINIXを買ってみようと思う。どうやら相当長寿なようです。店頭で見たのは確かINFINIXだが、少し柔らかい印象があったので、1.0mmでも私が求める「ピックで2弦まとめてタップ&スライド出来る程度の柔軟性」を持っているような気がする。
兎に角、ピックのブレイクスルーだと思ったので、みんなでMASTER8を使って存続してもらいましょう。まずは騙されたと思って1枚手に取ってみることをオススメしますよ。
https://guitar-hakase.com/36234/
https://sacredred.net/guitar/archives/3140

【ピック今昔】
記憶にあるピックを並べてみよう。
1.べっ甲ホームベース
大昔、初めて定番にしたいと思ったピックは、リッチーブラックモア御用達のべっ甲。タッチが好きでしたが、30年以上前に350円と高い上に他より3~4倍長持ちするわけでもなく減るので、使うのを一瞬で諦めた。格安弦より高いピックってなんだ?
現在、原材料が枯渇しているのでバカ高い。
https://bekoupiku.base.shop/items/47102156

2.ピックボーイのナイロンカーボン的ティアドロップ
べっ甲の代替を求め、カーボン的なものを使うようになった。減るのはしょうがないけど100円だったから学生時代を通して使ったし、弦を滑りすぎず、材も柔らかすぎず、尖ったティアドロップは速弾きにも適していたように思う。年数でいえば10年以上は使ったように思う。高校時代のギター仲間達は、このピックは弾きにくそうだった。
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/169065/

3.ジム・ダンロップ
エレアコを買ったことを切っ掛けに、少しピックを柔らかく大きいものにしたいと考え、辿り着いたピック。ジム・ダンロップは丸になるまで使ってみたり、丸くなったら削って復活させたりもしてみたせいで、無駄に長寿だったw。
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/243161/
トライアングルでも苦にならず、固い尖ったピックからの脱却も果たした。ナイロンピックのような弦タッチが私には気持ちが良いとは言えなかったが、ピックスクラッチを使っても深く削れることも無いので代え難いピックになった。

4.MASTER8
角がそれなりにあるトライアングルで、耐久性があって、どこでも入手出来て、日本製。応援したい気持ちで使い始めたら感触が良かった。MATER8は今後も使い続けるだろうし、より耐久性の高い素材INFINIX-Uに移行しようと考えている。

私の独断と偏見で考えるピック。形は好みの問題。固い方が細かいタッチにも対応できると思うので、テクニカルプレーヤーは固いピックが多い傾向。
ただ、アコースティックだと分かりやすいが、少し柔軟性があった方がブライトな音を実感できるので、ガッチガチに固いピックはエレキもアコギもマルチに使おうと思ったら向いてないと思う。かといって、フニャフニャピックは論外だとも思っていて、固いピックは割れるとか弦がキレるとか何言っているか意味が分かりません。

2024年3月4日月曜日

BOSS ME-90 Part.5

ME-90で使うIRデータを差し替えた。

soundwooferからフリーのMarshall JVM 205Cをダウンロードして使用しているのだが、ちょっと癖がある。バッキングなどは問題ないのだが、1弦17フレットから上くらいの高音が細くなり、22フレットの1音チョーキングは明らかに細い...ように思う。私の使い方が悪いのかもしれないし、ダメというつもりはさらさらない。なにはともあれ、多数のフリーIR公開というsoundwooferは、IR入門者にオススメであることには変わりない。「IRを噛ましたら、こんなサウンドになる」というサンプルをオンラインで聞けるのは超便利。自分の耳で聞いて、良さげなものをダウンロードして、自分の機器でIR体験してもらいたいですね。
https://soundwoofer.com/Library/Index

IRデータがメジャーになってきて無料配布が減っているようだ。しかし、IRデータを販売しているRedwirezでは、Marshall 1960AのIRデータをサンプルとして現在も無償提供を続けている。メアドを入れてSubscribeすれば、ダウンロードリンクが送られてくるので、私はダウンロードしてみた。
https://redwirez.com/pages/the-marshall-1960a-ir-pack

まずは用語を理解しよう。市販のIRデータのサイトに良い説明があった。
https://dynax-japan.com/sales/dynax-ir-twintone/
CapとかCapEdgeってのは、スピーカー自体のどこの前にマイクを置いているかみたいだ。
 Cap :センターキャップの中心
 CapEdge :センターキャップのエッジ
 Cone :コーンの中心
 Edge :コーンのエッジ
 AIR :ルーム成分を加味したオフマイク

