ドラレコの取付方法について、今回は語ろうと思う。主にリアへの配線方法だ。私は全部運転席側に配線を通した。
■フロントカメラ・本体配線
ミラー位置から天井カバー?とガラスの間に配線を通し、運転席側Aピラーカバーを外して下に配線を通せばヒューズボックス近傍まで簡単にアクセスできます。私は運転席側ピラーで配線を通すのがベストだと思います。
電源ですが、純正オーディオに常時電源が来ているので、ドラレコ添付の配線割り込みで電気を貰います。ACCはヒューズ分岐を噛まして電気を貰ってますが、これもオーディオからもらっても構わないと思います。駐車監視機能用ケーブルを使わないならシガソケ増設で電源確保。スイフトの運転席ハンドル下カバーは、下側2点がタッピングビスで固定されていて上側ははめ込みなので、簡単に外せます。なので、余った配線はタイラップでまとめ、運転席ハンドル下カバー裏の純正配線に抱き着けるなりし、動かないよう括り付けておきます。配線が動いて音を発しないよう、しっかりタイラップで固定しましたよ。
■リアカメラ配線
長すぎる配線は運転席ハンドル下カバーにまとめるので、ミラーから始まった配線は...
→Aピラー
→運転席ハンドル下カバー
→長すぎる配線をまとめて固定
→運転席ハンドル下カバー
→Aピラー
→運転席ウェザーストリップを外し天井カバーとの隙間を通す
→Bピラー裏の内装との隙間に配線を通す
→運転席側後席ウェザーストリップを外し天井カバーとの隙間を通す
→Cピラーと内装との隙間に配線を通す
→ハッチと内装の間は純正配線チューブの中にリアカメラ配線を通す
→リアハッチ内を通ってリアワイパー付け根まで線を通す
→リアワイパーの上にリアカメラ設置
というような流れになる。
リアカメラケーブルは、L字になっている方がカメラ側なので、真っ直ぐな端子をリアからフロントに向かって通していく。アルミ針金を適当な長さに切って「配線通し」として使い、アルミ針金にリアカメラケーブルを括り付けて、フロントまで線を通しました。リアハッチ内のワイパー付け根側から上側の配線ホース穴へ導くようアルミ針金を通すのに一番時間を要した気がする。リアハッチ内部で配線が暴れて音を発しないよう1か所をテープで止めたが、これのおかげで音がしないのかどうか分からない。
そしてリアカメラ設置。リアガラス上側(ガラス上面から1/3)にカメラを取り付けた1度目のネガ対策で、リアワイパー上(ガラス上面から2/3)へカメラ設置しつつ少々カメラを上向き設置にすることによりリアガラスとカメラの距離を近づけた。この感想や懸念などを以下に記載する。
・ウェザーストリップを跨ぐ配線が生じないため防水性は完璧
・カメラはワイパーが届く範囲に設置するからガラス端部設置は無理
・どこにリアカメラを設置しても意外に後方視界障害にはならない
・リアはプライバシーガラスなので、外からカメラ位置はほぼ見えない
・リアトレイに置いたティッシュ箱の映りこみも気にならない
・デジタルミラー表示に、ほぼ熱線が入りこまずに済んだ
あとはカメラ設置に対応したドラレコ初期設定。デジタルミラーで後続車ナンバーが見えるよう「表示範囲変更モード」で表示範囲を下側の適切なところに下げ、距離感がマシになるよう拡大125%表示に変更した。なお死角を最大限無くすというのが最優先なら100%表示が良いだろうが、125%でも十分と思いました。
こんな感じでドラレコ・デジタルミラー設置が完了した。2回目の作業ともなると1.5時間で完了、ほぼほぼリアハッチ周りの配線通しに時間を費やしたように思う。
■アマゾン
一度目に買ったZDR048ですが、無事返品・返金できた。
アマゾンアプリで返品交換に進んだら「交換」が無かったので「返品」を選んだ。返品はローソンから着払い発送。スマホで2次元バーコードを表示しロッピーで手続き、出てきたレシート?をレジに提出し、返信用3枚+控えを貰い、返信用3枚を宛先袋に入れダンボールに貼ったら発送出来ました。レジの人も慣れたものでスムーズでした。
そして先日、アマゾンからメールが届き「使用感があり返金処理に進めないので詳細を連絡しろ」という内容とともにリンク「amazon.co.jp/contact-us」があったのでクリックした。アマゾンアプリが立ち上がったが、どこから詳細を連絡したら良いか分からず、アプリ内チャットで問い合わせた。チャットで「初期不良で正常動作しなかったから返品返金をお願い」したら、チャット途中で返金処理をしてくれた。何故アプリで記入した返品理由が伝わってないのかも一応チャットで聞いたら、「返送センターの担当者判断などに誤りが生じていた可能性」という返答だった。
う~ん、チャットは便利かもしれないが、要件をまとめて書き込んで返事をもらった方が拘束時間が短いんですけど、どうにかなりませんかね。放置していつでも再開できるような書きぶりのチャット説明だったけど、入力まで時間を要していたら担当変わったんですけどw。もしかして、よく考えずに気持ちの赴くままチャットに五月雨で書き込んで良いのかしら?
