2024年4月23日火曜日

BOSS SD-1とIR-2

最近、コンパクトエフェクターを2つ買った。

【BOSS SD-1】
皆さんご存じBOSS SD-1(Super OverDrive)を買いました。近年のSD-1だが、税込み3300円と爆安だったので大満足ですよ。
https://articles.boss.info/ja/40-years-of-the-boss-sd-1-super-overdrive/
私はBOSS GT-1でマーシャル1959+OD-1(OD-1と言いつつトーンがあるから実質SD-1)を組み合わせた時に感動して以降、SD-1のファンになりました。

マルチエフェクターが無い時代にギターを嗜んでいて今現在おっさん趣味ギタリストという人にとって、歪みエフェクター直列2段接続って経験が無い人も多いと思う。私は若い頃、メイン:DOD FX-50Bとブースター:KORG DISTORTIONという歪みエフェクター直列2段接続して使っていた時期があり、アンプライクな良いドライブ感だったのを思い出します。メインの歪みエフェクターだけでゲインを稼ぐと、ゲインを大きくしたせいで音が潰れピッキングタッチなんて無くなってしまいがちだが、歪みエフェクター直列2段接続すると美味しくいただけるのでオススメです。コンパクトエフェクター派の人もメイン歪みのほかにTS系かSD-1はミッドブースターとして1つ持っていて損は無いでしょう。ちなみに私が今、持っている歪みコンパクトエフェクターは以下。
①OKKO DOMINATOR
②BOSS SD-1
③BOSS BD-2
これらを組み合わせれば、私好みのマーシャル+ブースターっぽいサウンドがジャズコで出せるし、それだけじゃなくハイゲイン~ローゲインまで幅広く作れます。OKKO DOMINATORは、たまたま試させてもらって少々癖はあるけど幅広く使えそうなので購入した。なにより、使ってる人が少ないので、個性を主張できてイイw


【BOSS IR-2】
BOSSコンパクトエフェクターの新製品IR-2だ。2月末頃に買わねば!と思い頼んだら3月末入荷と言われ、その後納期が延び6月入荷とか言われたのだが、入荷が繰り上がり買っちゃいましたw。
IR-2は、アンシュミ・キャビシュミ・リバーブで、USBのオーディオインターフェース、ヘッドホン端子を備えている。汎用性がすごい。

・ギターのアンプサウンドがヘッドホンで楽しめ、マルチエフェクターのようにPCで手軽に録音できるになる。
・IR-2本体ペダルは、踏むとA/Bチャンネル切替が出来て、それぞれアンプタイプも切り替えられ、片方はマーシャル・クランチ、片方はツインリバーブ・クリーンというようなことも出来る。片方はバッキングサウンド、片方はリードサウンドでも良いかもしれない。
・手持ちのエフェクターボードにIR-2を入れれば、マルチエフェクターは不要。SEND/RETURNがあり、IR-2プリアンプ後に空間系エフェクターを入れたければココに入れれば良いだろう。歪みはIR-2前段に入れれば良いだろう。
・電源は3種類。USB-C、アダプター、電池となっている。つまり、パソコンにUSBで繋ぐならアダプター不要。家に余ってるUSB充電器でも動くと思うが、これは試してない。
・拡張ぺダルを繋げばA/Bチャンネル切替が外部ペダル(手持ちのFS-6が使える)で出来るが、これって外部機器からチャンネル切替するためにあるんだと思う。
・CELESTIONのIRデータが標準搭載。外部IRも入れられる。試したければどうぞ。

マルチエフェクターを使っているからこそ思うのだが、マルチエフェクターは音作りの迷宮なんです。外部IR機能を使って音のアップデートを重ねていると、アレっぽい音は良いけどコレはダメとか、特化したサウンドが出来上がってしまったりもする。外部IRデータのフリーなものを試して分かったのは、イコライザーが利きずらいIRデータもある。そこでギターアンプスピーカーで定番なCELESTIONからIRデータを買ってみようかなと思いつつも、いやいや汎用性の高い使える音が必要だろうというわけで1周回って純正IRに戻ってみたりもしている。それどころか、アンシュミはクリーンで使いSEND/RETURNに接続した歪みエフェクターで音を作ったりもしている。そんな使い方をしていると、再びME-90単体で完結させたい思いも出てくる。まさに迷宮に迷い込んでいる。

