スイフトさんの車検が終わり、今が最盛期なのかもという調子良さを示している。走行も5.7万キロなので当面乗り続けることになりそう。そんなワケでアルミテープチューンに手を出そうと思うw
静電気による境界面の乱流を除去して空力チューンという「バンパーコーナーに貼って直進性向上」するアルミ製シールがGRから売られてますね。究極のステッカーチューンともいえる。もう何年も前だと思うが、アルミテープチューンをチープにやってみようと思って100均ギザギザハサミを確保していた。アルミテープは導電性があろうが無かろうが関係なさそうなので、いつ買ったか忘れた手持ちのニトムズ・アルミテープを使う。
一部受け売りも入るが、静電気についての、すじ認識?を示しておこう。静電気の電圧は数千~数万ボルトというレベル、電流は極小である。静電気は、絶縁体(なじみ深いのは下敷きなどのプラスチック)に溜まりやすく、静電気が3000V以上になると、手を近づけたらパチッとスパークが飛んで人体に放電されてしまう。この時、下敷きと手の間の1cmくらいの空間を雷みたいなスパークが走り、人はビリッとかパチッとか感電するワケです。
ようは、静電気は高電圧なので、近くの低電圧のものにスパークが飛んで放電する。物理的接触が無くても高電圧はいわゆるサージするイメージだ。つまり、アルミテープに求める機能はアースじゃないので接着面導電性の有無は関係ないワケです。アルミテープは、角からコロナ放電し低電圧状態になるワケで、それが高電圧状態プラスチックパーツからサージしてアルミテープも高電圧状態になったと思ったらアルミテープ角からコロナ放電して、トータルで元のプラスチックもアルミテープも静電気が溜まってない状態になる。
静電気は、コロナ放電で何とかするのかアースして何とかするのか...今回はコロナ放電を用いて何とかするアルミテープ作戦なのでアルミテープ接着面に導電性は不要という認識です。
ちなみに、静電気が溜まると、ゴムは柔軟性が失われるし、流体は流れにくくなるし、電気回路にスパークしたら壊れるし、兎に角ヤバイのです。
さて実装だ。コンセプト。目立つところにアルミテープは貼りたくない。電装系近辺は貼らないか、仮に貼ったとしても車検時に剥がし無用なトラブルを避ける。燃費改善よりスムーズに楽しく乗れるようになればOK。コロナ放電...一説によると貼った周囲15cm程度が効果範囲らしいが、気にしすぎても良くない。貼って悪さをしない箇所に貼る...そのくらいの気持ち。形状はアルミテープ幅を活用し50mm×10mmくらいの短冊状とし、ギザギザハサミでカットしたものを貼っていった。場所によっては50mm×5mmくらいの短冊状とした。剥がれて舞っても誰も気にならないサイズ感。ストレーキに貼ったのが覗き込めば辛うじて見えるくらいで、普通は気付かないだろうという出来栄え。お手軽にアルコールウエットティッシュで汚れを拭きとってアルミテープを貼るというラフなやり方のみで行った。
貼った場所の備忘録
・フロントバンパー周り
・フォグランプ部上側フィン(2枚)
・ヘッドライト
・ヘッドライト表面のポリカーボネイトのエンジンルーム側(4枚)
・エアクリーナー
・エアクリーナー外側のイン側(1枚)アウト側(1枚)
・インテークポート(1枚)
・ボンネット
・ボンネット先端(3枚)
・フロントワイパーガーニッシュ
・ワイパーガーニッシュ(3枚)
・ストレーキ
・フロント側(2枚)
・リア側(2枚)
・インナーフェンダー
・フロント側(2枚)
・リア側(2枚)
・テールランプ
・テールランプ上側ステー(2枚)
・リアガラス
・左右の淵(2枚)
・内装
・ハンドルコラム(2枚)
・ドア内装下部(4枚)
→アルミテープ短冊をまとめて作ったら結構な枚数になったのだが、それでも足りなくなって追加作成した。現時点で33枚w
貼り忘れ&今後貼る
・ドアノブ
→取っ手の裏側に貼る(4枚)
・フロントバンパー
→下部に貼る(3枚)
・リアバンパー
→下部に貼る(3枚)
・サイドウィンドウ
→内張りを剥がして貼ろうかな...
こんな貼り方で効果あるの?って感じだったんだけど、まずハンドルの手触りがサラッとした。これが第一印象というか、最初の違和感でした。そして、走り出して何となく転がりが軽くなったような気がしたし、ステアリング中立付近のフリクションが減ったような気がした。エンジンは着火に斑が無くなった感じ。あと、完全停止する直前にブレーキ踏力を抜いて、より戻しゼロな停止操作を常としているのだが、スイフトさんは最後の最後にパッドがローターに貼りつくような感覚があり、より戻し(大袈裟にカックンって止まった瞬間にブレーキを抜くと車が後退する現象。これってブッシュの潰れが戻ることによる反発だと思っている。)が完全に消すのが大変な感覚があったのが、概ね解消された。あとは、サスの路面のゴロゴロが解消されコラードのビル足を思い出す感覚があった。
兎に角、滑らかになったという印象なので、剥がそうという気にはならなかった。これが答えなのかもしれない。
逆卍仲間もアルミテープで遊びだした。カブは上りでもふけ切るようになった。何がとは言えないが兎に角滑らかになった。上りでもエコランプが着くようになった...などなど喜びの声が届いていますw
特許
https://patentscope2.wipo.int/search/ja/detail.jsf?docId=WO2015064195&recNum=1&maxRec=&office=&prevFilter=&sortOption=&queryString=&tab=FullText
自動車向けの放電技術とは
https://ev-tech.jp/technology/autoparts/page002.html
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