2021年5月19日水曜日

4Kモニター その2

我が家には4Kモニターを4K,60FPSで動かせる機器がラズパイ4Bしか無いが、そのラズパイ4Bはヘッドレス運用という面白い状況にあります。テレワーク用ノートパソコンでは4K,30FPSが仕様上の限度だが、会社PCをリモートデスクトップで4K,30FPS表示させたら明らかな遅延を感じるようになった。現状はフルHD,60FPSで使っているので、そもそも4Kモニターという選択肢は良かったのだろうか、もっと安いフルHD27インチで良かったんじゃないかとか、逆に振り切って21:9の2560x1080ワイドモニターという選択肢もあったのではないか...そんなことを考えてしまうが、これが妥協点だったよなぁという気もする。何はともあれ買ってしまったものは便利に使おう。

【ワイヤレスディスプレイもどき】
気を取り直して...テレワーク時作業スペースを最大限確保するのなら、現状で目の前に並んでいるノートパソコンやモニターを全て仕事に使いたい。というか28インチモニター+自宅17インチノートの画面を仕事で使いたい。自宅17インチノートにはHDMI入力なんて無いから、Windows10純正機能のワイヤレスディスプレイを使うのが今時なのだろうけど、ちょっと古い我が家の17.3インチノート17P-1000-C-TRMでは使えなかった。このハードルをどうにか乗り越えられないか調べた結果辿り着いたのが「spacedesk」だ。

https://me-map.com/notepc-sub-display/
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2005/08/news117_3.html
https://spacedesk.net/

ようは同一LAN内パソコンを子機モニターとして使う事が出来ます。Betaだからかもしれませんが、今現在は無料で使える。

接続手順は以下。意外にあっさり繋がりました。
1.子機モニターにする17.3インチノートにMicrosoftストアからspacedeskをインストール
2.インストール完了したらspacedeskアプリを起動しておく
3.親機になるテレワークノートにspacedeskのサーバソフトをインストール
4.親機でサーバソフトを起動
5.子機側でサーバが見つかったら選択
通常はコレだけです。

私のテレワークは会社VPNに接続し会社PCにリモートデスクトップ接続して作業を行う事を基本としているので、そこに一手間あります。
1.テレワーク用ノートを起動し自宅LANに接続
2.会社VPNに接続する前にspacedeskを接続しトリプルモニターにする
3.会社VPNに接続する
4.リモートデスクトップで会社PCを全モニタで使う

という感じです。左から14インチノート、28インチ4Kモニター、17.3インチノートと並んでいるワケです。EXCEL,WORD,PowerPointは28インチと17.3インチで作業、14インチはメール・メッセージ待受という使い方かなと思う。
画面数が増えたせいでリモートデスクトップのラグが大きくなったが文字入力に支障が出るほどでは無い。WORD,EXCEL,PDF,ブラウザなど文字情報を使用する分には十分な作業スペースが確保できたので満足した。

【モニターアーム】
実用的な作業スペースというのはWindows上での話なんだが、そうなると物理的に快適な作業環境を構築したくなる。常々考えていたのだがモニターアームを導入してみた。モニター直下にキーボードが来る、モニターと目の距離約60cmで作業できる環境構築が目標だ。

FREEWAY 凄腕ノートパソコン対応アーム FW-LCD-ARM-MULTI
https://www.pc-koubou.jp/products/detail.php?product_id=600143

28インチモニターと17.3インチノートをメインの作業用として考えた配置だが、これのおかげで肘から先を机に上の乗せキーボード入力出来るようになった。体も目も楽になった。あとは発展形だが、14インチノートを28インチモニターの下に配置し、ノートのキーボードを使うという配置もアリかもね。とりあえず目的は達成できたので、これでテレワーク環境整備は落ち着いた。モニターアームは、テレワークで長時間モニターと向き合う人には必須と思いますよ。

【解像度】
最後に解像度を使いやすいよう概ね揃えてみた。
 左側:会社14インチノート(1366x768)
 正面:28インチモニター(2560x1440)
 右側:自宅17インチノート(1600x900)

14インチは1280×720の方がドットピッチは合うが、縦768ドットは死守した形だ。なお、すべてのモニターを拡大縮小レイアウト100%にして解像度を弄った方が良い感じになります。まぁドットピッチが近ければ実用上問題ないです。なお、28インチ4Kモニターはドットピッチが小さいので4K以下の2560x1440,1920x1080でも実用可能です。

【普段は3画面じゃない方が良い】
会社デスクトップPCをリモート接続で3画面使えるようになったが、常にこの状態が便利というわけではない。普段はメインの28インチに会社デスクトップが映っていて、あとは会社14インチノート(実機)で会議用ソフトを表示、調べものなどに自宅17インチノートでブラウザが使えるだけで十分なので、KVMソフトを導入してみた。これで、会社14インチノートに繋いでいるキーボード・マウスで、自宅17インチノートを操作出来るようになった。

Microsoft Garage Mouse without Borders
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/yajiuma-mini-review/1252116.html

このソフトでキーボード・マウス・クリップボードが共有出来るので、たいていのことは困らない。ブラウザだけでなく資料参照用に自宅17インチノートにPDFを表示するだけなら、クリップボードが使えるのでコピペでファイルを持っていけば良い。というワケで、現状のテレワーク環境はこうなった。
 左側:会社14インチノート(自宅回線から会社VPN接続、会議用ソフト)
 正面:28インチモニター(会社デスクトップPCのリモートデスクトップ)
 右側:自宅17インチノート(自宅回線、主にブラウザを使用)

普段は上記。この方が画面共有のための通信が最小限なので遅延も少ない。広い作業スペースが必要な時だけSpacedesk+とリモートデスクトップで3画面...こんな運用だろうな。


やっと環境が落ち着いたので、もう弄らないぞと思いながら、安いHDMI切替器を買ってしまった。うちの4Kモニターは2系統HDMI入力なのだが、モニターを買う時から3系統HDMI入力が欲しかったんですよ。しかし、すんげー商品名だなw
世田谷電器 AR-H3SW【代沢三差路】
https://www.area-powers.jp/product/others/4580127697834/

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