そんなところに、CELESTIONのIRを搭載したBOSS IR-2が出てきたワケである。シンプルであることが最終的な境地、コンパクトエフェクター+IR-2で遊び環境を完結するのも良いのかもと思っている。BOSS IR-2こそサスティナブルなギター環境だと思う。

2024年4月16日火曜日

ラズパイ 47

ラズパイの日本価格が上がって手軽感がかなり減退した。新しいOSバージョンbookwormは設定ツール等の仕様も結構変わったようで、テスト用環境が無いと移行も面倒だ。そんな中、新型ラズパイ5も2024/1/11に技適を通った。

ユーザー目線で見たラズパイ5の変更点は、CPU性能がざっくり2倍程度、PCIe2.0が1レーンが追加、電源は5V5A(!)、ヒートシンクも必須になったようです。価格はメモリ4GBが60ドル、8GBモデルが80ドルのようだ。8GBモデル+5V5Aアダプター+ヒートシンク一体ケースがセットで2万超えになるんじゃないかなぁと思うのだが、そもそも5V5A純正アダプターが日本で流通しないような雰囲気だった。つまり、そんなセットは存在しない...

というような感じで数か月待って長い冬が明けたら、Amazonに5V5A対応アダプターやヒートシンク一体ケースが流通しだしたので、手を出してみることにした。買ったのは以下、予想通り2万をちょっと超えた。

【本体】
Raspberry Pi 5 ラズベリーパイ5 /日本技適取得済/ 8GB RAM Broadcom BCM2712 quad-core Arm Cortex A76 プロセッサー @ 2.4GHz
【5V5Aアダプター】
Geekworm USB-C 電源アダプター PD 27W Type C、Raspberry Pi 5に適用
【ケース】
Smraza Raspberry Pi 5用 ケース 超薄型アルミニウム合金ケース+ヒートシンク+ 30x30x07 冷却ファン パッシブ冷却 Raspberry Pi5 8gb /4gb (ラズベリーパイ5) 対応 (ラズパイ5本体含みません)

8GBモデルを買った理由は、長期運用を視野に入れての選択だ。ケースも、アタリハズレはあるだろうから現状の使い勝手から逸脱しないものを選んだつもり。なにはともあれ、国内でも5V5Aアダプターが妥協できる価格で入手できるようになったのは朗報だったな。

2024年4月2日火曜日

サンダーバード その1

かなり昔から思っていたことなのだが、ベースが1本欲しい。

弾いてみた的なことをする時にベースを入れたいと思うことが多少はあるワケです。ギターフロントハムで弾いてソフトウェアで1オクターブ下げて誤魔化していたのだが、輪郭のボワンとした音になってしまうのが気になっているんですよね。まぁそういう用途なので、維持が楽な4弦仕様でスタンダードなジャズべかな?とも思っていたのだが、弾きやすさ重視で考えるとギターでいうスーパーストラト的なベースというのが候補になるのかなぁ。

あまりにもベースの知識が無さすぎるので、馴染みの中古楽器屋で聞いてみて弾かせてもらった。意見を聞いたところ、ベースならアクティブピックアップですね...という話。そこで出てきたのがIbanez SR350の中古3万。この値段でアクティブは無い、弾きやすさは抜群、初心者セットなんて買うくらいならこっちの方が断然オススメ...という話だった。弾いてみたら確かに軽いしボディバランスも良いし、音も幅広に作れて良さそうであった。弦楽器初心者なら間違いなくオススメ、ストラップで釣ったらネック落ちも皆無です。以下リンクに似たヤツでした。当然、これより古いヤツだ。
https://www.ibanez.com/jp/products/detail/sr300e_1p_04.html