Redwirezからダウンロードしたもののうち、96kHz-24bit,SM57のファイル一覧を取得してみた。一番下にファイル一覧を置いておく。多分、スピーカーから0,0.5,1,2,3,4,5,6,12インチ離れたところにマイクを置いて作成したIRデータということなのでしょう。なるほど理解出来た。
今回はクリーンも使うことを視野に入れ、TWIN COMBO(Fender Twin Reverbをモデリング)でクリーントーン(といいつつGAIN75)を用意して数種類のIRを試聴し、最終的に以下を選んだ。

  1960-G12M25-SM57-Cap-4in.wav

ME-90に入っているTWIN COMBOのSP TYPEのORIGINALよりジャキっとした音。ストラト系フロント・センターのシングルコイルで使える感じですが、エピフォン・レスポールに積んだフロント・スーパー・ディストーションのパラレルでも使えるし、タップしても音が細くない。ハムのタップってシングルと比べたら、か細いイメージだったんだけどな。

【出た】
22フレットチョーキングで音が引っ込む問題も解消された。クリーン用の音にOKKO DOMINATORの歪みサウンドを使うとマーシャル風味でいい感じなのは相変わらずだけど、BOSS BD-2(ブルースドライバー)も使ってみたらフロント・センターシングルのクランチサウンドが気持ちいい。ME-90内蔵エフェクターでも出せるのかもしれないが、今はSEND/RETURNで使っていて、どっちの歪みを使うかで切り替えられる仕様で使っている。ブルースドライバーはエフェクター本体ゲインやギターボリュームを絞ってゲイン調整すれば、非常に広い音楽に対応できる。しかも、リード用のブーストも使えるサウンドだったし、随分と幅が広がった。クリーンからクランチ、ハイゲインまで、自分なりの音が出来た。自分の志向がハッキリ見えた気がする。ME-90単体でも同様サウンドを出せるようセッティングを出すのが次の目標かな。

それにしてもストラトのフロントシングルも楽しい。ジャンク安物フロントピックアップだがイメージ通りなんだよなぁ。それにエピフォン・レスポールのフロント・スーパーディストーションは良い感じだし、フロントパラレルサウンドも狙った通りだし、セットネックのせいかサスティーンが長いし、ミドルスケールが楽で楽しい。重いのが玉に瑕かな。だが、キラーが見た目に似合わず地味に幅広に使えるサウンドだし、チューニングは安定しているし、激しくアームも使えるし、座って引けるし、軽いし、万能感がすごい。なんかエピフォン・レスポールの現状構成となった、トーンはフロントのみという構成が地味に丁度良いんじゃないかという気がしてきている。キラーもそうだし、リアハムにトーン無しも全然いい感じかも。


【雑感】
IRデータは沼、どこかで妥協した方が幸せになれそうなので、当面はRedwirezでいこうと思う。だんだん分かってきたのだが、Marshall系のアンシュミはTubeScreamerやSD-1などのミッドブースター系の相性は良いが、他の歪みエフェクターだとエフェクターのトーンの効きが弱く個性が出にくく、どうしてもMarshallの音になってしまう。歪みエフェクターの個性を出そうと思うならJC-120かTwinComboなどのアンシュミを使うのが良さそうで、それならME-90純正のIR(Original)の方が音は素直なのかもと思いつつある。
そんなわけで、IRデータを当てずっぽうで漁るくらいなら、Cellestionが販売しているIRデータ、G12T-75,4x12キャビIRデータを$12程度で買えば、良い妥協点になるのかもしれない。
https://www.celestionplus.com/product/g12t-75-4x12-closed-response/

