2021年10月15日金曜日

Ryzen 5 5500Uノート2

自宅メインPCをRyzenノート(Inspiron 15 (5515))に入れ替えた。と言っても、設置場所のモニターアームに新旧ノート入れ替えただけなんだけどね。

Ryzenノートをモニターアーム(1台は28インチモニター設置、1台はノート設置)に設置、ノート画面が17.3→15.6インチと下がったが実用上の問題は無さそう、15.6インチが大きすぎず小さすぎず重すぎずマルチに使えるベストサイズと思いました。「拡大縮小とレイアウト」の推奨値が最近流行りの14インチ(テレワークPC)では150%(1280x720相当)でしたが、15.6インチでは125%(1536x864相当)となっていて、1366x768相当以上あるのでWindows自体の使い勝手も良いです。

液晶モニターは、画面の発色・明るさなどに不足が無いか懸念してましたが、及第点はあげても良さそうです。横に並んでる外部モニターと違和感なく使用できますが、明るさ全開で使用中。これ以上の明るさが無いので屋外では暗いかもしれないが、私の用途的には問題無いかな。

定位置に設置して外付けキーボードで操作するようになって、新旧環境の使い勝手をフラットに比較出来るようになったわけですが、やはり2コア2スレッドCeleron 1037Uから6コア12スレッドRyzen 5 5500Uに環境が変わると、ブラウザの画面スクロールや操作感などもスムーズ、設定で軽量化小細工する必要すらありません。逆に設定はCPU・GPUをフルに使うよう見直していこうと思う。

外部接続ストレージもUSB3.0に統一して高速化を図りたいので、USB3.0対応3.5インチHDDケースを買ってみた。2.5 or 3.5インチ外付けストレージをUSB3.0接続で使用する前提、ノート本体にデータは保存しない方向で運用します。USB3.0接続3.5inchHDDはラズパイ4のsamba共有に繋いだが、速度が欲しければノートに直接繋ぐことも考えますかね。とりあえずノートにはUSB3.0接続2.5inchSSD 1TBを常時繋いで常用ファイルを置いてあるので、使い方を分けた二段構えでいこう。
https://www.kuroutoshikou.com/product/case/35hdd/gw3_5am-su3p/

近所の店にはPC4-25600(DDR4-3200) 8GB SODIMMの現物が無かったので、現状のシングルチャンネル動作でも不満無いしメモリ増設は先送りしよう。M.2 SSDも大容量だと高価なので増設する気が無くなりましたね。この先の投資としては、USB Type-Cにハブを付けてPD充電やHDMI出力を実現するくらいかなぁと思うが、USB3.0セルフパワーハブも繋いでいることだし、急がず普及してからで良いかもね。

とりあえず環境更新してストレスは無くなった。急いでスペックアップする必要も無い。何か買いたい衝動が発動するまで、このまま使いますよ。

2021年10月7日木曜日

Win11をInspiron 1546に

マイクロソフトからWindows11が正式公開されました。Windows10と同様にMedia Creation Toolをダウンロード・実行すれば、インストーラーUSBメモリが作成できます。で、Win11は要件を満たしていないPCでも、インストーラーのチェックを搔い潜りインストール完了する術がある。

https://wp.janpara.co.jp/kike/14017

1.Shift+F10でコマンドプロンプト、regedit起動
2.キー作成
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥Setup¥LabConfig
3.新規に32bitDWORD値を追加「BypassTPMCheck」、値1
4.新規に32bitDWORD値を追加「BypassSecureBootCheck」、値1
5.regedit終了し再起動せずセットアップ実行

途中でregeditする手順でInspiron1546にWindows11をインストールすることが出来ました。MSアカウントでセットアップしたらライセンス認証も通ってます。ちなみに、VMware Player環境へのインストールも同手法でインストール出来ました。

Windows11への移行はMSの販売戦略。アップデートに制限を設けて古いPCの足切り、Windows11サポートPCなら次世代セキュリティーと最新UIが使えますよって事でしょう。2025年までWin10で使ってから、それでもなおOS更新が必要な機器なら、こういう切り抜け方もあると考えると良いのかもしれませんね。

さて、Windows11を動作させてみたところWindows10と大差ないし重くも感じないです。コントロールパネルもあったし、ドライバもWin7のやつも手動なら入れられた。無保証ながらインストールに抜け道があるあたり、ニッチな苦情も抑えられる妥当な判断なのかもね。それより何より、2009年発売PCでも普通に最新OSが動いちゃうところに感動しました。ただ、エクスプローラーの右クリックに従来メニューが出ない...「7-zipで解凍」とかに辿り着くのにワンステップあ、純正エクスプローラーの代わりにTablacus Explorerを使うことにした。これで普通に使える環境が整ったよ。

