2023年8月9日水曜日

BOSS ME-90 Part.1

BOSSから新製品ME-90が出た。もともと先代のME-80って、どうなんよ?って思ってたところなんですよ。ME-90をよくよく調べていくと、ノブとSEND/RETURNがついたGT-1みたいなもんだと気づき俄然興味が湧きました。アンプシミュレーターはCOMSとAIRDという世代の違いがあるのはわかっているんですけど、私のような印象の人って居ないのかな?

ちょっと私のマルチエフェクター遍歴を振り返ってみる。なお、エフェクターって本体だけで弄れたほうが幸せなのは言うまでもない。

1990~:KORG A5
2005?~:Zoom G7.1ut
2017~:BOSS GT-1(現役)
2022~:NUX MG-30(現役)

KORG A5は、本体だけで弄れて作った音を保存出来たので、音質に妥協すれば手軽で良かったと思う。あの曲の音、この曲の音、HRの音、HMの音、リード、クリーンなんて感じでパッチを用意しておけば良かったし、微調整して保存すれば良いので手軽だった。

Zoom G7.1utは、PC画面で編集しようとしたらMIDI接続が必要だったんだけど、PCにMIDI端子が無かったので本体だけで頑張ってました。本体での操作性は悪く、お気に入りサウンドを見つけるまで遠回りした記憶があります。

BOSS GT-1は、PC画面で編集する前提で買いました。そう割り切ったら、とても優秀なエフェクターです。音は良いし、PC画面は分かりやすいし、細かいところまで設定できて、BOSSの懐の深さを実感しました。考えてみればエフェクター並び順変更は結局使ったことが無いかも。

NUX MG-30は、BOSS GT-1相当の使い勝手+SEND/RETURNという感覚で期待を込めて買ってみました。結果としては、SEND/RETURNは可能性を感じたが、CTLボタンを押した時にエフェクターのON/OFFしか制御出来ないので、バッキングとリードの音作りで制約が大きかった。画面が大きいので設定を本体で弄りやすくチューナーも見やすく、音もそこそこという評価だと思う。

ここまでマルチを使ってきて思うのは、
・KORG A5:基本設定が本体ノブだけで出来れば大きい画面は必要はない
・Zoom F7.1ut:小液晶だけでパッチ作成は困難
・BOSS GT-1:ガチでパッチを作る時はPCで操作出来ればOK
・NUX MG-30:SEND/RETURNがあると歪みが楽しい
という結論かな。そういう観点から、A5とGT-1とMG-30のイイトコどりに近いのがBOSS ME-90だと思う。というわけで、BOSS GT-1は手元に残しつつ、NUX MG-30と入れ替えでBOSS ME-90を導入することにした。島村楽器で初回入荷は300個だったようです。タッチの差で店頭在庫を逃したので、店舗注文→自宅配送になりました。

というわけで、BOSS GT-1は手元に残しつつ、NUX MG-30と入れ替えでBOSS ME-90を導入することにした。試奏させてもらって導入決定したのですが、プリセットの顔とも言える1つ目のパッチから結構優秀。また、お気に入りのMarshall 1959とSD-1の組み合わせでHR/HMサウンドが出来ることも確認出来たし、Fender TwinReverbも使えるので私には十分だと思った。COSMとAIRDの違いは聞き比べをしないと分からないと思います。

BOSS ME-90は44000円($299)とコスパもぶっ壊れていると思うんだけど、BOSS PSA-100アダプター2860円、BOSS BT-DUAL5500円というオプションがあるので、フルセットだと5万ちょいという感じですかね。私の場合、アダプターはGT-1と共用するので不要、BT-DUALは直ぐ使う予定が無いし在庫が無かったので先送り、本体だけの購入となったが下取り(NUX MG-30)があったので3万以下で確保できた。
消費電力は、ME-90が9V190mA、GT-1が9V200mAなので、どちらも普通のコンパクトエフェクター相当。コンパクトエフェクター用センターマイナス9V500mAアダプターが使え、推奨しないけど1000円で買ってきた中古アダプターでも動くでしょう(GT-1でテスト済み)。ちなみに、GX-100は9V1.2Aなんで専用アダプターが必要、当然電池駆動も出来ない。

アナログな見た目で労咳御用達みたいに思われますが、GT-1相当のマルチエフェクターだがアナログモードも使えるものだと思ってもらったら分かりやすいと思う。ただしエフェクター並び順は任意変更出来ないらしいが、普通に使う分には問題無いだろう。SEND/RETURNがあるので、お好みの歪みエフェクターが使って楽しめる。作った音の歪みを調整したいとか、耳に痛いからイコライザー調整したい、コーラスはもうちょっと深めでよかったなぁとか、そういうのが手軽に調整出来て、調整後はその場で上書き保存(WRITEボタンを押して、バンク・パッチナンバーを選択、もう一度WRITEを押すだけ)するだけ。

私の辿り着いたエフェクター構成は以下。
1.ボリュームペダルBOSS FV-300H→2.チューナーKORG Pitchblack X
3.ME-90
4.BOSS BD-2→OKKO DOMINATOR(SEND/RETURN)
5.ヘッドホン

最初にボリュームペダルBOSS FV-300Hを入れてるのは、常時ギターボリューム8で使っていて、サスティーンが欲しい時にギターボリューム10にするのを、足元で安定して出来るようにするためだ。ちなみに、ギターボリューム8×ペダル10とギターボリューム10×ペダル8の音は違っていて、前者の方が若干こもります。この違いも音のニュアンスに活用できますね。
BOSS FV-300HのチューナーアウトにKORG Pitchblack Xを繋いで常時チューナーONとしていますが、演奏中のチューニングのずれが見れるので音程の違和感の正体を物理的に見やすく、オクターブチューニングに問題無いかも分かります。複数ギターを使っていると、アイツは調子良いけどコイツは何か違和感があるなぁ...みたいなことが分かりやすくなるわけです。これも自分で調整しているから気になることですね。
バッファはマルチエフェクターに任せるつもり。音が明らかに痩せるようならKORG Pitchblack Xを先頭に挟んでバッファとして使う方法がある、常時チューナーとして使えなくなる代わりチューナーONでミュートされる。

とりあえずME-90が手元に届くまでの構想はこの通りだ。これが私のゴールだと思いたいw

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