【Redwirez,1960A,96KHz-24bit,SM57のファイル一覧】
1960-G12M25-SM57-Cap-0in.wav
1960-G12M25-SM57-Cap-0_5in.wav
1960-G12M25-SM57-Cap-12in.wav
1960-G12M25-SM57-Cap-1in.wav
1960-G12M25-SM57-Cap-2in.wav
1960-G12M25-SM57-Cap-3in.wav
1960-G12M25-SM57-Cap-4in.wav ← これを使ってみた 
1960-G12M25-SM57-Cap-5in.wav
1960-G12M25-SM57-Cap-6in.wav
1960-G12M25-SM57-Cap45-0in.wav
1960-G12M25-SM57-Cap45-0_5in.wav
1960-G12M25-SM57-Cap45-12in.wav
1960-G12M25-SM57-Cap45-1in.wav
1960-G12M25-SM57-Cap45-2in.wav
1960-G12M25-SM57-Cap45-3in.wav
1960-G12M25-SM57-Cap45-4in.wav
1960-G12M25-SM57-Cap45-5in.wav
1960-G12M25-SM57-Cap45-6in.wav
1960-G12M25-SM57-CapEdge-0in.wav
1960-G12M25-SM57-CapEdge-0_5in.wav
1960-G12M25-SM57-CapEdge-12in.wav
1960-G12M25-SM57-CapEdge-1in.wav
1960-G12M25-SM57-CapEdge-2in.wav
1960-G12M25-SM57-CapEdge-3in.wav
1960-G12M25-SM57-CapEdge-4in.wav
1960-G12M25-SM57-CapEdge-5in.wav
1960-G12M25-SM57-CapEdge-6in.wav
1960-G12M25-SM57-CapEdge45-0in.wav
1960-G12M25-SM57-CapEdge45-0_5in.wav
1960-G12M25-SM57-CapEdge45-12in.wav
1960-G12M25-SM57-CapEdge45-1in.wav
1960-G12M25-SM57-CapEdge45-2in.wav
1960-G12M25-SM57-CapEdge45-3in.wav
1960-G12M25-SM57-CapEdge45-4in.wav
1960-G12M25-SM57-CapEdge45-5in.wav
1960-G12M25-SM57-CapEdge45-6in.wav
1960-G12M25-SM57-Cone-0in.wav
1960-G12M25-SM57-Cone-0_5in.wav
1960-G12M25-SM57-Cone-12in.wav
1960-G12M25-SM57-Cone-1in.wav
1960-G12M25-SM57-Cone-2in.wav
1960-G12M25-SM57-Cone-3in.wav
1960-G12M25-SM57-Cone-4in.wav
1960-G12M25-SM57-Cone-5in.wav
1960-G12M25-SM57-Cone-6in.wav
1960-G12M25-SM57-ConeEdge-0in.wav
1960-G12M25-SM57-ConeEdge-0_5in.wav
1960-G12M25-SM57-ConeEdge-12in.wav
1960-G12M25-SM57-ConeEdge-1in.wav
1960-G12M25-SM57-ConeEdge-2in.wav
1960-G12M25-SM57-ConeEdge-3in.wav
1960-G12M25-SM57-ConeEdge-4in.wav
1960-G12M25-SM57-ConeEdge-5in.wav
1960-G12M25-SM57-ConeEdge-6in.wav

【オマケ】
IRデータって何なのか分からない人のために、かみ砕いて説明してみよう。選び方?としては、スピーカーの種類→マイクの種類→マイクの位置というような選び方になると思います。
イヤホンもメーカーによって音が違うでしょ?それと一緒。その特性をファイル化したのがIRデータと思ってもらえると良いかも。

■スピーカー(キャビネット)の種類
MarshallでCELESTIONの12インチスピーカーが4発入っているMarshall 1960AキャビネットがHR/HMの定番だと思う。マルチエフェクターのキャビネット選択で12inch x 4だと思う。Fender Twin Reverbとかスピーカー一体だと12inch x 2みたいな感じ。どこの家にもあるMarshall Lead 12だと10inch x 1だねw。まぁスピーカーが大きければ低中音も出て太い音が出るという感じだと思えば良い。逆にメタリカみたいにタイトなのには10inch x 4が良かったりもする。

■マイクの種類
どのマイクを使うかによって高音が少ないとか中音が強調されるとか、様々なのです。ですが、私はSM57しか使ったことがありません。

■マイク位置
スピーカーの正面で音を聞くとハイからローまで輪郭がハッキリした音が聞こえますが、ライブでスピーカー正面って耳が痛くないですかね。逆にスピーカーの正面から外れると少しミッドやハイが減って耳に優しい音になりますよ。極端な話、スピーカーの真横だとローしか聞こえないですよね。これがマイクポジションの効果です。

2024年2月4日日曜日

Epiphone Les Paul その8

エピフォン・レスポールには、リアに無改造スーパー・ディストーションを搭載、フロントに4芯化改造したスーパー・ディストーションを搭載、フロントにシリーズ・パラレル・タップ1・タップ2切り替えのロータリースイッチを搭載し普段はフロントパラレルで使うことにした。配線構想は前回できたので早速改造してみよう。


