2024年2月4日日曜日

Epiphone Les Paul その7

エピフォン・レスポールのリアにディマジオ・スーパーディストーションを搭載して少々経つ。正月に、友人と成果報告会と銘打って私はヘッドレス・キラー・レスポールを持ってカラオケボックスに行ったところ、「レスポールは所有欲が満たされる感じがする」と言って友人は弾いていた。安物は安物で気兼ねなく弾けるから良いよねw

最近はエピフォン・レスポール弄りをしているので、ギブソン・フライングVとキラー・KGスタリオンの3本を比較することが多い。そこで気付いたエピフォンのネガを調整していこうと思う。

【スーパーディストーションの音の癖】
スーパーディストーションは、特徴的なミッドのおかげでハイが埋もれがちなんで、この癖を少しでもマシにしてみようと思った。
スーパーディストーションは前後で6×2個のポールピース全てがインチの六角レンチ調整式なので、4,5,6弦はリア側ポールピースを上げ気味にしてエッジを立てつつ、1,2,3弦はフロント側ポールピースを上げ気味にして太めで出力が大きくなるような方向で調整してみた。
いずれにしろ、ポールピースは全部0.5mm出しから始め、そこから出す方向で調整という感じです。コイル自体は下げ気味ということになりますかね。
歪ませてるので大きく変わった印象は無いが、まぁ、これはこれで良いのでしょう。

【エピフォン純正フロントがモコモコ】
エピフォン・レスポール純正フロントピックアップがモコモコした印象を受ける。純正ピックアップは単線だしロウ漬けされているしカバードだし、ちょっと改造するのが面倒だ。

手持ちピックアップの中でフロントに適したハム、パシフィカ721DHのリアから外したYamaha LIVE-GH3B(アルニコV)を搭載してみた。こいつはフロントとリアで抵抗値が同じの一桁kΩでした。何も考えずに搭載したら、ミックスポジションでワウ半分踏んだようなフェイズサウンド(何もしなくてもタック・マツモト風)になってしまったから、前後ピックアップで逆位相になっているようだ。フロントピックアップ配線をグランドとプラスを逆に付け直したらフェイズサウンドが解消されることは確認できたけど、ノイズ対策を考えると根本的な対策(ピックアップの交換か配線改造)が必要だなぁ。

というワケで、フロントも手持ちのスーパーディストーションにしてみよう。ただし、フロントにもスーパーディストーションを積むなら、4芯化改造済みなのでパラレルスイッチを付け、出力を落としつつシングルっぽいサウンドに寄せれば、フロントにマッチしてモコモコも解消できそうな気もするね。

【配線】
もう一つ気になったのが、フロントのボリュームポットに引っかかりがあったので、手持ちのほぼ新品SCUD安物ポットA500kΩに交換したら、なぜか全体的に音抜けが良くなった。して、よくよく音を聞いてみるとボリューム8~10は音質に大きな変化は無いんだが、ボリューム7以下になった瞬間に急にトーンを絞ったように音がこもる。さらにボリュームゼロでも音漏れしがちなんだよなぁ。ポットは手持ちA500kΩで全交換だな。
ポットは全交換、フロントのシリーズ・パラレル切替スイッチをミニスイッチでやって、2Vol1Tone配線にするというのがゴールかなと思っていたのだが、ちょっと面白いものを見つけた。
シリーズ・パラレルスイッチをロータリースイッチでやる方法がある。
https://uminekoflying.com/2019/01/11/humbacker-coiltap-schematic/

実は2回路6接点ロータリースイッチを格安で見つけて使ってなかったものが手元にある。シャフト長が短いがギリギリ足りることが確認できたので、これを使ってみることにした。これでトーンの空き地にロータリースイッチを入れてトーンノブを付ければ、見た目はノーマルだ。しかもフロントピックアップは、以下セッティングが可能となるので、すごく楽しみだ。特に用途は無いんだけど、両端がオフってのも面白いでしょw

・オフ
・シリーズ(通常のハムバッカー・直列)
・パラレル(並列)
・タップ1(前側シングル)
・タップ2(後側シングル)
・オフ

構想は出来た。回路図も見つかった。あとは実行するだけだ。ハイパワーピックアップをフロントにパラレル化して搭載というのが、どうなるか楽しみです。

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