2024年7月12日金曜日
コムテックZDR048 その2
2024年7月11日木曜日
Magnastar2024-2
Tokai Silverstar改Magnastar(SS-36,1982)用に注文していたナット、PT-5042-00が届いた。
https://moridaira.co.jp/posts/graphtech-black-tusq-xl
PT-5042-00
フェンダースタイル、スロット付、フラットボトム
幅3.22×長41.98×高4.98、E-E:35.25
定価¥1,100(税抜¥1,000)
■組み込んだ
ナットと指板Rが合ってなかった。指板RがきついストラトにはPQL-5010-00の方がボルトオンで組めると思う。PT-5042-00は指板350Rくらいをイメージしているようで、Tokai Silverstar改マグナスターでは1弦と6弦の弦高が高過ぎる状態になった。6弦ローフレットのチューニングが明らかにズレるので、弦高0.5mmくらいまで溝を削ってみた。具体作業は、指板Rに合わせ、6弦5弦2弦1弦の弦溝を三角ヤスリ(鉄鋼ヤスリ5本セットの三角)で削っては感触を確かめ、丁度いい感じになるまで調整を繰り返した。ナット専用ヤスリじゃなくて良いのか?と言われれば、あまり良くないだろう。でも、やった方がマシになるのは間違いないし、ナットなんて1000円少々で買えるので失敗だと思ったら買いなおせば良い。今回はスペアのナットも買ってある。
ヤスリで削ってみたら分かると思うが、零点何ミリという精度で削ろうと思ったら、ヤスリは予想以上に溝が削れる。なので、弦を張った状態で弦を横にズラし溝を少し削っては弦高を確認、それを何度か繰り返して違和感のない弦高まで到達させれば良いと思う。ヤスリで削った後は、必要に応じ、弦をヤスリ代わりにナット溝のバリ取りして滑らかにする。プレーン弦の溝は多少溝は太くなるが4弦を使えば良いだろう。ちなみに今回、ギターを弾けば勝手に馴染むと感じたので、弦溝のバリ取りはしていない。
というような感じでナット交換は出来た。TUSQナットの寿命は分かりませんが、現行Yamaha Pacificaにも純正採用されている実績豊富な商品だから、全然問題無いはずです。ジュラコンのナット素材を買って自分で成形してナットを作るのに比べると、超お手軽なのがTUSQナットのインストールだ。なんか解放弦がバズる(ようは減って高さが足りない)とか、ペグを回したらピンって音がなる(滑りが悪い)とか不具合を感じたら、気軽にTUSQナットに交換してみるのが良いのかもしれません。
■交換後の音
特に生音でハイが出るようになった印象、音の輪郭がはっきりした。ナットはネック溝にピッタリな厚さにし、接着してないがビビりなども発生していない。6弦はナット部での弦の曲がりがキツいので、若干滑りが悪いのではないかと気になっているので、ポスト穴から上側に弦を巻き付けるなども試そうと思っている。あとは、ブリッジのサドル側にもミニ四駆グリスを塗布して弦の滑りを良くたらチューニングが安定するかなと期待している。
滑りが良くなったり響きが良くなった感覚はあるのだが、ナットへの弦のテンションをもう少し確保した方が音も良いような気がして、純正通りストリングガイド(カモメ型のアレ)に弦を通すことにした。(従前は必要最低限のナットへの弦圧となり滑りをよくすることを狙って、高めの3,4弦用のものを1,2弦に用い、3,4弦はストリングガイドを使っていなかった。)
これからアーミング後チューニングの安定性を確保するようペグポストへの弦の巻数をトライアルしても良いのかもしれない。巻数を減らしても効果が無かったので、逆に多めに巻いた方が良いのかもしれないと思い始めている。
■6弦弦落ちは皆無