搭載するにあたって、ロータリースイッチはリアトーンの場所に入れることにした。ロータリースイッチの首の長さがギリギリだったので強制的に場所が決まった。リアトーンは撤去、そしてフロントに4芯化スーパー・ディストーションを搭載しロータリースイッチに接続してからボリュームに出力するような接続にした。構想がしっかりしていたのでスイッチは正常に動作したのだが、フロントとリアのミックスがフェイズサウンドになってしまった。あれ?リアに搭載した無改造スーパー・ディストーションが位相が逆だったのかも。しょうがいないので、ロータリースイッチからボリュームとグランドに接続する線を逆にして位相をそろえるよう配線修正し問題解決した。

というわけで、リアはトーンなし、フロントはトーンあり、フロントは4種類のサウンドが楽しめる謎仕様のエピフォン・レスポールが爆誕した。前後とも80年代スーパー・ディストーション搭載という男らしいギターとなりました。フロントパラレルだとボリュームバランスも取れたし、太すぎる低音も控えめにできて、結構いいかもしれませんね。
マスタートーン化したくなったらジャックのところにトーン配線を移動しようと考えていたが、弾いてみたら不要な感じがした。トーンが使いたくなったら、フロントリアミックスポジションでトーンを使えば良い。それならリアのヌケ重視でトーン無しの方が良さそうだ。リアドライブサウンドで角をちょっと落としたいならボリュームを下げれば良い。なんとなく今の配線が丁度良いように思う。

Epiphone Les Paul その7

エピフォン・レスポールのリアにディマジオ・スーパーディストーションを搭載して少々経つ。正月に、友人と成果報告会と銘打って私はヘッドレス・キラー・レスポールを持ってカラオケボックスに行ったところ、「レスポールは所有欲が満たされる感じがする」と言って友人は弾いていた。安物は安物で気兼ねなく弾けるから良いよねw

最近はエピフォン・レスポール弄りをしているので、ギブソン・フライングVとキラー・KGスタリオンの3本を比較することが多い。そこで気付いたエピフォンのネガを調整していこうと思う。

【スーパーディストーションの音の癖】
スーパーディストーションは、特徴的なミッドのおかげでハイが埋もれがちなんで、この癖を少しでもマシにしてみようと思った。
スーパーディストーションは前後で6×2個のポールピース全てがインチの六角レンチ調整式なので、4,5,6弦はリア側ポールピースを上げ気味にしてエッジを立てつつ、1,2,3弦はフロント側ポールピースを上げ気味にして太めで出力が大きくなるような方向で調整してみた。
いずれにしろ、ポールピースは全部0.5mm出しから始め、そこから出す方向で調整という感じです。コイル自体は下げ気味ということになりますかね。
歪ませてるので大きく変わった印象は無いが、まぁ、これはこれで良いのでしょう。

【エピフォン純正フロントがモコモコ】
エピフォン・レスポール純正フロントピックアップがモコモコした印象を受ける。純正ピックアップは単線だしロウ漬けされているしカバードだし、ちょっと改造するのが面倒だ。

手持ちピックアップの中でフロントに適したハム、パシフィカ721DHのリアから外したYamaha LIVE-GH3B(アルニコV)を搭載してみた。こいつはフロントとリアで抵抗値が同じの一桁kΩでした。何も考えずに搭載したら、ミックスポジションでワウ半分踏んだようなフェイズサウンド(何もしなくてもタック・マツモト風)になってしまったから、前後ピックアップで逆位相になっているようだ。フロントピックアップ配線をグランドとプラスを逆に付け直したらフェイズサウンドが解消されることは確認できたけど、ノイズ対策を考えると根本的な対策(ピックアップの交換か配線改造)が必要だなぁ。

というワケで、フロントも手持ちのスーパーディストーションにしてみよう。ただし、フロントにもスーパーディストーションを積むなら、4芯化改造済みなのでパラレルスイッチを付け、出力を落としつつシングルっぽいサウンドに寄せれば、フロントにマッチしてモコモコも解消できそうな気もするね。

