2025年5月30日金曜日

ラズパイ 52

2020年2月に買ったラズパイ4は、今までファンレスアルミケースを使っていたのだが、ファンレスは真夏に負荷かけたら無理だったのでアルミ針金でファンを固定して使っている。そんなラズパイ4がBookwormで概ね予想通りの動きをするようになったので、起動SSDをバックアップして更なる実用テストに進もう。

というところで、密林見てたら5.1V3Aアダプター・30mmファン・アクリル積層ケースというものが送料無料税込み980円wで売ってたので、ケースを新調してみることにした。
「Marstudy最新Raspberry Pi 4 ケース ラスベリー パイ 4 ケース+ 冷却ファン+ヒートシンク Raspberry Pi 4 Model B対応(Raspberry Pi 4 Model B 本体含まりません) (電源付き) 」
というものだ。アダプター単体や冷却ファン2個セットより安いんですけどw

早速組み上げてみた。ファンが五月蠅かったので3.3V駆動としたが、CPUは42~43℃で動いているから問題ないようだ。あとは、OAタップを使っているので 電源スイッチ用延長ケーブル?は使わなかったことと、ケースにスポンジの足を貼り付け、電源LEDが眩しいのでケース外側にテープを貼ったけど光漏れが少々うざいかな 。

書き忘れていたが、ラズパイ4の起動用2.5inchSSDは、USB2.0セルフパワー3.5inchHDDケースに入れ、USB2.0端子に接続し、OS起動させている。USB3.0端子は追々接続する大容量HDD用に空けてある。なお、ラズパイ4起動のUSB2.0とUSB3.0のOS起動等の差は体感できないので、私は手元に余っているUSB2.0セルフパワー3.5inchHDDケースをラズパイ4起動用に使ってます。バスパワーを喰わないので、ラズパイ電圧降下問題に悩む必要が無くなり、環境構築が捗りますよ。

【オマケ:ラズパイ4のLED,WIFI,BTをOFFる】
ここを見ながら設定したら、あっさり動作中のLEDが消えた。
https://akkiesoft.hatenablog.jp/entry/20240529/1716908552

sudo nano /boot/firmware/config.txt

一番下に以下を追加

# ACT・電源のLEDを切る
dtparam=act_led_trigger=none
dtparam=pwr_led_trigger=none
# EthernetポートのLEDを切る
dtparam=eth_led0=4
dtparam=eth_led1=4
# 無線の無効化
dtoverlay=disable-wifi
dtoverlay=disable-bt

2025年5月28日水曜日

ラズパイ 51

ラズパイ4環境再構築にあたり気付いたことをツラツラ書いていこう。

【Wayland】
ラズパイは常にRealVNCでデスクトップ操作をしている。BookwormになりLinuxデスクトップがWaylandに切り替わり、ReakVNCで繋がりはするものの反応がモッサリだ。Bookworm+X11で動作させていた時は従来と変わらずRealVNCもサクサクだったので、Waylandに慣れようという気持ちが萎えた。

【Raspberry Pi Connect】
そんなところにRaspberry Pi Connectというラズパイ用VNCがラズパイOS(Bookworm)に標準搭載されVPNもDDNSも無しにアクセス出来ると分かり試してみたが、これまた予想以上にモッサリだったので気持ちが萎えた。

やっぱり、ラズパイはX11+RealVNCを続投だなと改めて思った。

【環境再構築方針】
現在、ラズパイ4にSamba、Rfriends3、Nextcloud、DDNS、SoftEtherを背負わせようと思っている。BookwormでSoftEtherがうまく設定できずに困っているので、ラズパイ3をDDNS・SoftEther専用に維持しようと考え始めている。
そうなると、ラズパイ4ではSamba、Rfriends3、Nextcloudが動けば良いので環境構築テスト中である。Bookwormで何か動かないならBullseyeだ!と思ったが、Bullseye+Rfriends3がauth1でエラーを吐いている。Radikoのエリア判定でコケているようだ。コケる理由が分からないので、改めてBookworm+X11+Rfriends3+Nextcloudで再構築しよう。

