2023年3月14日火曜日

NUX MG-30

マルチエフェクターBOSS GT-1ユーザーの私が、NUX MG-30を店頭試奏し買ってきた。と言っても2~3か月前に買ったんですけどね。

【NUX MG-30】
NUXは荒井貿易(アリア)が取り扱っているから、ほかの中華より安心感があるし、店頭に置いてある確率も高いと踏んで音出しした上で買ってきた。多少高くても生き残ってほしい近所の楽器店で買うよう心がけてますよ。
さて、BOSS GT-1より一回り大きく重く電池駆動不可、ペダル・ボタン配置は似たような感じ、操作性が良いので音作りは本体だけでも出来そう、個人作成パッチもネットに転がってる...というのがNUX MG-30だ。追加フットスイッチ(NMP-2)も付属するし、アダプター込み。エフェクト一覧は以下を見るとわかりやすいかも。
https://yoshblog.com/nux-mg-30-effects/

自宅で使ってみると、GT-1と比べて音作りは実機でも調整しやすいが、やはりパソコンソフトQuick Toneを使った方が音作りは捗る。だが、ちょっとした調整程度であれば実機でも良いかもしれません。
MG-30のMETALLICA風サウンドを公開しているYouTube動画があり、概要欄にパッチ公開URLが書いてたので、そこからダウンロードしてImportしてみたら、あの音っぽいものが手に入った。これは楽しい。
よく分かってないのがIR。インパルスレスポンスというらしいが、砕けて言えばスピーカー(キャビネット)とマイクだ。どうやって作るんだろう。フリーのIRファイルもあるので将来的には色々テストしたいね。
https://tone-maniax.com/ir/

【USB接続問題】
Windows10ノートとMG-30のUSB接続がブツブツ切れて使い物にならなくて2~3か月放置していた。Windows10アップデートでUSB相性問題が深刻化したように思うので、Windows11にアップデートしてみたけど解消しなかった。
しょうがないので、USBケーブルはエレコムUSB3.1ケーブル2mに、バスパワーUSB2.0ハブ→セルフパワーUSB3.1ハブというように交換したら治った。純正ケーブルはUSB2.0な通信規格なのだろうけど、買うならUSB3.1対応のType-C→Type-Aケーブルを買うべきだと思ったし、エフェクターなのでケーブル長は2m欲しかったので、2000円+αのエレコムUSB3.1ケーブルを買ったのでした。
https://www.elecom.co.jp/products/USB3-AC20BK.html
ちなみに、手持ちのスマホ用Type-C→Type-C、Type-C→Type-Aの2本のUSBケーブル(QC3.0対応、2m、USB2.0)はPC直刺しでもMG-30安定稼働が出来なかった。

【Xvive XV-U2】
JOYO JW-03 という安いワイヤレスを店頭で試させてもらったのだが、私も店員も一瞬でハイ落ちに気づいてしまった。Xvive XV-U2も試させてもらったら音も大丈夫そうなのでコッチを買ってきた。
自宅で試してみたところ、PCやWiFiルーター等機器近傍で使うと音切れが発生するようなので、練習はワイヤレス、録音は有線が良さそう。普段のエフェクター置き場から20cmほどずらすと音切れは殆ど発生しないから、PCやWiFiルーター等機器の極至近距離がダメなだけかもしれませんね。
ちなみに有線と無線で音の違いは気にならないし、4時間程度は連続稼働できてます。

【簡単に音作りしてみた】
マルチエフェクターで大多数が「こんなもんか...」って思うのはプリセットパッチのせい。プリセットパッチはGT-1よりMG-30の方がマシだったが、相変わらずピンとこない。音を作っている人、ヘッドフォンで作ってないんだろうなぁ。エフェクターの性質と合わないと思うんですよ。結局、自分で作った方がマシでしょう。

70~90年のマーシャルの雰囲気が出れば良いのであれば、GT-1でMS1959、MG-30でJCM800あたりを使えば良いと思う。アンプだけだと中域を充実させられないから、SD-1(BOSS SD-1)やT-SCREAM (Ibanez Tube Screamer)をアンプ前に入れて音を整える。ゲインを稼ぐのではなく、中域を充実したサウンドにするために歪みエフェクターを入れるのです。(MG30にはSD-1が無いのでTubeScreamerで代用。)
IRというかキャビネットというかスピーカーは、大型の4x12" (ようは12インチスピーカー4発、MG-30だと1960 Mashall 4 x 12)にしたら、あの時代の音に近いと思います。まずはこのセットでマイクを切り替えて好みのヌケが得られるようにしてみよう。あとは軽いリバーブでOKだ。

バッキングサウンドが出来たら、今度はバッキングとリードをCTRLで切り替えたいじゃないですか。いちいちパッチを切り替えるんじゃなくね。リード用はゲインアップ・音量アップしたくなりますよね。私はコンプレッサー・イコライザーは使わないので、コンプをブースターとして使用し、アンプ後のイコライザーで2dB程度の音量アップをしました。これでリードサウンドが作れますが、お好みでディレイやコーラスをオマケすると良いでしょう。

■バッキング
・TubeScreamder、DRIVE15,TONE65,VOL50
・マーシャル、GAIN80,MASTER60,BASS15,MIDDLE60,TREB80,PRES40
・リバーブ少々
■リード
・COMP、VOL70
・TubeScreamder、DRIVE15,TONE65,VOL50
・マーシャル、GAIN80,MASTER60,BASS15,MIDDLE60,TREB80,PRES40
・イコライザー、2dB増(ほかはお好み)
・リバーブ少々
■生音〜クランチ
アンプGAINをガツンと10~15くらいまで下げ、ギターVolを上げてクランチ、下げて生音という感じのパッチを用意した。TubeScreamderはOFF。
■ノイズゲート
単純なんだけど答えが見つからないとイライラするノイズゲート。私の比較的ハイパワーなリアハムバッカーでSENS27,DECAY30...という感じです。

今回も高崎風サウンドを狙って作り始めたが、出来上がったらメイデン風サウンドだったw。とりあえずサウンドテスト。Vとスタリオンでそれぞれ一発録ってみたが、どっちも酷い演奏なので、左スタリオン右Vで音を振ってミックスしてみた。
https://youtu.be/qADjCoc2kMs

自分で弾いたのを聞いて何か足りないなぁと思いオリジナルを聞いてみたら、あまり聞こえないけど色々と小細工がありそうだし運指も違いそうだと気づいた。だが、週末2~3時間ギタリストには録り直しは無理なようですw

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