【配線】
もう一つ気になったのが、フロントのボリュームポットに引っかかりがあったので、手持ちのほぼ新品SCUD安物ポットA500kΩに交換したら、なぜか全体的に音抜けが良くなった。して、よくよく音を聞いてみるとボリューム8~10は音質に大きな変化は無いんだが、ボリューム7以下になった瞬間に急にトーンを絞ったように音がこもる。さらにボリュームゼロでも音漏れしがちなんだよなぁ。ポットは手持ちA500kΩで全交換だな。
ポットは全交換、フロントのシリーズ・パラレル切替スイッチをミニスイッチでやって、2Vol1Tone配線にするというのがゴールかなと思っていたのだが、ちょっと面白いものを見つけた。
シリーズ・パラレルスイッチをロータリースイッチでやる方法がある。
https://uminekoflying.com/2019/01/11/humbacker-coiltap-schematic/

実は2回路6接点ロータリースイッチを格安で見つけて使ってなかったものが手元にある。シャフト長が短いがギリギリ足りることが確認できたので、これを使ってみることにした。これでトーンの空き地にロータリースイッチを入れてトーンノブを付ければ、見た目はノーマルだ。しかもフロントピックアップは、以下セッティングが可能となるので、すごく楽しみだ。特に用途は無いんだけど、両端がオフってのも面白いでしょw

・オフ
・シリーズ(通常のハムバッカー・直列)
・パラレル(並列)
・タップ1(前側シングル)
・タップ2(後側シングル)
・オフ

構想は出来た。回路図も見つかった。あとは実行するだけだ。ハイパワーピックアップをフロントにパラレル化して搭載というのが、どうなるか楽しみです。

2024年1月31日水曜日

Marchall Lead 12

タイトルでネタバレしてますが、ずぅ~っと使ってない貰い物アンプってプリアンプとして使えないかなぁ、とか思いついた。自宅でギターアンプを鳴らすことはほぼ無いが、とりあえず使えるようにしておこう。

Marchall Lead 12はトランジスタアンプなのに、真空管アンプJCM800に音が似ていてファンも多いようだ。以下サイトでは、色々修理されていて情報も多いです。
http://guitarder.fc2web.com/other2/o2-12-lead12.html
http://guitarder.fc2web.com/other2/o2-17-lead12_2_1.html
http://guitarder.fc2web.com/other2/o2-18-lead12_3.html
http://guitarder.fc2web.com/other2/o2-20-lead12_4.html
http://guitarder.fc2web.com/other2/o2-26-lead12_5.html
http://guitarder.fc2web.com/other2/o2-35-lead12_6.html
http://guitarder.fc2web.com/other2/o2-38-lead12_7.html
http://guitarder.fc2web.com/other2/o2-41-lead12_8.html

私のはUシリアル,1986年製。私が普通にアンプとして使う時は、BOSS BD-1をブースター代わりに噛ませるか、マルチで歪ませてアンプはクリーンで使う感じかなと思う。もう一つの使い方が本命だが、キャビネットからプリアンプ部だけ取り出して歪みエフェクター的に使うという方法だ。Lead 12にはラインアウト端子があるので、BOSS ME-90のセンドリターンに繋いでみるのが面白いんじゃないかと思う。

そんなワケで、まずは各種ポットのガリが酷い状況なので改善してみよう。順当に考えれば、基板からポットをハンダを溶かして外し、ポット単体にしてからポットを分解洗浄し、再び基盤にハンダ付けするという感じになるので、結構な手間だ。
そんな手間をかけるなら、ついでにプリアンプ後パワーアンプ前にセンド・リターンを追加するとか、バッキングトラックを鳴らすためのラインイン追加とか色々したいなぁと考えて調べていたら、YouTubeでWD-40接点復活スプレーをポットの穴からスプレーして復活させていたのを見つけた。
自動車系工具屋さんでWD-40 CONTACT CLEANERを買えたので、ポットにスプレーしてみた結果、バラすまでも無く復活した。WD-40を買った甲斐はあったが、手持ちのKURE接点復活スプレーは出番を失ったw

さて、動作テストだ。Lead12のH.P./LINE OUTジャックは、H.P./LINE OUTが出力され、半差しでスピーカーアウトがキャンセルされヘッドホン出力のみ、全差しでスピーカーアウトとラインアウトの両出力という仕様らしい。ヘッドホンで試したら、半差しだと両耳で聞こえるけど、全差しだと片耳しか聞こえないという感じ。音質は変わらなかった。なんだ、ヘッドだけ取り出してライン出力追加改造しなくても使えるじゃないか。
次に、ME-90のセンド・リターンに組み込んでテストしてみた。ME-90のアンシミュをオフにしてみたらキャビシミュのIRも効かなくなったので、ME-90内のアンシミュはクリーンサウンドに設定し、IRはマーシャルのフリーのものを使ってみた。Lead12前にBD-2をブースター代わりに入れたらゲインは足りたけど、ギターボリュームを絞っても若干歪みすぎる感じがしたのでメインで使うならセッティングを煮詰めた方が良いかも。