今回インストールした弦ピッチ少し幅広ナットE-E:35.25mmですが、全く問題を感じません。ローフレットでのコード弾きはGibsonと大差ない演奏性になったと思います。PT-5042-00はアリでした。
オマケだが、ボルトオンネックのギターはネックが実用上の真っ直ぐになってなく、わずかなネック固定ネジ穴の遊びで左右どちらかにネックが傾いて落ち着いている場合がある。左手でネックを持ってギターを支えるからだと思うが6弦が弦落ちしやすいところにネックが落ち着きやすいです。この落ち着いた位置が演奏上問題ある場合、ボディに対しネックヘッドを下側(1弦側)に押しつけてやると少しズレるので解消すると思います。私のKillerギターがこう状態なんですが、ネック幅マージンを大きくすれば解消するが、ネックが太くなるくらいなら、このままの方が良いですね。
■Tokai Silverstar
製造年をシリアルから調べたら1982年製のようだ。SS-36だから3.6万で売られてた70年代Fenderラージヘッドストラトのコピーだろう。電装系を外され改造一歩手前で放置されていたジャンクSilverstarを私が入手したのは1988年後半。入門用価格帯ギターが5年も経ったらジャンク扱いなのは昔も一緒のようだが、それが40年経ったら価値を見出されているのだから面白い。
私のMagnastarも、ボディザグリやスキャロップの加工を少し綺麗にし、Tokai純正センターピックアップ(スタンプ無し)も使えるような音なら組み込み、純正シンクロに戻すのも面白いかもしれない。
複数本ギターを持つようになると、「僕が考えた最強のストラト」ってどうなのだろう...と思う。場面によって他のギターを使えよって話なのかなぁ。そうなると各ギターの個性を大事にしたくなる。
人の趣味嗜好というのは、状況により変わるものだというのを実感してますw
2024年7月8日月曜日
コムテックZDR048 その1
結構前に買ったミラー型ドラレコ(前方のみ)を使用中。2017年10月にGOLF4WAGONへ取り付け、2019年12月にSWIFTへ移植、トータル6年以上使っていることになる。安物なのにw
https://www.itprotech.jp/driverec/ipt-drfhd300bm/
ドラレコ活躍の機会は今まで無かったのだが、デジタルミラー型ドラレコが気になっていた。広い後方視界が欲しいな、バックカメラになったら良いな、メンテナンスフリーが良いな、お手頃価格だと良いな...と思いつつ様子見して1~2年経った気がする。
久しぶりにミラー型ドラレコのトレンドを見てみたら、コムテックZDR048が入手性も良さそうだし価格もソコソコ。
https://kakaku.com/item/K0001587766/
MicroSD自動上書きをうたっていてメンテナンスフリーらしいが、逆にMicroSDメンテナンスフリーじゃないドラレコが存在したことに驚きましたよ。で、ギアをリバースに入れたらバックカメラとして使えると助かるんだが、設置位置的に無理があるようで、本製品はバックカメラ画角切替機能をバッサリ落としているようだ。まぁ、バックカメラは無きゃ無いで良いかな。
というワケでコムテックZDR048が現状の私にはベストだと考え、アマゾンで駐車監視用電源ケーブルセットを約39,000で買った。
ちなみに、多少高い程度なら、不良の場合の文句が言いやすい店頭で買おうと思ったんだけど、5万近い価格で売られてたので、実店舗で現物購入は諦めた。カー用品店...大丈夫か?取付まで頼んだら7万くらいだったような気がする。だが、予想は的中し、本体装着30分くらいで「操作ボタンが押し続けられているような挙動」で暴走したので、一度返品し、買いなおした。
なんじゃこりゃ。もう一度、取付だ!
