EGさんを連れ帰ってきた時に付いていた10-46と思われる弦では、チューニングが安定していたように思う。09-42弦でナットにセラグリスHGを塗ってみたら、多少マシになった。やっぱ、このグリス、効くわ。辺見さん、ありがとう。
https://www.youtube.com/channel/UCSyT_wiXPQjk5TrZ9kD8_kg
だが、EGさんのナットは角ばっているし溝が深くて違和感が大きい。違和感があるなら削れば良いんだけど、大きな問題が無い純正ナットを削るのも気が引ける。
http://studiogream.blog.fc2.com/blog-entry-377.html
純正ナットの構造?ですが、溝は真っ直ぐ、ナットとペグに少しだけアングルがある仕様、弦溝に対し多少だが横方向の力が働く。ナットの片側に弦を寄せる仕様なのかな。何が良くて何が悪いか、よく分からん。
よく分からないなら、純正ナットを外して保存しつつ、Tusqに交換して様子を見てみるのが良いかもしれません。その方がスッキリするし、なにより弄るのが趣味だし、削るならTusqを削ろうw
というワケで、Tusq XLを確保した。PT-6643-00だ。少しE-E間が狭くなるが、PRS SEでのナット交換で定番商品。
E-E間に拘るならPT-6010-00のGibsonタイプが流用可能と思うが、ナット幅(奥行方向)が2mmほど短い。保険かけてこちらも併せて確保したので、使わなかったら他ギターに使っても良いだろう。
純正ナットは、あて木してプラハンで軽く叩いて外した。純正ナットとPT-6643-00を見比べてみたら高さを削らなくても良いかもしれない...溝が浅い分、ナット高が足りるか不安になるくらいだった。まずは固定せず挟み込んで軽く試奏してみた。何も削らず入れても演奏できるレベルではあったが、少々ナットが高いと思った。特に、3フレットを押さえて1フレットと弦の間隔を見ると0.3~0.4mmくらいある。比較対象に、先日シム調整したKillerを見たが、こっちは0.2mmくらいに見える。これでも十分以上に高いと思うが指標にしよう。紙一枚が滑り落ちないくらいの高さが良い?とか言われているので、0.1mm以下で良いハズだが、09-42のテンションの低い6弦解放がバズりまくってもイヤだし、フレットに変な溝が出来てもイヤなので、0.2mmくらい削れば良いかなと考えた。
さて、PT-6643-00を付けよう。弦と溝が馴染んだら少し下がるかもという前提、指板10インチに対しナット12インチなのかな?という雰囲気から、3,4弦でバズらないように配慮しつつ、全体的にナットの底を180番のペーパーで0.2mmほど削ることにした。削ってはナットを入れて様子を見ること3回程度、もう少し削っても良いかもくらいで今回はやめることに成功した。いや~、ついつい攻め過ぎちゃうんだよねw
ナット設置個所を触ってみたけどボンド残りなどは無く綺麗なもんだったので、ナット底面に瞬間接着剤をちょんちょんと付けてナットを固定した。
Tusqに変えてチューニングの安定性はどうなったかというと、セラグリスHGを塗った純正ナットと変わらんw。ただ、少し音は固くなりゴリっと芯が出た気がする。馴染むまで様子見ですかね。
純正サドルを削った例に倣い、Tusqを成形しても良いかも。
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Gibsonでもよく見るのが0フレットあたりの接点以降は山自体を削りこんでしまう手もあり、PRSでもやってる人がいる。ここらへんはルシアーの考え方次第なのだが、ガンガン削っても良いのかもしれない。
https://www.guitar-craft.com/02_repair_file/0957_PaulReedSmith_Custom24/index.html
ナット交換前
ナット交換後
【サドルネジ短縮】
6弦オクターブチューニングは弦を最長側に調整して何とか適正になった。その代わり、オクターブ調整ネジのサドル穴から頭を出したネジが気になった。2mm程度切断し切断面をヤスリで処理した。思ったより短くなったので、ヤスリで1mmくらい削るのみという方法でも良かったかもw。あと、6弦オクターブ調整バネは切断済みに見えた。
【弦が切れる】
EGさんを色々弄って、何度も弦を緩めて部品を外し...というのを繰り返していたわけですが、その間に、1弦が切れ、2弦が切れ、4弦が切れた。ポールピースに巻いていた分を出してボールエンド部をねじねじして1,2弦は誤魔化して使ってきたが、4弦はさすがに巻きが足りず無理だった。新品NANOWEBだったのに2週間と短命に終わった。いくらなんでも弦切れすぎ。仕様が落ち着くまでフェルナンデス安弦を使って、様子見かな。
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