というワケで、Lead12はヘッドのみで使えないことも無いことは判った。ただ、わざわざエフェクターまわりを複雑化&巨大化させてまでLead12プリアンプを使う必要は無いなぁというのが感想だ。まぁそれでも、アンプ持ち込みが必要な際はLead 12を持っていけば何とかなることが分かった。
実は最近、遊び用ミニアンプを買っても良いかなとか思っていたのだが、
Lead12がそこそこ使えることが分かったので、遊び用ミニアンプ導入はお預けかな...という結論に至った。

【おまけ】
うちの3mシールドの1本にノイズが乗るようになった。だんだん悪化しているので、これは切り刻んで部品として使うことにしよう。代わりをジャンク調達してみたのだが、メーカー名が分かる使用感の少ないものを3本選んだら、ノイズもないし使えそうだった。たまたまアタリだったのかもしれないね。

2024年1月1日月曜日

Mixer 5

配信テスト第一弾の結果は思わしくなかった。マイクからの声が入れば声を優先し声以外をガツンと下げる、マイクからの声が無くギターだけが入ればギター単独で聞こえる、マイクからの声が無くバッキング曲のみだけならバッキング曲だけはマシに聞こえる。マイクからの声が無く、歌入り音楽だけだと、音量が上がったり下がったりする。このような傾向にあるから、配信用音声コントロールがOFFに出来ていない気がする。

【音声コントロールしようとしている人々】
Windowsパソコンで会議通話をしようとすると、会議等の音声をコントロールしようとしている人たちが沢山いるみたいです。少なくとも3人かな。

1.Windows「サウンドの詳細設定」「通信」
2.通信アプリ(MeetとかTemasとかZoom)の中の設定
3.Chromeブラウザは自動音量調整がデフォでON(OFFする拡張機能あり)

少なくとも2,3には真っ先に気づいたが、WinXP,7時代には無かった「通信」タブがWindowsの中に出来ていた。だが前回、Windows「サウンドの詳細設定」「通信」というものを発見し、このデフォが「他のすべてのサウンドの音量を80%下げる」となっていた。こいつも配信用音声最適化しようとしているみたいだ。この設定を「何もしない」に変更した。
ミキサーを使うということは、これら1,2,3の音声最適化機能を全OFFで初めて成立しコントロールを手中に収めることができるワケです。ノイズキャンセリングは我々の味方だし、通常の会議には何も考えなくて良いので便利だけど、コントロールを手中に収めようとすると面倒ですね。兎に角、配信テスト第二弾だ。身近なソフトからやっていこう。目的に対し及第点を得られたら、とりあえずOKとしよう。

【Google Meet 】
まずは、だれでも持ってるGoogleアカウントで使えるMeetだ。Windows「サウンドの詳細設定」「通信」を「何もしない」にしても、Firefoxで使っても、第一弾と第二弾で変わりは無かった。しかも、ノイズキャンセリングや音量自動調整のON/OFF設定が見当たらない。無料アカウントだから無いのか分からないが、とにかく何も設定が見当たらない。現時点Meet無料プランでは設定変更できないようだ。残念。

【Microsoft Teams】
Windowsにログインしていればアカウントを持ってるはずなので、試してみた。まぁTeamsは仕事でも使っているし。
こいつは専用クライアントソフトっぽいヤツが常駐するメッセージアプリ兼用の会議ソフトなのだが、Teamsの「設定」の「デバイス」の中には、「マイク感度を自動的に調整する」のON/OFF、「ノイズ抑制」を「自動(既定)・高・低。オフ」 が選べる。両方ともオフにしたら、少し自分の思ってたようなバッキング用音楽とギター演奏を重ねることが出来た。だが、未だ全体音量の自動調整が利いているようだ。とりあえず、音量小さめにすれば大分マシなので、仮にOKとした。
あと、特徴的?だったのが、「デバイス」の「スピーカー」と「マイク」を両方ともAG06mk2にしたら、音がループするようで音声最適化機能が割り込んでくるようだった。なので、「マイク」はAG06mk2にしたんだけど、スピーカーはパソコン側のオーディオインターフェースにしておいた。音声を聞くのはAK06mk2ヘッドホン端子なのだが、大丈夫かどうかは実際に会議通話してみないと分からないなぁ。もしかしてGoogle Meetも同じだったのかな?