今回はInspiron 1546にHDD500GBを入れWindows11をインストールテストしたので少し動作がモッサリだが、使ってみたら何となく印象が良い。ここまで普通に使える完成度とは思ってませんでした。おかげでSSDにWindows11を入れ直したいと思ってしまった。Inspiron 1546は2.5inchのHDD,SSDの入れ替えも手軽だし、DVD光学ドライブ搭載だし、このまま手元に残してOSを切り替えて遊べる環境として使い続けようと思いました。

逆説的に言うと、メインPCのInspiron 15 (5515)は、M.2 SSDだしSSD載せ替えも底面蓋全面を外さなければならなく気軽にディスク交換できないので、当面はWindows10のまま使い続けようと思いました。

2021年10月6日水曜日

ラズパイ37

■倉庫はntfs?ext4?

ラズパイをSSD起動させて使うにあたって、MicroSDと比べれば大容量なSSDをどのように使うか悩む。使い方は以下3パターンかな。

①大容量システム領域として全部使う
②システム領域を30GB程度とし、残りをext4で使う
③システム領域を30GB程度とし、残りをntfsで使う

私はラズパイ4を③で使っていたのだが、ntfs領域をyoutube-dl作業フォルダとしていたら、処理に失敗した時に削除できないゴミファイルが生成され、Linuxコマンドラインでも削除できなかった。やむを得ずWindows環境に接続して削除した。そこで②に切り替え(ntfs領域をext4でフォーマットしchmod 777)たら、ゴミファイル問題は解決しました。当たり前の話だが、Linuxだからext4ファイル操作はお手の物、ntfsファイル操作はオマケということでしょう。

なお、私の実感ではLinuxでntfsをファイル倉庫として使う分には問題はほぼ無いです。ルーターのNAS機能(中身はLinux)とかでもNASデータ領域はntfsだったりするので、倉庫としてならntfsもありだとは思ってます。今回のはレアケースだと思います。

■yt-dlpで年齢制限をクリア
とある人気YouTuberの古い動画を見るため、予めダウンロードしたいと思う。
YouTubeは動画数が多いと時系列で追うのが大変、特にテレビで見てると操作は絶望的。そこでyoutube-dlの出番なんだけど、何度やってもダウンロード失敗で止まってしまう動画があった。それをパソコンで開いてみたら年齢制限(Refetching age-gated info webpage)がかかっていた。そんなチャンネルじゃないんだけどなぁ。youtube-dlでもログインして年齢制限をクリアするオプションもあるようだが、最近はそれも出来ないらしいとの噂。なので、年齢制限をスルーするyoutube-dlのfolk版yt-dlpをインストールして使ってみた。

https://github.com/yt-dlp/yt-dlp
https://github.com/yt-dlp/yt-dlp/blob/master/README.md#installation

インストール方法は以下から選択(pip+gitならyoutube-dlと同じっぽい)
You can install yt-dlp using one of the following methods:
・Download the binary from the latest release
・With Homebrew, brew install yt-dlp/taps/yt-dlp
・Use PyPI package: python3 -m pip install --upgrade yt-dlp
・Use pip+git: python3 -m pip install --upgrade git+https://github.com/yt-dlp/yt-dlp.git@release
・Install master branch: python3 -m pip install --upgrade git+https://github.com/yt-dlp/yt-dlp

インストールコマンドは以下を使った。アップデート時も同じコマンドらしい。
sudo python3 -m pip install --upgrade git+https://github.com/yt-dlp/yt-dlp.git@release

とあるチャンネルの2020年動画をまとめてダウンロードする使用例。スマホやBDプレイヤーにも入れられる動画品質です。
yt-dlp -f 'bestvideo[ext=mp4][vcodec*=avc1][height<=480]+bestaudio[ext=m4a]' --datebefore 20201231 --dateafter 20200101 -o '/media/usbhdd/YT/○○オンエア/2020/%(upload_date)s-%(title)s.%(ext)s' https://www.youtube.com/user/○○OnAir/videos

youtube-dlよりyt-dlpの方が速くて安定性が高そうな気がする。定期的に発生していた低速ダウンロード病?も発症してない気がする。とりあえず、当面はyt-dlpを使おうと思う。ただし、そんなに頻繁に使うものでも無いので、次に使う機会にはオリジナルの方が良いなんてこともありそう。youtube側の仕様変更もあるし、色々だよねぇ。