私の狙いがハッキリしていないので踏ん切りがつかず、ほかを見てみることにした。目に付いたのが、エピフォン・サンダーバード、新品5.5万だ。ただし、Gibsonサイトにはお店で見たヤツが出ていない、ブリッジ・ピックアップ等ハードウェアが黒なので型落ちなんでしょうね。でも、カッコイイw。所有欲が満たされますよねぇ。見た目はGibsonサンダーバードⅣに近く、ボルトオンネックです。ネック固定ネジとストラップピンが共締めのおかげで、そこまでネック落ちが酷くないのかもしれない。重すぎるということもないし、座って弾く分にはバランスも問題ない。
https://bass-hakase.com/4928/

試奏した感じから、好みの音が作れそうだし、ピック弾きならアリなのかもしれませんね。かなり気持ちがサンダーバードに持っていかれてます。凸して良いのだろうか...いいのかな...良いよね、というワケで、我が家にお迎えしましたよw

私が弾くならこんなベース音を出してみたいと思う一つが、METALLICAのGarage Daysのベースサウンド。ジェイソン・ニューステッド、カバーアルバムでしかあまり聞こえないベースサウンドですが、これが好みなんですよ。

そんなワケで、BOSS ME-90を使ってTWEED COMBO(Fender Bassman)のアンシュミを使って弾いてみた。ベースの音のツボがよく分かってないので、ベース本体ノブ全開で音を作ってみた。私レベルならME-90で十分だが、ちょっと歪み過ぎかもしれないし、アンプのLOW,MID,HIGHの帯域がベースには少々合わないし、エフェクターのEQも3Bandしか無いので、ME-90で音を追い込むのは難しいと思う。むしろBOSS GT-1の方がEQも7Bandだし、ベースで使うには良いかもしれません。
まぁ何はともあれ、私的に第一弾としては良い感じ、カッコイイと思う音が出来た。METALLICAのGarage Daysに入っている曲:Helplessが好きなんで、ベースで弾いてみた。概ねギターバッキングのルート音がベースラインなんだけど、ギターではプリングオフで鳴っている音だがベースではメリハリが必要でフルピッキングする必要があったりして、ギターとベースで結構違うものだなぁと実感した。そして、メリハリつけてリズムをタイトにしようと思うと、かなり重労働だったw。

何はともあれ録音してみた。ベースというものに慣れていないし、ベースラインも決めきれていないのでミスだらけだが、何となく私が弾きたい音がわかってもらえるかなぁなんて思う。耳コピですらなく、こんな感じかな?で弾いている。ギターも一緒だけどw
私が思うベースは、曲のバッキングはベースで成立しギターバッキングは飾り、歌の時はドラムとベースとボーカルで成立するくらいベースには主張してほしい。
なお、かなりベース音量を大きくして原曲に重ねているので、元のベースはかき消されたw
https://youtu.be/OseEgRm85f0

タブ譜をネットで見たら大分違う、相当違うw。良い機会なんでタブ譜も参考に弾いてみて、拾うべきところは拾って、ベースラインを学ぶのも楽しいでしょう。まぁタブ譜ってのも怪しいのが多いので、あまり信じすぎない方が良いと思う。特になんでもかんでも解放弦とかローフレットを使おうとしているタブ譜は怪しい。鍵盤の人が音を拾ってタブにしただけだとしたら、全然違うワケですから、そのまま弾こうなんて思わない方が良い。
ベースのタブ
https://www.songsterr.com/a/wsa/metallica-helpless-bass-tab-s12482
ギターのタブ
https://www.songsterr.com/a/wsa/metallica-helpless-tab-s12482
ギター38小節目なんて、後半おかしいもん。3拍目の頭、5弦解放じゃなく1オクターブ上の4弦7フレットだよ。このタブ通りに弾けるわけないし、作曲する時にそんな風に弾くギタリストなんて居ないよ。速いフレーズって、手癖みたいなものが多いし、人間の限界もあるから、そこらへんを分かってないとヘンテコリンなことになるようだ。まぁ無料で見れることには大変感謝なんだけど、しっくりこないものを弾くのって全然捗らないよね。