2025年10月31日金曜日

PE-R80 その6

80年代DiMarzio Super Distortionを搭載し遊んでいたが音が気に入らず、調べもせずにDuncan SH-5を載せたら妙にリアがキャンキャン言ってるw。新鮮な気持ちで配線図を作って再配線してみよう。

ミスった配線でも音は鳴ってるわけだが、配線色から逆追いするとスイッチをどっちにしようが片方のコイルしか鳴ってないタップ状態だと思われる。この状態のSH-5は音がすごく明るく、フェイザー(私はコーラス・フランジャーよりフェイザーの方が好き)の乗りも良くなりました。ちなみに、80年代DiMarzio Super Distortionはフェイザーが効きが悪かったので、これがいわゆるエフェクターの乗りが悪いピックアップというヤツですな。

配線を冷静に考えた。まず、フロントに積んであるMMK-75の配線を見て理解し、Duncanだとどういう色か判断して作った図が以下。ようは、Volに行ってるのがHot、アースに落ちてるのがColdと考えれば、あとは残り2芯なワケですから、Duncan配線図を見ながらパラレル時に白と緑(Cold)がスイッチ接続されれば良い...自ずと答えが見えてきます。この配線図通りにハンダし直したら、きちんとシリーズ・パラレルの切り替わりになりました。

配線直しは一瞬だったので、スッキリしたフロントピックアップ搭載まで作業することにした。お試しで、YAMAHA LIVE-GH3B(AlnicoV):7.94kΩをフロントに入れてみた。作業しながら気づいたが、タップ配線があるのでミニスイッチはタップ配線を接続しタップスイッチとして動作させてみることにした。
Pacifica 721DHリアから外したLIVE-GH3B(AlnicoV)をマウントして初めて気付いたのだが、トレムバッカー仕様で弦間ピッチが広めに出来ていた。弦間ピッチ10.5mmのブリッジだし前後同じLIVE-GH3Bとの表記だからトレムバッカーだとは思わなかった。それでも、フロントピックアップキャビティ内にはギリギリ収まった。あと、フロントはキャビティのザグリが浅く、かつ、LIVE-GH3BはピックアップがMMK-75より厚いため、ピックアップセレクター配線がフロントピックアップ下にあると邪魔、ピックアップ下げ気味だとピックアップが傾く。なので、この配線も、キャビティのネック側の隅に寄せて絶縁テープで固定した。この段階で、リアはパラレルスイッチ、フロントはタップスイッチとなり、前後ともにシングル風サウンドが鳴るようになった。

搭載後の音だが、リアSH-5は随分上品な音になったように思う。フロントLIVE-GH3BはMMK-75と比べハイも聞こえるようになったが想像していたより低音も出ている。よ~くよく見るとリアが非トレムバッカー仕様なのにフロントがトレムバッカー仕様というのが引っかかるが、悪さをしていないようなので今は割り切っておこう。これで本日改造は完了。少し使い込みながらセッティングして美味しいところを探っていこうと思う。使い込んで音を覚えたら、フロントをGOTO PAFに交換してみて、どっちが気持ち良いか判断しよう。 
 

2025年10月27日月曜日

PE-R80 その5

80年代DiMarzio Super Distortionを搭載し遊んでいるのだが、どうも中低域のミッチリ感と高域のアバレ感が気になる。やっぱ腑に落ちないものを使い続けるのはストレス、Duncan系の方が好みかなぁ... 

PEに使えるピックアップは以下だ。
①MMK-75
8.6kΩ、PAF系、4芯。 PEフロントに使ってるが、モコっててスッキリしない。
②80年代DiMarzio Super Distortion
今、PEリアに使っているがシックリこない。
③Patent Applied For made by goto のS(Goto PAF)
8.1kΩ 、PAF系?、2芯。 PEリアから外した。MMK-75よりはハイが出る印象。ゼブラだがダブルポールピースなので、好きな向きにマウントできるピックアップ。
④LIVE-GH3B(AlnicoV)
7.94kΩ、アルニコ5、Pacifica 721DHのリアから外したフロントリア共用ピックアップ。721DHフロントの音がスッキリしてて良いが、リアだと馬力が足りない。 
⑤Duncan SH-5
PRS SE EGのリアハムは、純正ポールピースが非調整式だったので、SH-5を積んで遊んでいた。そこまで拘りが無いので手持ちG&Bに交換してみても良いかも。ダメだったら純正ピックアップに戻す。

というわけで、考えて作戦練ってると時間がかかるので、SH-5をPRS SE EGから外してPE-R80のリアに搭載してみた。考えるな、感じろだw。
良く調べもせず配線したら、案の定、音がおかしいw。妙にリアがギャンギャン言ってるから配線間違ってるなぁ。シリパラスイッチも効いてない気がする。
もともと行先がフラフラしていたSH-5だが、音がスッキリするのは間違いないし、PE-R80に弦間ピッチもピッタリなので、きっとココが定位置になるのだろう。

まずは、頭をリフレッシュして、配線図を作ってから再配線しよう。


2025年10月20日月曜日

PE-R80 その4

80年代DiMarzio Super Distortionを搭載し一応完成したPEを弾いて楽しんでいる。ただね、ヘッド落ち対策をしないと、お気に入りギターになれないんだよ。

うちのはPEの中では軽めな部類だが、私の中では約3.9kgと重めなギターなので、バランスが良くないと疲れる。そこで前側ストラップピンに約3mmほどワッシャーを挟み込んでみたらヘッド落ちは大分改善されることを確認した。
私なりのヘッド落ち対策は、シャーラ―ロックピンの導入だ。シャーラ―ロックピンへの交換は、ノーマルストラップピンに対し7~8mmくらいワッシャーを挟んだのと同等の支点になり、ヘッド落ち対策としても効果的。ただし、後ろ側ピンも同様になるので、ネックを上げ気味に構えるなら対策になるけど、ネックを水平に構えるなら差し引きゼロだったりする。
http://www.ariaguitars.com/jp/items/other-brands/schaller/s-locks/s-locks-c/

懸念もある。最近のシャーラ―ロックピンはピンとネジが一体になってしまった。そして純正より明らかにネジ径が太いので、一度シャーラ―ロックピンを導入するとネジ穴が拡張され純正ストラップピンには戻せなくなります。 ピンとネジが独立していた頃のものなら、純正ネジを使ってシャーラーロックピンを導入できたし、微調整のために長いネジ+ワッシャーを使うことも手軽だったんですよねぇ。
こういう問題を回避するなら、SCUDで売ってるストラップピン(SCUD EP13)+純正ネジにすると良い。シャーラ―のS-Locks用ストラップロックが嵌ると思います。
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/17083/?srsltid=AfmBOopopgE7lCtX90QLXO5MEYx2X3CQ-EVVR_3LADs37n_9mlT3A3h9

というワケで、手持ちのSCUD EP13は、EpiphoneレスポールからPEに転用。シャーラ―S-Locksを付けたストラップは他ギターと共用。その結果、ヘッド落ちはほぼ解消され肩の負担も大分ラクになり、PEも立って弾けるようになった。おかげで気に入りギターの仲間入りが出来た。

なお、ストラップピンの交換って必須か?と問われれば必須ではないと思う。立って弾くことがない人もいるだろうし、ストラップの穴がボロボロ・ユルユルになっても気にしない人もいるだろう。でも、私は立って弾けないんじゃダサいと思うので、立って弾ける状態に楽器を整えるのも大人の嗜みだと思う。