【今現在の不都合な状況】
今まで知らなかったことが新たにある。
・Waylandはネットワーク設定がよく分からないw
・WaylandのVNCは遅い
・Raspberry Pi Connectは遅く、SoftEtherみたくProxyを超えられない
・GUI版Ubuntuも試したがヘッドレス起動が分からないw
 →HDMIを繋いでないとGUIが立ち上がらずVNC出来なかった
  いきなりUSBSSDにインストールしたら認識しない。
  MicroSDにインストールしたら起動した。
  ヘッドレスGUI環境構築に学習時間が必要なので諦めた。
・ラズパイimagerでUSBHDDにインストールすると起動しない。
 →USBHDDは4096セクタを読めないようなエラーが出る
  USBSSDなら起動する
・HDMIセレクター経由だとラズパイHDMI画面が映らない
 →ラズパイ初回起動はモニター直接接続が必要
・弄りまわしていたらラズパイ4が電圧降下が頻発
 →3.5inchUSBHDDケースを使っていても出るので、ケーブル劣化かな?
・Pi-AppsからPalemoonが消えた。ラズパイも今後はFirefoxにしよう。
・起動したSSDは何度かSSDクローンを作ったのだが、rpi-cloneだとダメ、HDDもやっぱりダメ。SD Card CopierでSSDだとクローンが作成出来た。

【環境再構築第1ステップ完了】
OSサポート期限の関係で環境再構築は、なかなかに面倒だ。今回分かったのは、従来出来ていたことを何でもかんでも出来るようにするのは難しいので、何が出来たら完成か真に必要な機能・目的をハッキリさせるのが重要みたいだね。

0.HDMI切替器などを経由してラズパイ4を起動しようとしても画面が出なかった。
画面を見て初期設定したいなら、モニターにHDMI直結して起動だ。

1.ヘッドレスインストールのSSH有効
imagerでOSインストールSSDを作る時点のオプション設定で、SSHをONにする。

2.X11に切り替える
SSHでログインし、「sudo raspi-config」で入って、WaylandからX11に切り替えて再起動する。

3.VNCを有効にする
SSHでログインし、「sudo raspi-config」で入って、VNCを有効にする。
VNCをONにした状態でX11に切り替えてもVNCは何も映らないので、2,3のステップを順番にこなす必要がある。

4.headless resolutionのカスタマイズ:1366x768
まず「Raspberry Pi の設定」か「sudo raspi-config」でVNC解像度の変更(1280x720とか)を行う。それから以下編集を行う。
(そうしないと以下ファイルが生成されていない。)
sudo nano /etc/xdg/autostart/vnc_xrandr.desktop
最後の行の解像度をお好みで編集する。

[Desktop Entry]
Type=Application
Name=vnc_xrandr
Comment=Set resolution for VNC
NoDisplay=true
Exec=sh -c "if ! (xrandr | grep -q -w connected) ; then /usr/bin/xrandr --fb 1366x768 ; fi"

5.有線の固定IP
GUIでネットワークアイコン「有線接続 1」を設定
IPv4設定
Methodは手動
アドレスをAdd
アドレス:固定したいIP、ネットマスク:24、ゲートウェイ:ルータIP
DNSサーバ:8.8.8.8か8.8.4.4(どちらもGoogleのDNS)でOK

ファイル設定の場合↓
https://zenn.dev/technicarium/articles/9d3ee150a3cf04


6.日本語入力をインストール
sudo apt install fcitx5 fcitx5-mozc

7.日本語フォントをインストール
https://note.com/coderdojoseishin/n/n18cade0e500e
メニュー等々に使うフォントはこっちの方が綺麗。「IPAexゴシック Regular」が良いと思う。LXTerminalでは「IPAexゴシック Regular」のサイズ14が良いと思う。
$ sudo apt update
$ sudo apt -y install fonts-ipafont fonts-ipaexfont

8.GPartedインストール
$ sudo apt update
$ sudo apt install gparted

8.qTorrentインストール
add/remove softwareで「qbittorrent」を検索・インストール

9.rfriends3インストール
公式に則りインストール
https://rfriends.github.io/rfriends/distro/raspberrypi.html

cd  ~/
rm -rf rfriends_raspberrypi
git clone https://github.com/rfriends/rfriends_raspberrypi.git
cd rfriends_raspberrypi
sh rfriends_raspberrypi.sh
これで再起動しブラウザでアクセスするらいし。
http://192.168.X.XXX:8000

10.nextcloud

インストール方法
https://raspberrypi.mongonta.com/howto-install-nextcloud-raspberrypi-with-snap/

最低限という設定でいえばsnapdでインストールし自宅環境に合わせポート変更、DDNSで使うドメインを信頼するドメインとして追記するだけだ。

sudo apt update
sudo apt install snapd
sudo snap install nextcloud
sudo snap set nextcloud ports.http=8080 ports.https=8443 ← お好み

11.SD Card CopierでクローンSSD作成
SD Card CopierでMicroSD→USBSSDコピーが出来た。HDDはダメ、rpi-cloneもダメ。


やっとラズパイ4はBookworm+X11+Rfriends3+Nextcloudで動くようになった。この環境で動作テスト開始だ。安定したら大容量HDDを接続しよう。