【まとめ】
結局、会議用ソフトやWindowsの設定の問題だったようで、ハードウェア追加無しにVoiceMeeter Bananaで実現出来ていたようだというのが分かった。AG06mk2購入は無駄だったかというと、物理的にノブがあったり、インプットゲインがあったり、ピークLEDがあったり、便利なことには変わりありません。それにアンプシミュレーターも内蔵DSPで処理できるのでコンパクトエフェクターを繋いでオーディオインターフェースとしても使えるし、設定次第ではパソコン側CPU負荷も小さく出来るかもしれません。そんなに高いものじゃないから1個持ってても良いんじゃないかと思うアイテムですね。

あと思ったのが、中古で良いからギターシールドとかオーディオ用ケーブルとか調達しようと思った。いざという時に手元に無いのは不便だった。ガッツリ使うというなら、後から良いケーブルに買い替えれば良いしね。

Mixer 4

僕らの楽器屋ハードオフwを偵察していたら、配信用ミキサーAG06mk2を見つけた。2万で買えるの!?ってカンジで気になってしょうがない。

友達とギター遊びをオンラインで共有する時にミキサーがあると便利だと思い、ソフトウェアでの実現を目指してVoiceMeeter Bananaを試したが、なんかうまくいかなかった。設定に悩むくらいならミキサーAG06mk2を買ってしまおうという判断に至った。(この時点ではほかに原因がありそうだけど、ミキサーがあれば問題回避できるかも...なんて思ってますw)
物理的なミキサーの方が動作も安定しているだろう。PC負荷も小さくなるだろうし、廃棄寸前ノートASUS EeeBook X205TAでも配信できるんじゃないかな。(購入した言い訳を自分にしているワケですw)

何はともあれ、早速繋いでみよう。

【チャンネル1】
私はXLR端子のマイクは持っていません。中古未開封500円無名マイク(ダイナミックマイクだと思う、ミニプラグ3極、4極変換ケーブル付)を使い、[HEADSET]マイク入力端子にミニプラグ3極で刺します。

【チャンネル2】
ギターをどう繋ぐか悩みますね。BOSS ME-90の標準ジャックからチャンネル2に入れるか、BOSS ME-90から標準ジャック2本でチャンネル3/4にステレオで入れるか悩みましたが、アンシュミも搭載されているチャンネル2に繋ぐ方向でいきましょう。接続ケーブルは、かなり前に買って使ってなかったオーディオ用RCA両端金メッキ1.5mケーブルが丁度いい長さなので使いましょう。エフェクター後はローインピーダンスだから、このケーブルでも間違いでは無いと思う。

【配信テスト】
準備は出来た。ヘッドホンで音は聞こえた。なので配信テストをしてみる。メインとサブのノートパソコン2台を使って、メインの方から配信開始し、サブの方で参加、サブの方にヘッドホンを接続し音を聞いてみて、思った通りの音が出るか試した。

Google Meetを使ったが、ミキサーを介しても大した差が無かった。次にMicrosoft Teamsを使ってみたけど、やはり差が無かった。次にZoomを使ってみたら、ノイズキャンセリングの強・中・弱・自動を選べて、弱にしたら少し音が良くなったが、まだまだ思った通りになっていない。なお、Zoom無料版は最大会議時間は40分まで除外しました。
ブラウザも、Chrome(拡張はDisable Automatic Gain Controlを入れた)とFirefoxを使ってみたが大差なく、結局、満足な結果は得られなかった。

ようは、音声は声・Windows音・ギター音の3種類あって、曲やギターの音はノイズ扱いされてノイズキャンセリングが働いているようで、ノイズキャンセリングの優先度も、声>ギター音>Windows音という感じだ。あとはWindows本体にノイズキャンセリング等々が搭載されたのか確認するしかないなぁ...で、検索して辿り着いた気がするが...

音量アイコンを右クリック
→「サウンドの設定」
→一番下にスクロールし「サウンドの詳細設定」
→「再生」「録音」「サウンド」「通信」というタブがあるはず
→「通信」タブの初期値が「他のすべてのサウンドの音量を80%下げる」となっていると思う。
→「これを何もしない」にすれば解決するかも

再度、配信テストをやってみよう。