2019年5月8日水曜日

ラズパイ5

ラズパイをNAS化しようと思うと容量単価の安いHDD増設に魅力を感じるが、セルフパワーUSBハブが必要になる気がする。それがイヤで私はMicroSDXC128GBをラズパイに刺している。ただね、私もブラウザ使用時に安定性が欲しい(実メモリ1GB+スワップ100MBじゃ辛い)のでスワップファイルは2GBにしたいとは思うが、なるべくならMicroSDでは積極的スワップファイル使用は避けたい。HDD繋いでる人を検索してみたら、ラズパイ設定変更でUSB給電は1.2Aまで上げられる。しかもその後の調べで、ラズパイ3B+だと設定変更も不要らしい。
http://akkagi.info/20160402_web/

と言うことは、バスパワー駆動USBHDDでOS起動でき、心おきなくスワップを2GBを試す事が可能。手持ち機器で可能なので俄然興味が沸いた。なんならHDDケースを土台にしてラズパイを固定してもいい気がしてきた。とりあえず試しに手持ちのHDD(250GB)とUSBメモリ(32GB)を使って、MicroSDXC128GBのシステムをコピーして起動してみようと思う。

システムのコピーだが、Raspbianに「SD Card Copier」というアプリが入っていて、SDからSDにコピー出来るらしい。といってもコピーされる側にはSDリーダーを用意しUSB接続しなければならない。となると、そもそもUSBなら何でも良いだろうと思い、やってみる事にした。

【USB起動のための下準備】
何はともあれ下準備。MicroSDで動いているシステムのアップデートをしておきましょう。これをして再起動しないとSD Card Copierで領域確保段階で躓いたりします。やっても躓くけどw。一応USBを自動マウントするusbmountというパッケージをインストールします。入ってるかもだが保険。ついでに、パーテーションサイズ変更等をGUIで弄れるGPartedも入れておきましょう。

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade
$ sudo apt-get install usbmount
$ sudo apt-get install gparted
$ sudo reboot

それでもうまくUSB自動マウントが動かないので調べたら、以下もあったので、これも施術した。
http://studior.synology.me/wordpress/2018/01/04/raspberry-pi%E3%81%A7usb%E3%83%A1%E3%83%A2%E3%83%AA%E3%82%92%E8%87%AA%E5%8B%95%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88/

次のページの下拵え部分を実行し、USB起動するようシステム設定を変更します。
https://jyn.jp/raspberrypi-usb-only-boot/

【システムのコピー】
下準備が完了したら、SD Card CopierでSDカードからUSBにシステムをコピーします。チェックボックス「New Partition UUIDs」は、新しいUSBメモリ・HDDのUUIDがシステムに書き込まれるようにするため、チェック必須です。じゃないと自分でUUIDを編集しなければなりません。
何故かSD Card CopierはFAT32でフォーマットするのに失敗したりするので、何度かシステムリブートして試したり、WindowsでUSBメモリを予めFAT32にしてみる等を繰り返したら、なんとかシステムコピー出来ました。この不定愁訴、原因がさっぱり分かりませんでした。というワケで、USBにコピー出来たら、MicroSDを外し、USBのみで起動してみましょう。

【USB起動開始】
USBメモリ32GBでの起動は可能だったが、USBHDD250GBでは起動しませんでした。起動時ディスクシークが5秒とか書いてるので、それが間に合わなかったんだろうと思います。で、USBメモリ32GBで起動しましたが、再起動に失敗することもあります。USB端子を右側に差し替えてみたら、USBメモリで再起動も大丈夫になった。
また、USB移行後のシステムは、起動直後はGUIのメニューバー(パネルの設定)が崩れてました。これを下に移動したり上に移動したりしてたら、パネルが二重になっていたようです。二つ目のパネルを下に移動してから、パネルの削除で消しました。これで治った。

【スワップファイルを2GBにする】
とりあえずUSBメモリ32GB環境で、SWAPファイルを2GBに拡張してみました。

https://www.fabshop.jp/%E3%80%90step-38%E3%80%91swap%E9%A0%98%E5%9F%9F%E6%8B%A1%E5%A4%A7%E3%81%AE%E3%81%99%E3%81%99%E3%82%81/

【ケース交換したらHDDで起動】
ここまでやってからなんだけど、HDDケースを玄人志向GW2.5SC-SU2に交換してみたら、HDDから起動した。シーク時間はHDDケースによるという事のようです。起動時間はMicroSDやUSBメモリよりかかりますが、それでも動くようになったし再起動も出来るようだし、書き込み制限など気にしなくて良くなるのでスワップファイルも気にせず使えて良いかも。あと、USB起動していると緑LEDがHeartbeat状態で点滅しているが、これは仕様なのかな?とりあえずHDDで動かすことになったので、ラズパイ基盤裏にスポンジ貼ってハードディスクケースに輪ゴムで括り付けました。ファンは針金でステーを作りました。意外にも針金はアリでした。あとは屋根かな。

【Raspbianのバージョン】
大半のネット記事はRaspbianOSバージョン「Jessie」用が多い。私のは「Stretch」が入っているので微妙に違った。この辺は、推測しつつトライ&エラーで乗り越えるしかないかも。

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