2024年2月4日日曜日

Epiphone Les Paul その8

エピフォン・レスポールには、リアに無改造スーパー・ディストーションを搭載、フロントに4芯化改造したスーパー・ディストーションを搭載、フロントにシリーズ・パラレル・タップ1・タップ2切り替えのロータリースイッチを搭載し普段はフロントパラレルで使うことにした。配線構想は前回できたので早速改造してみよう。


搭載するにあたって、ロータリースイッチはリアトーンの場所に入れることにした。ロータリースイッチの首の長さがギリギリだったので強制的に場所が決まった。リアトーンは撤去、そしてフロントに4芯化スーパー・ディストーションを搭載しロータリースイッチに接続してからボリュームに出力するような接続にした。構想がしっかりしていたのでスイッチは正常に動作したのだが、フロントとリアのミックスがフェイズサウンドになってしまった。あれ?リアに搭載した無改造スーパー・ディストーションが位相が逆だったのかも。しょうがいないので、ロータリースイッチからボリュームとグランドに接続する線を逆にして位相をそろえるよう配線修正し問題解決した。

というわけで、リアはトーンなし、フロントはトーンあり、フロントは4種類のサウンドが楽しめる謎仕様のエピフォン・レスポールが爆誕した。前後とも80年代スーパー・ディストーション搭載という男らしいギターとなりました。フロントパラレルだとボリュームバランスも取れたし、太すぎる低音も控えめにできて、結構いいかもしれませんね。
マスタートーン化したくなったらジャックのところにトーン配線を移動しようと考えていたが、弾いてみたら不要な感じがした。トーンが使いたくなったら、フロントリアミックスポジションでトーンを使えば良い。それならリアのヌケ重視でトーン無しの方が良さそうだ。リアドライブサウンドで角をちょっと落としたいならボリュームを下げれば良い。なんとなく今の配線が丁度良いように思う。

Epiphone Les Paul その7

エピフォン・レスポールのリアにディマジオ・スーパーディストーションを搭載して少々経つ。正月に、友人と成果報告会と銘打って私はヘッドレス・キラー・レスポールを持ってカラオケボックスに行ったところ、「レスポールは所有欲が満たされる感じがする」と言って友人は弾いていた。安物は安物で気兼ねなく弾けるから良いよねw

最近はエピフォン・レスポール弄りをしているので、ギブソン・フライングVとキラー・KGスタリオンの3本を比較することが多い。そこで気付いたエピフォンのネガを調整していこうと思う。

【スーパーディストーションの音の癖】
スーパーディストーションは、特徴的なミッドのおかげでハイが埋もれがちなんで、この癖を少しでもマシにしてみようと思った。
スーパーディストーションは前後で6×2個のポールピース全てがインチの六角レンチ調整式なので、4,5,6弦はリア側ポールピースを上げ気味にしてエッジを立てつつ、1,2,3弦はフロント側ポールピースを上げ気味にして太めで出力が大きくなるような方向で調整してみた。
いずれにしろ、ポールピースは全部0.5mm出しから始め、そこから出す方向で調整という感じです。コイル自体は下げ気味ということになりますかね。
歪ませてるので大きく変わった印象は無いが、まぁ、これはこれで良いのでしょう。

【エピフォン純正フロントがモコモコ】
エピフォン・レスポール純正フロントピックアップがモコモコした印象を受ける。純正ピックアップは単線だしロウ漬けされているしカバードだし、ちょっと改造するのが面倒だ。

手持ちピックアップの中でフロントに適したハム、パシフィカ721DHのリアから外したYamaha LIVE-GH3B(アルニコV)を搭載してみた。こいつはフロントとリアで抵抗値が同じの一桁kΩでした。何も考えずに搭載したら、ミックスポジションでワウ半分踏んだようなフェイズサウンド(何もしなくてもタック・マツモト風)になってしまったから、前後ピックアップで逆位相になっているようだ。フロントピックアップ配線をグランドとプラスを逆に付け直したらフェイズサウンドが解消されることは確認できたけど、ノイズ対策を考えると根本的な対策(ピックアップの交換か配線改造)が必要だなぁ。

というワケで、フロントも手持ちのスーパーディストーションにしてみよう。ただし、フロントにもスーパーディストーションを積むなら、4芯化改造済みなのでパラレルスイッチを付け、出力を落としつつシングルっぽいサウンドに寄せれば、フロントにマッチしてモコモコも解消できそうな気もするね。

【配線】
もう一つ気になったのが、フロントのボリュームポットに引っかかりがあったので、手持ちのほぼ新品SCUD安物ポットA500kΩに交換したら、なぜか全体的に音抜けが良くなった。して、よくよく音を聞いてみるとボリューム8~10は音質に大きな変化は無いんだが、ボリューム7以下になった瞬間に急にトーンを絞ったように音がこもる。さらにボリュームゼロでも音漏れしがちなんだよなぁ。ポットは手持ちA500kΩで全交換だな。
ポットは全交換、フロントのシリーズ・パラレル切替スイッチをミニスイッチでやって、2Vol1Tone配線にするというのがゴールかなと思っていたのだが、ちょっと面白いものを見つけた。
シリーズ・パラレルスイッチをロータリースイッチでやる方法がある。
https://uminekoflying.com/2019/01/11/humbacker-coiltap-schematic/

実は2回路6接点ロータリースイッチを格安で見つけて使ってなかったものが手元にある。シャフト長が短いがギリギリ足りることが確認できたので、これを使ってみることにした。これでトーンの空き地にロータリースイッチを入れてトーンノブを付ければ、見た目はノーマルだ。しかもフロントピックアップは、以下セッティングが可能となるので、すごく楽しみだ。特に用途は無いんだけど、両端がオフってのも面白いでしょw

・オフ
・シリーズ(通常のハムバッカー・直列)
・パラレル(並列)
・タップ1(前側シングル)
・タップ2(後側シングル)
・オフ

構想は出来た。回路図も見つかった。あとは実行するだけだ。ハイパワーピックアップをフロントにパラレル化して搭載というのが、どうなるか楽しみです。