2022年7月2日土曜日

ラズパイ 45

 ラズパイ4B(古い基盤Revision 1.2)をオーバークロック常用しようと思ったが失敗したw。

CommanderPiのオーバークロック設定のところに書かれているRecommended値は私の環境だと再起動が一発でキマらない。なので、丁度いい設定を模索することにした。試したのは以下。

 Recommended values CPU:2000,GPU:600,Vadj:6 一発再起動不可
 Suzy-Pro1 Values CPU:1800,GPU:550,Vadj:3 一発再起動不可
 Suzy-Pro2 Values CPU:1800,GPU:500,Vadj:3 一発再起動可
 Suzy-Pro3 Values CPU:2050,GPU:500,Vadj:6 起動不可
 Suzy-Pro4 Values CPU:2000,GPU:500,Vadj:6 起動可
 Suzy-Pro5 Values CPU:1950,GPU:500,Vadj:6 起動可
 Suzy-Pro6 Values CPU:1900,GPU:500,Vadj:6 起動可

そもそもGPUに余裕がなさそうだしGPUをオーバークロックする積極的理由も無いので、CPUのみのオーバークロックに焦点を絞った。
CPUを2050にしてみたら起動不可、2000では普通に起動したが、2050でダメなら余裕綽綽というワケじゃないかもと勝手に私が思った。
1950で起動しCommanderPiでクロックを見てみたら2000になっていたので、1950なんて端数設定は受け付けてくれないこともあるかもと勝手に私が思った。
結局、余裕をもって1900で常用テストすることにした。

 Suzy-Pro6 Values CPU:1900,GPU:500,Vadj:6

1.5GHz→1.9GHzとクロック比で1.26倍の性能ということになる。若干動作が軽くなったと思う。冷却に余裕があるのなら、こんなオーバークロック設定もアリかもしれませんね。うちの場合、ラズパイ4Bは遊び半分の仮サーバー&テスト環境なので、オーバークロックで遊んで知見を得ているワケですね。改めて電源5Vアダプターの電圧を見てみたら、負荷が掛かっても5.2V出ていたので、オーバークロックする土台として満足な環境だと思います。

【数日後】
試すこと数日、何度かアップデートして再起動というのを繰り返していると調子の良い時悪い時があり、何故か再起動に失敗したり、前触れもなくハングアップしていたり...そういう不定愁訴があった。電圧上げて発熱増やしても、安定性確保出来ない中途半端なオーバークロックだったので、結局定格に戻しました。
私のラズパイ4B(古い基盤Revision 1.2)のマージンが少なのかったのか、OS安定性がイマイチなのか、はたまた両方なのか、そこらへんがOC失敗の要因かもしれませんね。
なお、今回のOCお試し環境はBullseye 64bitなのだが、OSの安定性というか完成度というのがLegacyなBustar 32bitほど高くないと思います。64bitが必要無いなら、Raspberry Pi OS (Legacy)がオススメです。サポートも2024年かな。
https://www.raspberrypi.com/news/new-old-functionality-with-raspberry-pi-os-legacy/

【4Bで使っているOCお試し環境Bullseye 64bit】
$ lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID: Debian
Description: Debian GNU/Linux 11 (bullseye)
Release: 11
Codename: bullseye
$ uname -a
Linux raspberrypi 5.15.32-v8+ #1538 SMP PREEMPT Thu Mar 31 19:40:39 BST 2022 aarch64 GNU/Linux

【3B+で使っているLegacyなBustar 32bit】
$ lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID: Raspbian
Description: Raspbian GNU/Linux 10 (buster)
Release: 10
Codename: buster
$ uname -a
Linux raspberrypi 5.10.103-v7+ #1529 SMP Tue Mar 8 12:21:37 GMT 2022 armv7l GNU/Linux