2025年5月28日水曜日

ラズパイ 51

ラズパイ4環境再構築にあたり気付いたことをツラツラ書いていこう。

【Wayland】
ラズパイは常にRealVNCでデスクトップ操作をしている。BookwormになりLinuxデスクトップがWaylandに切り替わり、ReakVNCで繋がりはするものの反応がモッサリだ。Bookworm+X11で動作させていた時は従来と変わらずRealVNCもサクサクだったので、Waylandに慣れようという気持ちが萎えた。

【Raspberry Pi Connect】
そんなところにRaspberry Pi Connectというラズパイ用VNCがラズパイOS(Bookworm)に標準搭載されVPNもDDNSも無しにアクセス出来ると分かり試してみたが、これまた予想以上にモッサリだったので気持ちが萎えた。

やっぱり、ラズパイはX11+RealVNCを続投だなと改めて思った。

【環境再構築方針】
現在、ラズパイ4にSamba、Rfriends3、Nextcloud、DDNS、SoftEtherを背負わせようと思っている。BookwormでSoftEtherがうまく設定できずに困っているので、ラズパイ3をDDNS・SoftEther専用に維持しようと考え始めている。
そうなると、ラズパイ4ではSamba、Rfriends3、Nextcloudが動けば良いので環境構築テスト中である。Bookwormで何か動かないならBullseyeだ!と思ったが、Bullseye+Rfriends3がauth1でエラーを吐いている。Radikoのエリア判定でコケているようだ。コケる理由が分からないので、改めてBookworm+X11+Rfriends3+Nextcloudで再構築しよう。

【今現在の不都合な状況】
今まで知らなかったことが新たにある。
・Waylandはネットワーク設定がよく分からないw
・WaylandのVNCは遅い
・Raspberry Pi Connectは遅く、SoftEtherみたくProxyを超えられない
・GUI版Ubuntuも試したがヘッドレス起動が分からないw
 →HDMIを繋いでないとGUIが立ち上がらずVNC出来なかった
  いきなりUSBSSDにインストールしたら認識しない。
  MicroSDにインストールしたら起動した。
  ヘッドレスGUI環境構築に学習時間が必要なので諦めた。
・ラズパイimagerでUSBHDDにインストールすると起動しない。
 →USBHDDは4096セクタを読めないようなエラーが出る
  USBSSDなら起動する
・HDMIセレクター経由だとラズパイHDMI画面が映らない
 →ラズパイ初回起動はモニター直接接続が必要
・弄りまわしていたらラズパイ4が電圧降下が頻発
 →3.5inchUSBHDDケースを使っていても出るので、ケーブル劣化かな?
・Pi-AppsからPalemoonが消えた。ラズパイも今後はFirefoxにしよう。
・起動したSSDは何度かSSDクローンを作ったのだが、rpi-cloneだとダメ、HDDもやっぱりダメ。SD Card CopierでSSDだとクローンが作成出来た。

【環境再構築第1ステップ完了】
OSサポート期限の関係で環境再構築は、なかなかに面倒だ。今回分かったのは、従来出来ていたことを何でもかんでも出来るようにするのは難しいので、何が出来たら完成か真に必要な機能・目的をハッキリさせるのが重要みたいだね。

0.HDMI切替器などを経由してラズパイ4を起動しようとしても画面が出なかった。
画面を見て初期設定したいなら、モニターにHDMI直結して起動だ。

1.ヘッドレスインストールのSSH有効
imagerでOSインストールSSDを作る時点のオプション設定で、SSHをONにする。

2.X11に切り替える
SSHでログインし、「sudo raspi-config」で入って、WaylandからX11に切り替えて再起動する。

3.VNCを有効にする
SSHでログインし、「sudo raspi-config」で入って、VNCを有効にする。
VNCをONにした状態でX11に切り替えてもVNCは何も映らないので、2,3のステップを順番にこなす必要がある。

4.headless resolutionのカスタマイズ:1366x768
まず「Raspberry Pi の設定」か「sudo raspi-config」でVNC解像度の変更(1280x720とか)を行う。それから以下編集を行う。
(そうしないと以下ファイルが生成されていない。)
sudo nano /etc/xdg/autostart/vnc_xrandr.desktop
最後の行の解像度をお好みで編集する。

[Desktop Entry]
Type=Application
Name=vnc_xrandr
Comment=Set resolution for VNC
NoDisplay=true
Exec=sh -c "if ! (xrandr | grep -q -w connected) ; then /usr/bin/xrandr --fb 1366x768 ; fi"

5.有線の固定IP
GUIでネットワークアイコン「有線接続 1」を設定
IPv4設定
Methodは手動
アドレスをAdd
アドレス:固定したいIP、ネットマスク:24、ゲートウェイ:ルータIP
DNSサーバ:8.8.8.8か8.8.4.4(どちらもGoogleのDNS)でOK

ファイル設定の場合↓
https://zenn.dev/technicarium/articles/9d3ee150a3cf04


6.日本語入力をインストール
sudo apt install fcitx5 fcitx5-mozc

7.日本語フォントをインストール
https://note.com/coderdojoseishin/n/n18cade0e500e
メニュー等々に使うフォントはこっちの方が綺麗。「IPAexゴシック Regular」が良いと思う。LXTerminalでは「IPAexゴシック Regular」のサイズ14が良いと思う。
$ sudo apt update
$ sudo apt -y install fonts-ipafont fonts-ipaexfont

8.GPartedインストール
$ sudo apt update
$ sudo apt install gparted

8.qTorrentインストール
add/remove softwareで「qbittorrent」を検索・インストール

9.rfriends3インストール
公式に則りインストール
https://rfriends.github.io/rfriends/distro/raspberrypi.html

cd  ~/
rm -rf rfriends_raspberrypi
git clone https://github.com/rfriends/rfriends_raspberrypi.git
cd rfriends_raspberrypi
sh rfriends_raspberrypi.sh
これで再起動しブラウザでアクセスするらいし。
http://192.168.X.XXX:8000

10.nextcloud

インストール方法
https://raspberrypi.mongonta.com/howto-install-nextcloud-raspberrypi-with-snap/

最低限という設定でいえばsnapdでインストールし自宅環境に合わせポート変更、DDNSで使うドメインを信頼するドメインとして追記するだけだ。

sudo apt update
sudo apt install snapd
sudo snap install nextcloud
sudo snap set nextcloud ports.http=8080 ports.https=8443 ← お好み

11.SD Card CopierでクローンSSD作成
SD Card CopierでMicroSD→USBSSDコピーが出来た。HDDはダメ、rpi-cloneもダメ。


やっとラズパイ4はBookworm+X11+Rfriends3+Nextcloudで動くようになった。この環境で動作テスト開始だ。安定したら大容量HDDを接続しよう。


【新ケース・アダプター】
まだまだラズパイ4環境移行完成には時間がかかりそうだが、安かったのでラズパイ4用のケース・電源セットを追加で買ってみた。ラズパイ4もファンレスは厳しいので、ファン搭載ケースを見てたら5.1V3Aアダプター付き980円だったのでポチってみた。在庫処分なんだろう。いずれにしろ、環境構築テスト中に電圧降下警告が出ていたので電源ケーブルは作り直しかなぁと思っていたので、電源もケースも交換してみるテストをやってみよう。

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