2023年11月22日水曜日

ラズパイ 46

だいぶ上げ忘れていたラズパイ弄り記録です。個人メモ。

【Bullseye 64bitでChromiumのHeadless時モッサリ対応策】
ホントかウソか分からないが、今、これでChromiumが普通に動くようになった。VNC解像度も1366x768。

$ sudo nano /boot/config.txt
以下3か所を修正する。

# uncomment if hdmi display is not detected and composite is being output
hdmi_force_hotplug=1

# uncomment to force a specific HDMI mode (this will force VGA)
hdmi_group=2
hdmi_mode=86

# Enable DRM VC4 V3D driver
#dtoverlay=vc4-kms-v3d
max_framebuffers=2

上記で解像度が1366x768に変わらない場合は、以下でVNC時解像度を任意指定する。

$ sudo nano /etc/xdg/autostart/vnc_xrandr.desktop
1366x768のところはお好みで設定可能。

Exec=sh -c "if ! (xrandr | grep -q -w connected) ; then /usr/bin/xrandr --fb 1366x768 ; fi"


【extファイルシステム】
ラズパイサーバを立ててから一度もデフラグをしたことが無い。そもそもデフラグが必要なのだろうか?検索してみたら以下を見つけた。

https://www.thefastcode.com/ja-jpy/article/why-linux-doesn-t-need-defragmenting

extファイルシステムはデフラグ不要みたいだね。ファイルごとに分散配置してファイル後ろに書き換えスペースを確保しておくextファイルシステムって良いですね。ディスク先頭から書き込んでいくFATやNTFSとは違い、システムドライブに空き容量が十分あるHDD,SSDが使われる前提なのかもしれませんね。


【Under-voltage detected!】
ラズパイ4BにHDD引越し作業をさせていたら、フリーズ&手動電源断&再起動を何度も繰り返した。動作状況を観察していたら、CPU100%に張り付いて数秒後にフリーズする。そもそも何故CPU100%に張り付くのか謎。dmesgコマンドで見てみたら「Under-voltage detected!」と出ていたので、CPU負荷Max時に電圧降下してフリーズしたようだ。電源不足のようだが、Physical Computing Labのスイッチ付USBケーブル+5V3Aアダプターだから、そこまで電源環境は悪くはないと思うんですがねぇ...

結局、安価にラズパイを安定運用しようと思ったら自作ケーブルでGPIO給電がベストっぽいので、手持ちUSBケーブルとGPIO延長ケーブルを二つに切ってラズパイ給電用とファン給電用の二股ケーブルを作成しましたよ。これでGPIO給電化が完了です。キビキビ動くようになったと思うし、安定した。GPIO給電バンザイ\(^o^)/

現在、電圧降下を見越したラズパイ用USB電源が売ってます。Physical Computing Lab [TSI-PI046-5V4A]は、出力が5.25V,4000mAだ。今から調達するなら、こういう電源が良いでしょう。
https://www.physical-computing.jp/product/2087


【Sambaの領域】
SMB共有のストレージ領域は安価で大容量な3.5inchHDDをUSBケースで使ってます。一定時間アクセスが無いとスピンダウンして電力・発熱を抑えてくれる。ただし、アクセスしようとした時にはスピンアップするまで20秒程度のラグが発生する。この難点を補うため、起動用SSDの空き容量にアクセス頻度の高いファイルを置くことにしている。
HDD,SSDの供給不足も落ち着き、3.5inchHDD16TBが4万以下、2.5inchSSD4TBが2.5万以下というラインにまで下がってきた。SSD容量の伸びを見ると、2~3年後には一般人はSSD一択になるんじゃないかな。
https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2311/15/news078.html


【冷却】
もう1年は経ったと思うがラズパイ冷却ファンを交換していた。2022年夏にpi4のファンの調子が悪くなり、注油してもゴリゴリした軸の音が消えなくなったので寿命でしょう。
ファン設置方法も見直した。ラズパイ4アルミヒートシンクケースの周りにダイソーのアルミ自在ワイヤー2.0mmを1周半巻き付け、その先を曲げてラズパイ上空1cm程度でファンを固定。これを2セット作り、ファンの4穴を固定した。
ワイヤーアートの世界を検索していると、アルミ自在ワイヤーはアイデア次第で色んなものが作れると思う。一筆書きで作るのがワイヤーアートの基本だと思うが、平面部に引っかかりが欲しいならワイヤーステッカーを貼ってズレ防止にしても良いだろう。接合部や曲がり部を強くしたいなら瞬間接着剤やグルーガンも使えば良いと思う。創意工夫次第だと思います。


【Raspberry Pi 5】
いつのまにかラズパイ5が発表されていた。技適取得の関係で日本国内流通は少し先。
https://raspberry-pi.ksyic.com/news/page/nwp.id/130
https://www.switch-science.com/blogs/magazine/raspberry-pi-5-review
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1535157.html
https://gigazine.net/news/20230929-raspberry-pi-5/
https://www.raspi.jp/

電源が5V5Aとかいう特殊仕様。CPU消費電力は従来とそう変わらないだろうから、PCIe 2.0 x1追加(PCIe 3.0 x1接続も非サポートながら出来そう)などの消費電力対策だと思う。PCIe 2.0と考えると最低10W(5V2A相当)は供給できる仕様のはずなので、ラズパイ4の5V3AにPCIe分5V2Aを追加したら合計5V5Aということかも。推奨5V5A、最低限なら5V3Aみたいなので、ラズパイ4同様に5V3A電源でGPIO給電すればUSB接続SSD起動でも運用できるとは思う。知らんけどw

現在のメインはラズパイ3B+,Buster 32bit環境で、VPNとSMBとrfriends2を動かしている。ラズパイ4,Bullseye 64bit環境は、Nextcloudをテスト運用している。
Busterは2024年6月でサポート終了と言われているんだけど、ラズパイ3B+,Buster 32bit環境を退役させず最終的にSoftEther専用にして延命しても良いんじゃないかとすら思っている。兎に角、ラズパイ3B+,Buster 32bit環境が非常に安定していて魅力的なのだ。消すなんて勿体ない。有事の際には何時でも復活できるよう保存しておいても良いくらいだと思う。
それに比べラズパイ4,Bullseye 64bit環境は、アプデのたびに挙動不審が目に付きますね。Nextcloudも維持する価値があるのかどうか微妙だし、別SSDでbookworm 64bit環境を作って、テストは新たなフェーズに移行しても良いのかもしれない。
あと、ラズパイ5を買うのは決定。先送りしても、いずれ買うんです。だったら、さっさと5V5A電源とセットで買いたいね。

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