【新ケース・アダプター】
まだまだラズパイ4環境移行完成には時間がかかりそうだが、安かったのでラズパイ4用のケース・電源セットを追加で買ってみた。ラズパイ4もファンレスは厳しいので、ファン搭載ケースを見てたら5.1V3Aアダプター付き980円だったのでポチってみた。在庫処分なんだろう。いずれにしろ、環境構築テスト中に電圧降下警告が出ていたので電源ケーブルは作り直しかなぁと思っていたので、電源もケースも交換してみるテストをやってみよう。

2025年5月21日水曜日

PRS SE EG HSS その9

GOTOH LS105というサドルを注文した。レアなのかバックオーダーとなって2~3か月待ち...とか言いながら、注文から約2か月経った4月中旬に届いた。

PRSのシンクロもどきなブリッジは独自規格。6点支持シンクロだが、やってることは2点支持と同じくボディに対しフラットに浮かせてマウントする方式。そんな私がPRS用に選んだサドルはGOTOH LS105。
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/346117/

サドル単品に2万近く払う人も少ないだろうから、LS105を手に取る人は少ないと思う。なんか積極的に売ろうという気配が見えないので、そのうちディスコンになるんじゃないか。そもそもPRSブリッジに付けようなんて人は余計に少ないと思う。だが、私はPRSみたいにスムーズなアームにこそマッチするアイテムだと思う。

何はともあれGOTOH LS105。

PRS SE EGブリッジ拡大。


6弦サドルはオクターブチューニングの関係から一番後ろに下げたかったのでお尻側の角をやすりで落としてスプリングも排除した。これでオクターブチューニングが許容範囲になった。他の弦のサドルを削る必要がなかったけど、5弦もスプリング無し、他の弦もスプリングを短く切った。なので、GOTOH LS105はPRS SE EGブリッジにスリップインではなく、オクターブチューニングをしっかり出そうと思うとそれなりに加工が必要。PRS純正サドルはストラト用より1mmくらい短いようです。

サドル交換ついでに、シンクロトレモロ止めネジの高さ調整し、ナイフエッジ部に極圧潤滑スプレーグリスを吹いておいた。そして、チューニング安定感重視で、自作アーム・ストッパーを装着しダウン専用にした。とりあえず、純正サドルより大幅にチューニングが安定した。あとはナット側の問題だ。

弄ってて思ったのが、6弦でチューニングメーターの暴れが激しい。少しリアピックアップを下げたら暴れ具合がマシになった。6弦のオクターブチューニングを合わせようとすると、サドル位置を後ろに下げるが限界に達するので、代わりに弦高を下げてオクターブチューニングを合わせている。6弦側ナットもあと0.1mm下げたかったので、フレットファイルも購入してナットを削ってみた。買ったのは弦溝10-46用「HOSCO Luthiers Tools ナット溝切りヤスリ 3本組 エレキギター用 TL-NF3E」、多分一生ものだ。

最終的に弦交換し、ダダリオ09-46弦で1.50-1.75mmの弦高にした。チューニングの安定だが、ピックアップからの出音をチューニングメーターで見て暴れが許容範囲で上げてCDに合わせてギターを弾いてみたんだけど、巻弦の音が濁ってCDと同じ音にならない。なので更に1mmほどリアピックアップを下げたらCDと同じ濁りのない音が出た。おお!磁力の影響とは、こういう事か!と納得。
リアに使っているDuncan SH-5の磁力の影響が大きいようでした。セラミックマグネットのSH-5でコレなので、より磁力の強いアルニコ5マグネットのSH-14だと更に影響が大きいんじゃないかな...知らんけど。

結果的に今、リアピックアップの6弦フラットポールピース上面と弦上面をデジタルノギスで距離を測ったら6.3mm、1弦では3.6mmだった。
デジタルノギスで測った6弦の太さは1.1mm、1弦の太さは0.1mm。つまり、6弦下面とピックアップ上面でクリアランスが5mmくらい必要らしい。パワフル感重視で3~4mmとかじゃ和音に濁りが出るようです。多分、巻き弦の方が磁力の影響を受けるので、まずは6弦側のピックアップ高さを決め、それに合わせて1弦側を高さ調整するのが良さそうだ。
弦2本の和音が濁るとCDのような音にならないので、結構ピックアップを下げたセッティングになったが、これで思った通りの音が出るようになった。

思った通りの音が出ないと、違和感が思考を鈍らせ演奏が疎かになりミスが増えます。ギターが弾きにくいと感じるのは、ギターセッティングが悪く、そのギターの持つスイートスポットに到達していない状態なのだろう。フィンガリングがやりずらいのは弦高調整、音程感の違和感はピックアップ高さ調整・オクターブ調整が重要ですね。