2021年2月5日金曜日

VPNとLANを使い分けたい

 VPNを使うと自宅に居ながら会社のネットワークに入れるのでリモートワークが捗るワケです。ですが、一度VPNに入ると、自宅に居ながら自宅のネットワークには入れない。まぁセキュリティ的には正しいんですよね...。仕事OSを汚さないで、どうにか自宅内にアクセス出来ないか考えた結果、仮想マシンでLinuxを立ち上げることにした。これなら仕事OSを汚すこともない。

検索して、特定IPに対しアクセス出来るようにするには、自作Proxyを噛ませば良いというのは分かった。だが、それでは会社のセキュリティを勝手にカスタマイズすることになる。あくまで仕事用PCなので、それはやってはいけない。なら、どうする...そうだ、仮想マシンなら通常のNAT接続じゃなくて、選択肢としてブリッジ接続も出来る。なら、仮想ネットワークカードを介さず、直接ネットワークカードにアクセスすることが出来る。そうすりゃ、仮想環境だけ自宅ネットワークに繋がるんじゃないか...そういう結論に辿り着いた。

VMware Player環境下にRaspberry Pi Desktopが既にあったのだが、何故かマウススクロールが効かなかった。どうもWindowsアップデートで度々起こることのようなので当面保留。それ以外は完璧、思ったとおり自宅ネットワークに接続出来てラズパイにも普通に繋がるしブラウザも自宅ルーターに直接アクセス出来た。当然、会社Proxyに邪魔されることもない。だからこそマウススクロールが効かないのが悔やまれた。

しょうがないので商用利用も無料なVirtualBoxにLubuntu 20.04 LTSを入れてみた。VirtualBoxが面倒なのが、仮想マシンを他のPCに引っ越すのが面倒だし、仮想HDDが分割出来ない点だ。だが、まぁイイ。特にGuest Additionなども入れずマウススクロールも効いた。面倒なのでFirefoxをそのまま使うし、mozcを入れ、あとはRealVNCをダウンロードしてきて以下でインストールしただけで、思ったとおりの事が実現できた。RealVNCはdebパッケージをダウンロードし、以下コマンドでインストールするだけだ。

sudo dpkg -i VNC-Viewer-6.20.529-Linux-x64.deb

結局、ブリッジ使用するネットワークカードが指定しやすい仮想マシンという選択がVPNとローカルLANの使い分けの近道でしたね。大した時間もかからずにセットアップが終わったのも素敵だった。最近のLinuxはWindowsよりセットアップが簡単なんですよ。

さて、私の用途だとVNCとブラウザとファイラーが使えれば良い。ノートでも慣れているから何かと使えそうなLubuntuを入れたけど、実機同様にCPU2コア・メモリ4GBの設定で快適に動いてくれた。ストレージ32GBでセットアップしたが、セットアップ後にアップデートもあったのに、まだ23GB以上の空き容量がある。この環境を使い込むことになったらGeust Additionをインストールしてクリップボード共有も使おう。

改めて、複数ネットワークを使い分けるというのは、やり難いなぁと感じた。実はFirefoxやChromeの拡張機能で経由するネットワークカードを選択出来るようなのが無いのか...というのが本来考えていたこと。仮想化ソフトが出来ることなんだから出来ないはずがない。
リモートワークが一般化すると、こういう使い分けも求められるだろう。

【Guest Additions】
便利に使えるならというわけで、Guest Additionsを入れてみた。ダブルクリックじゃダメだったが、コマンドならすんなり入った。

sudo /media/suzy-pro/VBox_GAs_6.1.18/VBoxLinuxAdditions.run

というわけで、WindowsとLubuntuでクリップボード共有・ファイルのドラッグ・アンド・ドロップが使えるようになった。サクサク動いて便利だ。

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