2024年7月4日木曜日
Magnastar2024-1
Tokai
Silverstarをカスタムしたギター(愛称はMagnaStar)が私の手持ち最古ギター。これは大学の軽音楽部部室に落ちていたものを貰ったもので、良い言い方をすればコンポーネンツギターです。Tokai
Silverstar(ボディと超純反りネック)とHSHピックガード(含む電装系)ですが、会ったことも無いOBの置き土産のようでした。今思えばデイブマーレイ仕様に改造途中で加工が面倒で放置されたものなのだろう。
貰い受けてから速攻でピックアップが入るようにノミでボディ加工し、微妙に合わないピックガードを削り、高い弦高のままスキャロップして、Tokai
Silverstar改マグナスターが爆誕しました。まともなギター調整も知らなかった頃なので、弦高高いしオクターブチューニング合ってないし非常に弾きにくいギターでしたw。当時は、FERNANDES
BSV-70改(前後独立タップスイッチ増設)が盗難にあい、マグナスター1本しかギターを持ってなかったので、こいつが私のギターライフに大きな影響を与えたのは確かです。
色々弄って現仕様は以下。
・Tokai Silverstar SS-36が元だと思われる。
・ネックは低いフレット対策でスキャロップ化
今は、トラスロッド調整・フレットすり合わせ・マイクロティルトでネック差し込み角調整・ナット高さ調整・22フレット化してます。
・ボディはHSHピックアップを入れるためノミで削った状態
今は、3シングルのピックガードで綺麗です。
・フロント・センター:ジャンクのシングルコイル
Tokai純正シングルは当初仕様のHSHのセンターとして残っていたのだが、フロントシングルとして流用してみたけど音が細くて私には合わなかった。今のジャンクピックアップはリアハムとのパワーバランスも悪くない。
・リア:Duncan Hot Railsのリア用SHR-1b(シリーズ・パラレル切替)
3シングルのリアはあまり好みではないので、シングルサイズハムを試してみたら私には良い感じだった。タップとパラレルの音を比べてみたが、私はパラレルのノイズレスの方が良いと思うし、パラレルでシングル風味も良い感じです。
・5WayスイッチとポットはCTS、2トーン仕様
フロントセンター用250kΩ+リア用500kΩ(スイッチ付)の2トーン。
ボリュームは500kΩにしたと思うが250kΩかもw
・ブリッジ:Super-Vee / BladeRunner 6-Screw
https://suzy-pro.blogspot.com/2022/11/tokai-silverstar3.html
シンクロの各弦弦高調整可能というのは指板Rに合わせた調整が出来るので、とても便利だ。でもシンクロのナイフエッジって消耗品だよなぁと常々感じていたところに見つけた逸品です。MIYAVIテレキャスのブリッジもSuper-Veeですね。
MagnaStarの仕様をこれ以上大きく弄ることは無いと思っているが、長年気になっているのは純正ナットだ。過去の弦高調整時にナット高も調整し、演奏上で大きな問題は無いけど、強いて言えば他のギターに比べてサスティーンが短い。また、弦間ピッチが狭くローコードで音詰まりしやすい。欲張るとキリがないが、3弦の2と1/3フレットのハーモニクスも素直に出るようになって欲しいかな。
そんなワケで100均ノギスで純正ナットを計測したら、ナット長は40mm、ネック幅より1mm近く短かったので、ネック幅としては41mm仕様なんでしょう。ナット幅は3.23~3.25mmという感じ。加工が容易で悪くないものと考えTUSQに交換しようと思う。サスティーンが延びてくれればラッキーくらいに考えている。候補は以下。
PQ-5010-00
フェンダー用、スロット付、フラットボトム
幅3.30×長44.81×高6.48、E-E:34.59
定価¥1,100(税別¥1,000)
PQ-5042-00
フェンダー用、スロット付、フラットボトム
幅3.22×長41.98×高4.98、E-E:35.25
定価¥1,100(税別¥1,000)
PQ-6010-00【参考】
ギブソン用(エレクトリック)、スロット付
幅4.71×長43.53×高9.37、E-E:35.87
定価¥1,100(税別¥1,000)
ナット幅からは「PQ-5042-00」のような気がする。弦間ピッチがマグナスターより若干広いような気がするが、E-E:34.59とE-E:35.25の差は0.66mm、6弦1本分にも満たない差なので、弦落ちは気にならないだろうし、ローコードが弾きやすくなるならアリだと思う。
「PQ-5010-00」はナット幅43mmまでの対応をイメージしていると思うが、ネックは太いのに弦間ピッチは狭いんですね。謎です。
ちなみに、Ibanez Q54は、純正ナット(中空の黒プラスチック?)からTUSQ 6010に交換して問題を感じていないので、ナットの弦溝はそのままでも使えそうである。
■TUSQ XL
https://moridaira.co.jp/posts/graphtech-black-tusq-xl
TUSQのナットには滑りの良いXLシリーズがある。5042-00は主流じゃないようで、なぜかTUSQ XLには無く、BLACK TUSQ XLにのみ存在する。つまりXLにしたかったら黒になる。
https://moridaira.co.jp/posts/graphtech-black-tusq-xl
PT-5042-00
フェンダースタイル、スロット付、フラットボトム
幅3.22×長41.98×高4.98、E-E:35.25
定価¥1,100(税抜¥1,000)
ナット交換の狙いは、サスティーン向上、チューニング安定、ローコード弾きの音詰まり抑制と考えているので、性能重視でPT-5042-00。指板はスキャロップだし、ブリッジもBladerunnerだし、リアハムはDUNCAN
Hot Railsだし、もう戦う気満々仕様なのだから、ナットだけ白に拘ってもしょうがない。
というワケで、PT-5042-00と安パイなPQL-5010-00も同時発注。これで心置きなくナット調整出来るだろう。