ダウンロードしたものをスマホにコピーしておけば、通勤時バス・地下鉄でもパケット消費を気にせず見ることが出来ます。乗り継ぎの良くない時の時間つぶしにも良いです。

2021年10月5日火曜日

Ryzen 5 5500Uノート

自宅17.3インチノートは、理由は定かではないが一発起動できない状態で2年くらい使っている。今現在は10回くらい電源ボタンON/OFFしてBIOSまで進み起動するという状態。テレワーク時にはサブPC・第三のモニターとしても活用しているので、代替機を買うことにした。世界的PC在庫不足なので、選択肢の多い15.6インチで妥協した。

CPUはRyzen 5 5500U搭載機が狙い目。会社ノートのi7-10510Uと同等以上の性能、6コア12スレッドとマルチスレッドに強いらしい。現時点では、ノートPC用CPUはAMDの方が省電力・コスパ良好という状況だ。
https://nanoreview.net/en/cpu-compare/intel-core-i7-10510u-vs-amd-ryzen-5-5500u

DELL Inspiron 15 (5515)は15.6インチモデルで廉価版にはRyzen 5 5500U搭載機がある。HDMI端子が4K60fps非対応のHDMI 1.4b(4K30fpsなら可)というオチがあったが他も似たり寄ったり、電源ボタン指紋認証・キーボードバックライト・Wi-Fi 6対応・即納で税込み約6.65万だったので注文した。なお、メモリは8GBシングルチャンネルなので後から増設予定、SSDはM2 Type-2230 256GB搭載らしいが、Type-2280の大容量のものに交換or増設可能らしい。

https://www.dell.com/ja-jp/shop/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%91%E3%82%BD%E3%82%B3%E3%83%B3/inspiron-15-5515-laptop/spd/inspiron-15-5515-laptop?~ck=bt
https://mobile-notepc.com/new-inspiron15-5000.html
https://selecting-pc.com/purchasing-information/dell-inspiron-15-5515.html
https://little-beans.net/review/inspiron15-5515-parts/

過去にもDELL通販でInspiron 1546というノートを購入(2009年頃?)しており、無償アプデでWin7→Win10稼働中(Lubuntu 20.04も動いたが、結局Win10が維持管理も楽という結論)。Athlon 64 X2のモバイル版搭載(2コア2スレッド)、メモリ4GB搭載、外部GPU搭載(グラフィックメモリ512MB搭載)、2.5インチSSD換装済みで、サブPCとして代替ノートパソコン検索作業等にも活躍するご長寿PCだ。そこそこメモリを搭載しておいたのは正解だった。
https://www.pasonisan.com/sitemap/new_model/09_1222_inspiron1546.html

今回購入のInspiron 15 (5515)は、Ryzen 5 U5500(6コア12スレッド)、メモリは16GB(増設予定)、Win10→Win11アップデート(予定)なので、ご長寿PC確定だ
と思っている。実はDELL通販は3回目、旧実家PCのDELL Inspiron 570もAMD Athlon II X3搭載だったので、DELLは私のことを無類のAMD好きだと思っていることでしょう。

■使用感
即納品だったので注文確定から4日目に受け取った。受取時間の関係で1日伸ばした感じですね。必要ソフトは必要時に入れるとして、まずはPortableランチャー,7-zip,sakura editor,vlcなど最低限の環境を作った。今のところ、メモリ増設(DDR4-3200 8GB CL22)やSSD増設(M2 Type2280)をしなくても、当面このまま使えそう。USB Type-Cハブ(HDMI,有線LAN,PD対応)とPD充電器を買う方が発展性があるかも。とりあえず使用感を羅列する。

・Windowsアップデートとブラウザ程度を使った範囲では、Celeron 1037Uよりは速いけど1~2世代前のCore i7との差は分からないです。
・WiFiは11axで安定して繋り、少なくとも100Mbps有線LANとは遜色ない。
・液晶モニタの明るさはギリ足りてる。明るい!綺麗!という印象はない。
・キーボードは慣れれば使えないことも無い感じ。
・電源ボタンの指紋認証は便利。
・休止状態からの復帰は10秒かかってないと思う。
・バッテリー持ちは4~5時間かな。
・充電器込みでも2kg未満、全然リュックで持ち運べると思う。
・CPUファンは起動当初こそガンガン回ってたけど、一通り設定完了したら静かなもんです。ファン高回転時もキーンって音が無くイマドキのノートって感じです。

というワケで、液晶モニタにコストダウンが感じられ外観にもオシャレ感は無いが、指紋認証も便利だし、予想通りのコスパマシンだった。