2018年6月23日土曜日

ゴールドノブこわい

Gibson Vの2トーン計画のために、ミリ規格の500kΩポットとともにボリューム・トーンノブを買ってきた。

買ったのはコレ

しかし、調整の結果、Gibson Vを急いで改造しなくても良い気がしてきた。まぁピックアップを交換するかどうかは別にして、ハイパス・ローパスの2トーン計画は良いと思うので施したいと思っているので、そのうち挑戦したい。

というわけで、ポットはいずれ使うとして、ゴールドノブはマグナスターに使っても良いかもと考えていたので、早速試してみた。で、刺すのも大変なくらいノブが固い。でも何とか装着したのだが、今のストラトノブより背が高く、アームに当たるようになった。だめだこりゃ。そういえば、Pacificaは金属のゴールドノブなのだが目盛りが無いのを思い出し、目盛りがあった方が便利だし、付けてみて違和感なければ使ってみようと思った...思いついてしまった。

早速Pacificaのトーンノブを外し、雰囲気見てみようと思ったら、超固い。マグナスターでも思ったけど、超固い。これは何度か抜き差しして馴らすしかないかと思ったのだが手で抜けないので、車の内装外し用の棒(隙間に入れるヤツ)で外した。というか途中でバキって音がしたが何とか外れた。外れたのは良いけど、なんかトーンシャフト傾いてるんですけど...背が伸びてるんですけど!
ジャックに繋いでギターを鳴らしてみたら、トーン全開っぽい音が出ているが、壊れたシャフトを回しても何も起こらないので、完全にトーンポットが壊れたようだ。今までノイズも無かったので約20年間サーキット系ノーメンテで来たのだが...しょうがないのでポット交換するしかない。

しかし問題点が...ミニサイズ250kΩAカーブ、コンデンサは「223J 100」と書いてある。調べたらコンデンサはセラミックコンデンサ100V0.0022μFらしい。手持ちにミニサイズポットは無いが、普通サイズで何とか収まるのは確認したが、さすがに250kΩAカーブの手持ちは無かった。交換用新品は全て500kΩAカーブだ。そこで最近部品取りに使われているマグナスター旧サーキットを見たらトーンポットに250kΩBカーブにオレンジドロップが付いていた。これを移植しちゃおう。Pacificaは調子も悪くないので最小限の修理でいきたいし、トーンなら演奏中にあまり弄らないのでABカーブの違いは問題にならない。


(というか、Pacificaはどういう設計思想なんだろう...比較的線の細いハムを前後に置きトーンもボリュームも250kΩ...こりゃハム状態で抜けが良い仕様というよりストラトハーフトーン重視(ピックアップセレクターハーフトーン時にオートタップなのでシングルコイルのハーフトーンになる)なのかな。見た目と仕様が合ってないと思ったよ。)


というわけで完成。ポット抵抗値は揃えたのに、なんだか抜けが良くなったし、トーン全閉でも中音が残り使える音になった。セラミックコンデンサとフィルムコンデンサの違いなのだろうか。それともオレンジドロップの特性なのか、セラミックコンデンサより高音中音が減衰しないんだろうが、これってコンデンサとしては性能悪いのかもねw。
何はともあれ、オレンジドロップ0.0022μFは1000円以下で近所で買えるし、何となくギターの音がブライトになるね。がっつりコモった音も出したいならセラミックコンデンサ、少し抜けのいい感じにしたいならフィルムコンデンサって感じかもね。

取り外したノブ・壊れたトーン

トーン部のボディカットがギリ

ノブをGibson風にした。自重が軽いプラスチックノブになったので、途中で止めるのが楽にはなった。前は重~い金属ノブなのでスルスル回りすぎだった。
その後、後学のため壊れたミニポットを分解してみたら、可変抵抗ブラシ回転盤のプラスチックにクラック入ってシャフトが抜けていた。シャフトをウォータポンププライヤーで強引に押し込んでみたら、なんとか動作可能になった。このまま使いたければ瞬間接着剤で補強が必要だが使う機会もないだろう。

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