2021年3月12日金曜日

ラズパイ33

 ラズパイ4BはUSB起動に対応してから暫く経った。現在、Radiko録音もSoftEther Serverもラズパイ3B+の方で動かしているので、実はラズパイ4Bはメインではない状態。つまり、私のラズパイ4BはほぼNASとしてしか使われていないから、気軽に再起動出来る状態なんです。

【FRONTIER HDDCASE25-B】
ちょっと前に1000円でお釣りのくるFRONTIERのHDDCASE25-Bという2.5インチHDDケースを買い、予備の1TB SSDを入れてみた。それを今回ラズパイ4Bにつなぎ、SD Card CopierでシステムをMicroSDからコピー(New Partition UUIDs)し、一度シャットダウンし、MicroSDを抜き、システム起動を試みたら見事に動いた。2021年2月時点のラズパイ4Bの32bit版OSでは、特に何も設定などすることなくUSB起動が出来る状態だったんですね。
というわけで、あっさりUSB起動したラズパイ4Bでディスクスピードをベンチマークで確認するためfioをインストールした。

sudo apt install fio

ベンチの前に接続状況をメモ

pi@raspberrypi:~ $ lsusb
Bus 002 Device 005: ID 0080:a001
Bus 002 Device 004: ID 0bda:0411 Realtek Semiconductor Corp.
Bus 002 Device 003: ID 0bda:0411 Realtek Semiconductor Corp.
Bus 002 Device 002: ID 05e3:3321 Genesys Logic, Inc.
Bus 002 Device 001: ID 1d6b:0003 Linux Foundation 3.0 root hub
Bus 001 Device 005: ID 152d:2329 JMicron Technology Corp. / JMicron USA Technology Corp. JM20329 SATA Bridge
Bus 001 Device 004: ID 0bda:5411 Realtek Semiconductor Corp.
Bus 001 Device 003: ID 0bda:5411 Realtek Semiconductor Corp.
Bus 001 Device 002: ID 2109:3431 VIA Labs, Inc. Hub
Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub
pi@raspberrypi:~ $ lsusb -t
/: Bus 02.Port 1: Dev 1, Class=root_hub, Driver=xhci_hcd/4p, 5000M
|__ Port 1: Dev 2, If 0, Class=Mass Storage, Driver=usb-storage, 5000M
|__ Port 2: Dev 3, If 0, Class=Hub, Driver=hub/4p, 5000M
|__ Port 1: Dev 4, If 0, Class=Hub, Driver=hub/4p, 5000M
|__ Port 1: Dev 5, If 0, Class=Mass Storage, Driver=usb-storage, 5000M
/: Bus 01.Port 1: Dev 1, Class=root_hub, Driver=xhci_hcd/1p, 480M
|__ Port 1: Dev 2, If 0, Class=Hub, Driver=hub/4p, 480M
|__ Port 2: Dev 3, If 0, Class=Hub, Driver=hub/4p, 480M
|__ Port 1: Dev 4, If 0, Class=Hub, Driver=hub/4p, 480M
|__ Port 2: Dev 5, If 0, Class=Mass Storage, Driver=usb-storage, 480M

ベンチ結果を貼ろう。
$ TARGET=/tmp fio -f f.txt --output-format=terse | awk -F ';' '{print $3, ($7+$48) / 1000}'
Seq-Read 197.323
Seq-Write 197.769
Rand-Read-512K 189.821
Rand-Write-512K 181.54
Rand-Read-4K 9.43
Rand-Write-4K 11.421
Rand-Read-4K-QD32 10.561
Rand-Write-4K-QD32 14.491

$ TARGET=/media/suzyusb/SS256 fio -f f.txt --output-format=terse | awk -F ';' '{print $3, ($7+$48) / 1000}'
Seq-Read 95.212
Seq-Write 96.669
Rand-Read-512K 76.971
Rand-Write-512K 29.424
Rand-Read-4K 7.058
Rand-Write-4K 1.264
Rand-Read-4K-QD32 8.055
Rand-Write-4K-QD32 1.295

USB起動に使ったFRONTIERケースの1TB SSDはリード・ライトがほぼ200MB/sと結構速かった。FRONTIERのHDDCASE25-BはGenesys Logic, IncのUASP非対応チップらしくusb-storageで動いているので超高速というワケではないが、特に何もしなくても勝手にusb-storageになってくれるしラズパイ4Bと相性も発生していないようなので、アリかもしれないな。ちなみにUSBHUB経由にすると10%ほど速度が落ちたので、USB起動用SSDは直接ラズパイUSB端子に繋いでます。1000円で買えるFRONTIER HDDCASE25-Bは、金属製で少し重いため物理的に剛性感・安定感があり、ラズパイ4Bとの相性問題も無いし、癖も無く、そこそこ速いので、ラズパイ4B用に使うには良い感じという印象。私にはこれで十分、そのうち予備も買っておこうと思った。

今までラズパイ4Bで使い続けている256GB SSDは、何故か非常に遅い。SAMSUNG 860 QVO 1TBのオマケで付いてきたORICOケースなんだけど...ひどいね。UASP無効化とかも施さなければファイル転送も安定しなかったし、ラズパイ4Bとの相性が悪そうだ。汎用性重視でNTFSフォーマットというのも遅い原因かもしれないなぁ。

【SoftEtherのL2TP】
SoftEtherを3B+で運用したのだが、いつの間にかスマホからL2TPが繋がらなくなっていた。SoftEtherが繋がらなくなった4B環境も継続使用しているせいかも。こっちはこっちでお試しでラズパイOSアップデート&SoftEther手動アップデートしたら直るんじゃないかとテストし検証せずそのまま使っていたのだが、やはいrSoftEtherが復活していたのかもしれない。なので、4Bの方のSoftEtherをsystemdからdisableし再起動したら治った。

今回分かったのは、ローカルネットワーク内に同じ設定のSoftEtherが居ると、ポートフォワード設定で繋がってないIPアドレスだとしても、L2TPだけ繋がらないなど中途半端な悪さをするようです。私の状況はそんな感じでした。

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