2023年5月7日日曜日

Killer KG-Stallion その6

スタリオンの分解リフレッシュが完了し、あとは使いながらカスタマイズして自分色に染めていく感じかな。今回は、カスタマイズ第一弾。

純正でFloyd Rose(FRT-5,Made in Germany)が搭載されているのが一つの魅力のスタリオンですが、ちょっと古いのでアームがベースプレート裏からネジ止めされていて、このネジの締め具合でアームの硬さ・ガタが決まる。このネジには緩み止めの切り込みやクルクル回らないワッシャーが入っているのだが、それでもアームを使っていると緩んでガタが大きくなるのだが、ネジを締めようと思ってもボディ裏のトレモロスプリングキャビティの奥にラジオペンチを突っ込んで少しずつネジを回すか、それともFloyd Roseを丸ごと外してプライヤー等で回すか...というように工具なしにはガタ調整出来ず、とても面倒です。そこで、現行モデル同様に表側ネジ式にアップデートしてみることにした。アームは根っこから交換になります。

https://espguitars.co.jp/floydrose/parts/305/

私が買ったのは六角ネジ頭が付いてたなぁ。マイナーチェンジ前の店頭在庫だったのかもしれないが機能は同じだからOKかな。私のFloyd Roseには当然無加工でサクッとインストールできたし、使い心地も快適になった。ESPがFloyd Rose正規代理店なので、近所の楽器屋で純正部品が買え、サクッと交換できたのはラッキーかもしれませんね。
というワケで、古いFloyd Roseを使っててアームのガタ調整が手軽にできなくて気になる人はアップデートするのも手だと思います。更にガタの少ない社外製品も売ってるようなので、そういう選択肢もあります。

https://redbishop.jp/JP_MAGIK-ARM_series.html

【オマケ】
我が家のフロイドローズ系ブリッジは、Floyd Rose(FRT-5,Made in Germany)とYamaha Rockin' Magic Pro III(RM-PRO III)の搭載ギターがあるが、どちらも材質・構造に問題は無いように思う。

■Floyd Rose
弦を張るのにボールエンドを切る必要があるので弦交換が面倒だ。でも、継続的に部品・リプレイス品が買え、当たり前だがナイフエッジ強度も充分らしいので、非常に安心感がある。なお、安物コピー品は、精度や強度に問題ありそうなので手を出さない方が良いのだろう。

■RM-PRO III
RM-PRO IIIは、ボールエンドを切らずに弦交換出来るので楽をさせてもらっている。その代わりに、サスティーンブロックが独特の薄い形なのでサスティーンはあまり良くないのかもしれない。だが、私のPacifica 721DHはフロントピックアップを下げたらサスティーンがガツンと伸びたので、きちんとセッティングされていれば、Floyd Roseと比べても遜色ないように思う。
ただし、弦間ピッチがGibson系と同じ10.5mmと狭く、フロイドローズ系ではレアなブリッジですね。現在、リプレイスメントパーツが無いのにも関わらず特殊サイズ設定というのが困ったものです。リプレイスには、弦間10.5mmのロッキンマジック系統を探して交換するしかないのだが、当然ながらナイフエッジ強度や精度に期待してはいけないだろう。
https://guitar-ijiri.com/blog/review/parts/crazy-parts/80s-yamaha-style-double-locking-tremolo-crazyparts-review-8/

■シンクロナイズドトレモロ
ストラトでは、ヘッド側はナットの滑りを良くするナットソースやロック式ペグなどでチューニング安定性向上を図るのが一般的だが、ブリッジ側は弦を引っ張りながら弦を張る以外に対策が無かった。だが、サドル部で弦をロックする方式が出てきた。サドル部こそがチューニングのズレの主要因だと思っていたので、シンクロナイズドトレモロで使えるロック式サドルは革命だと思う。このロック式サドルは、Rockin' Magic Pro IIIのように弦を切らずに弦交換して最後にロックすれば良いので、弦交換は楽だと思います。

ロック式サドル(Wilkinson WLS130)
https://www.digimart.net/cat15/shop2820/DS07876848/
装着した人。弦高調整用イモネジを交換してますね。
https://www.youtube.com/watch?v=t6WLettZPn4

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