2024年7月4日木曜日

Magnastar2024-1

Tokai Silverstarをカスタムしたギター(愛称はMagnaStar)が私の手持ち最古ギター。これは大学の軽音楽部部室に落ちていたものを貰ったもので、良い言い方をすればコンポーネンツギターです。Tokai Silverstar(ボディと超純反りネック)とHSHピックガード(含む電装系)ですが、会ったことも無いOBの置き土産のようでした。今思えばデイブマーレイ仕様に改造途中で加工が面倒で放置されたものなのだろう。
貰い受けてから速攻でピックアップが入るようにノミでボディ加工し、微妙に合わないピックガードを削り、高い弦高のままスキャロップして、Tokai Silverstar改マグナスターが爆誕しました。まともなギター調整も知らなかった頃なので、弦高高いしオクターブチューニング合ってないし非常に弾きにくいギターでしたw。当時は、FERNANDES BSV-70改(前後独立タップスイッチ増設)が盗難にあい、マグナスター1本しかギターを持ってなかったので、こいつが私のギターライフに大きな影響を与えたのは確かです。

色々弄って現仕様は以下。
・Tokai Silverstar SS-36が元だと思われる。
・ネックは低いフレット対策でスキャロップ化
 今は、トラスロッド調整・フレットすり合わせ・マイクロティルトでネック差し込み角調整・ナット高さ調整・22フレット化してます。
・ボディはHSHピックアップを入れるためノミで削った状態
 今は、3シングルのピックガードで綺麗です。
・フロント・センター:ジャンクのシングルコイル
 Tokai純正シングルは当初仕様のHSHのセンターとして残っていたのだが、フロントシングルとして流用してみたけど音が細くて私には合わなかった。今のジャンクピックアップはリアハムとのパワーバランスも悪くない。
・リア:Duncan Hot Railsのリア用SHR-1b(シリーズ・パラレル切替)
 3シングルのリアはあまり好みではないので、シングルサイズハムを試してみたら私には良い感じだった。タップとパラレルの音を比べてみたが、私はパラレルのノイズレスの方が良いと思うし、パラレルでシングル風味も良い感じです。
・5WayスイッチとポットはCTS、2トーン仕様
 フロントセンター用250kΩ+リア用500kΩ(スイッチ付)の2トーン。
 ボリュームは500kΩにしたと思うが250kΩかもw
・ブリッジ:Super-Vee / BladeRunner 6-Screw
https://suzy-pro.blogspot.com/2022/11/tokai-silverstar3.html
 シンクロの各弦弦高調整可能というのは指板Rに合わせた調整が出来るので、とても便利だ。でもシンクロのナイフエッジって消耗品だよなぁと常々感じていたところに見つけた逸品です。MIYAVIテレキャスのブリッジもSuper-Veeですね。

MagnaStarの仕様をこれ以上大きく弄ることは無いと思っているが、長年気になっているのは純正ナットだ。過去の弦高調整時にナット高も調整し、演奏上で大きな問題は無いけど、強いて言えば他のギターに比べてサスティーンが短い。また、弦間ピッチが狭くローコードで音詰まりしやすい。欲張るとキリがないが、3弦の2と1/3フレットのハーモニクスも素直に出るようになって欲しいかな。

そんなワケで100均ノギスで純正ナットを計測したら、ナット長は40mm、ネック幅より1mm近く短かったので、ネック幅としては41mm仕様なんでしょう。ナット幅は3.23~3.25mmという感じ。加工が容易で悪くないものと考えTUSQに交換しようと思う。サスティーンが延びてくれればラッキーくらいに考えている。候補は以下。

PQ-5010-00
フェンダー用、スロット付、フラットボトム
幅3.30×長44.81×高6.48、E-E:34.59
定価¥1,100(税別¥1,000)

PQ-5042-00
フェンダー用、スロット付、フラットボトム
幅3.22×長41.98×高4.98、E-E:35.25
定価¥1,100(税別¥1,000)

PQ-6010-00【参考】
ギブソン用(エレクトリック)、スロット付
幅4.71×長43.53×高9.37、E-E:35.87
定価¥1,100(税別¥1,000)

ナット幅からは「PQ-5042-00」のような気がする。弦間ピッチがマグナスターより若干広いような気がするが、E-E:34.59とE-E:35.25の差は0.66mm、6弦1本分にも満たない差なので、弦落ちは気にならないだろうし、ローコードが弾きやすくなるならアリだと思う。
「PQ-5010-00」はナット幅43mmまでの対応をイメージしていると思うが、ネックは太いのに弦間ピッチは狭いんですね。謎です。
ちなみに、Ibanez Q54は、純正ナット(中空の黒プラスチック?)からTUSQ 6010に交換して問題を感じていないので、ナットの弦溝はそのままでも使えそうである。

■TUSQ XL
https://moridaira.co.jp/posts/graphtech-black-tusq-xl
TUSQのナットには滑りの良いXLシリーズがある。5042-00は主流じゃないようで、なぜかTUSQ XLには無く、BLACK TUSQ XLにのみ存在する。つまりXLにしたかったら黒になる。

https://moridaira.co.jp/posts/graphtech-black-tusq-xl
PT-5042-00
フェンダースタイル、スロット付、フラットボトム
幅3.22×長41.98×高4.98、E-E:35.25
定価¥1,100(税抜¥1,000)

ナット交換の狙いは、サスティーン向上、チューニング安定、ローコード弾きの音詰まり抑制と考えているので、性能重視でPT-5042-00。指板はスキャロップだし、ブリッジもBladerunnerだし、リアハムはDUNCAN Hot Railsだし、もう戦う気満々仕様なのだから、ナットだけ白に拘ってもしょうがない。

というワケで、PT-5042-00と安パイなPQL-5010-00も同時発注。これで心置きなくナット調整出来るだろう。

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