2024年5月7日火曜日

Swift ZD72S その15

初めての国産コンパクトカー&CVTなスイフト1.2L,CVT,4WDは、安くて広くて軽くて静かでいい車で、それなりに満足している。走りの余裕を考えるとスイフトスポーツにしておけば良かったかなぁとか、ジャトコCVT7の制御が甘いなぁとか、もう少しトランクが広ければなぁとかは思ったが。

そんなスイフトZD72Sも御年10歳。車検は、今年1回、そして2年後にもう1回は通すけど...乗り換えタイミングはどうしたもんでしょう。スイフトへ乗り換えた2019年12月は結果的にコロナ前の滑り込みセーフだったのは間違いないが、親の健康問題などもあり大変な時期だったため、積極的に車種を探すとか頭を巡らす余裕もなく随分と投げやりな買い方だったかなぁと思う。兎に角、車の維持に手間をかけたくないが、GOLF2,3あたりの車両感覚で楽に乗れる国産車というイメージで買った。実際、運転席助手席空間はGOLF2~4とほぼ変わりません。

先日、夏タイヤに交換して、若干外側から減っていることに気づいた。この減り方はキャンバーゼロくらいの雰囲気だ。だいたいストラットってゼロG状態で何も考えずに組むと最大ポジキャン側になってしまうのだが、もしかしてそういう状態じゃないかなと気になってきた。ストラット固定ネジは多少の遊びがある。これを最大ネガキャン側に振った状態で締めなおしてやりたいと考え、やってみたら若干キャンバーがついた。リアと同等程度のフロントネガキャンバーになった。これでタイヤが外側から減るのは解消され、コーナーリング中のフロントグリップも上がるだろう。ついでにトーも再調整した。と言っても数年前に自分で調整してから大した動いていないようで、地面から10㎝程度の位置で計って前後で1.0mm~1.5mmのトーインのようだったので、運転席側タイロッドを約90度回転してタイロッドを縮めてやって、0.5mm~1.0mmのトーインの範囲にしてやった。若干ネガキャン+トーゼロで、転がり抵抗を最小にしつつカーブに入ってからはタイヤを十分に使いたいという考えでの自己流セッティングです。特にトーはタイヤ溝で測っているので誤差は大きいでしょうが実走して転がり抵抗が結構減ったし、キャンバーを少しつけてトレッドが広がったからかフロントバネレートが若干下がり前輪の無駄なツッパリ感も減少した。これで正解だろうな。

スイフト4WD,ZD72Sだが、噛めば噛むほどじゃないけど、それなりに長く乗っていて結構満足してしまっている。微調整を重ねてきて今が一番良い時期なのかもしれない。この状態から乗り換えて何かを得られるのか?と考えると、大して得られるものがないことが気づいてしまった。車乗り換え前に夏タイヤは寿命が来るから、年式の新しい中古タイヤ・ホイールがあったら買っても良いのかなと思った。スイフト純正16インチでもあれば気分転換に買っても良いのかも。

【余談】
「Swift ZD72S その8」では純正鉄ホイール時に、後幅1596.8mm-後幅1596.0mm=0.8mmくらいに調整していたようだが、どうも数字が間違っていて後幅1496.8mm-前幅1496.0mm=0.8mmくらいが正解だったのだろうと思う。今回は、後幅1486.2-前幅1485.5mm=0.6mmくらいだったような記憶がある。計測したトレッドが違うが、タイヤは同じなので、理由はホイールということになる。

スイフト純正鉄(2020年6月調整時)
15インチ・4穴・ハブ54mm・5.0J・オフセット+40mm、トレッド約1496mm
スズキ純正アルミ(2021年5月確保、トー調整2024年5月)
15インチ・4穴・ハブ54mm・5.5J・オフセット+45mm、トレッド約1485mm

正直なもので、オフセットがそのままトレッド幅に影響し、トレッドが狭くなっていた。ホイール出幅は太くなった分で帳消しくらいだが、トレッドには影響するということだ。これ...特に直進時のバネレートにも影響し足は若干硬くなるし車高も上がるよね。トーがきついのも、車高が上がったせいだろうなぁ。ホイールオフセットの5mmは大事ですね。狭すぎるのは、あまり良くないというのが私の印象でした。15インチ 6.5J +35 4穴 PCD100くらいの方が中古流通量がありそうなので、そこを探すべきだったかもなぁ。

純正鉄ホイールの走りの気持ち良さはトレッドの問題だったようです。一番ベーシックなグレードはタイヤがしょぼい分、最大限タイヤがおいしく活用されるセッティングになっているんじゃないかと思う。奥が深いなぁ。

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